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ワシントンDCの法輪功修煉者、オリンピック開催を理由に法輪功修煉者への迫害を強める中共に抗議(写真)

(明慧日本)2008年3月18日昼、ワシントンDC の数十人の法輪功修煉者たちは在米中国大使館前で抗議集会を開いた。中国共産党がオリンピックを直前にして、「中央政法委員会」の名で秘密文書を発行し、多数の法輪功修煉者を不法に捜査、尾行、逮捕し、迫害により多数の死者が出ていることに強く抗議した。





ワシントンDCの法輪功修煉者は中国大使館前で集会を開いて抗議した

 集会で、北バージニア州のソフトウエアエンジニアの賀さんは、「北京オリンピックの開催は現在、中共の法輪功に対する迫害の最大の理由になっている。これはオリンピックの精神を汚し、オリンピックの歴史に汚点を残すことになる。中共が企画している『政治運動』式のオリンピックは、中国人民が期待している平和のシンボルとしてのオリンピックとは程遠く、全く違うものである。我々は世界各国と地域の善良な人々に呼びかけ、中共の真の姿を世界中に暴露し、これまでの中共の数え切れない人権迫害の事実を暴き、人々に中共は何者かを暴き出し、皆で中共の暴力を停止させよう」と語った。

 中共のオリンピックの特色は何かという質問に対して、米国NASAエンジニアの黄博士は、「現在、中共が委任している北京オリンピック主席の劉淇と副主席の陳至立は、海外で告訴されている数々の人権迫害の悪質な記録を持つ重大な罪を犯した犯罪者であり、中共は法輪功を迫害した罪人にオリンピック主催権を委託している。これはオリンピックが人権犯罪者に拉致されたことになる」と述べた。

 2002年、当時北京市の市長だった劉淇はアメリカのソルトレイク冬季オリンピックに向かう途中、サンフランシスコ空港でアメリカ裁判所に告訴された書類を手渡され、拷問、酷刑、非人道的虐待、罪のない人に対する監禁、反人権、及び宗教と信仰の自由への侵害などの罪で告訴された。

 2003年6月11日、連邦地方裁判所は「劉淇の罪は確定しており、外交免除権は適用できない」と報告書をまとめ、上級の連邦地方裁判官に送り、審議を求めた。そして2004年12月8日、連邦地方裁判所のウィルキン(Wilkin)判事は報告を審議の上、劉淇の罪を確定している。

 この事件を受けて、劉淇はアメリカ本土へ入国できなくなっている。劉淇は一旦アメリカに入国すると、拷問、酷刑、非人道的虐待、人道に反する罪などに問われ、法律で定められた手順で裁かれることになる。

 陳至立は、カナダとアフリカのタンザニアで告訴されている。陳至立は中共の教育大臣の職に就いた時、全国の教育システムの機能を使用して、多くの教師、学生、教職員の法輪功修煉者を迫害するように直接指示を下し、洗脳センターに入れて迫害をし、大勢の死者を出している。20006年2月7日、カナダの5人の法輪功修煉者たちはブリティッシュ・コロンビア州の最高裁に、人権犯罪者の陳至立を拷問、酷刑、非人道的虐待、人道に反する罪などで告訴し、当時中共の国務委員の身分でカナダを訪問した際、書類を手渡した。これは、陳至立が2004年7月19日、タンザニアで「中国教育システムにおける法輪功修煉者に対する拷問、酷刑、非人道的虐待の罪」で告訴されてから、もう一つの告訴事件となった。

 今回の集会で、法輪功修煉者たちは国際社会に対して、彼らのような、北京オリンピック組織委員会のメンバーの数々の卑劣な人権迫害の記録を調べ、オリンピックを名目にして中共が新たに強めている法輪功に対する迫害を停止させるよう呼びかけた。

 2008年3月19日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/19/174708.html