日本明慧
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自我を放下する

(明慧日本)私はかつて、とても大きな遠回りをしました。でも歩いて帰ってくる途中で、「自我に執着すること」が向上にとって最大の障害だと気付きました。自我に執着することこそ、私がかつて遠回りした根本的な原因でした。言い換えると、あまりにも自分を気にかけすぎていました。実のところ、遠回りをしたその根源は「自分」にありました。

 それから私はずっと、「自分のすべてに気をかけないように」と絶えず自分に警告してきました。自分の心が衝撃を受けた時も、やはり自分の過ちを責めとがめ、自分の時間を遅らせすぎていることに苦しみました。修煉者たちとの境界があまりに遠い時も、心の中が非常に苦しい時も、私は絶えず自分に「自分を気にかけないように、自分のすべてを気にかけないように」と言い聞かせました。私が存在する本当の目的は他の生命がもっと良い存在になるためです。今も、未来も。ですから私が修煉するのも、他の生命のためにもっと良い存在になるためなのです。私はこのような生命になるのです。正法の時期は世人を救っています。未来の私がどんな境界にいても、その境界の中の生命を更に繁栄させるための存在だということに変わりはないのです。次第に、私はある感覚を体得しました。なんだ! 自分のすべてはそんなに重要ではなかったのだ。私が思うに、これが「無我」なのかもしれません。

  2008年3月22日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/3/20/174591.html