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AP通信:「マレーシアは中共政権に屈服し、神韻芸術祭を取消した」

(明慧日本)AP通信は3月24日に掲載された文章において、マレーシア政府は中共政権の圧力により、神韻芸術祭によるマレーシアでの上演予定を強制キャンセルしたことを報道した。

 文章によると、およそ20人のチケットを購入した観客らは3月24日に、マレーシア文化、芸術及び文物部の外で抗議を行った。

 あるマレーシア文化部官員の話では、文化部は中国大使館から、芸術祭が法輪功の支持者である新唐人テレビ局の主催によるものだといった苦情を受け、神韻芸術祭を取消したという。

 この名前を言いたくない官員は、「実際は、芸術祭は重要なものではない。しかし、我々はこれがもたらす影響を恐れている。我々は中国と良い関係を維持しないといけないので、これは非常に重要なものである」と言った。

 新唐人テレビ局芸術祭準備委員会の代表者・黄美儀氏はマレーシア政府の決定を非難した。彼女によると、公演の中に芸術の形式を以って、法輪功修煉者が迫害を受けていることを表現した演目があるが、これは何の問題もないと話した。黄氏は法輪功に関わるかどうかにかかわりなく、全てが合法的なものであり、彼らは妨害する権利がないと強調した。

 さらに、文章は、 法輪功はマレーシアにおいて合法的なものであり、当地に法輪功修煉者もいるという。

 元々3月22日と23日に上演する予定があった神韻芸術祭は、オーストラリア、カナダ、中国、ドイツ、アメリカ及びほかの国で行われる。公演の特徴は、中国における異なる王朝及び民族の舞踊と伝説を演じるものである。

 黄氏によると、企画した2回の公演には、すでに2000枚の切符が販売された。キャンセルされたことにより、主催側は31,800ドルの損失を被った。また、返金された観客の中には、オーストラリア、香港、インド、インドネシア、日本とシンガポールからの観客らは、既に遠路遥はるばるクアラルンプールに到着したという。

 今年62歳になったオーストラリア人・ローレンス・コンさんは、自分はマレーシアの親戚に20枚の切符を購入したという。彼は「私はとてもがっかりしました。マレーシアは民主主義の国家であるのに。マレーシア政府は中共政権に頭を下げたのは、恥辱にほかならない」と言った。

 2008年3月30日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/27/175268.html
(英語: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/3/30/95908.html