日本明慧
■印刷版   

北京市:法輪功修煉者・牛進平さん夫婦が再び強制連行された

(明慧日本)2008年4月20日午後5時前後、北京市朝陽区の法輪功修煉者・牛進平さんと妻の張連英さんは4歳の子供と一緒の買い物帰り、自宅マンション下で数人の私服警官に強制連行された。その後、十数人の警官が合法的な手続きもなく強制的に牛さんの自宅に侵入し、牛さん所有のパソコンと外付けのハードディスク、MP4、大法関係の書籍などを奪って行った。

 目撃者の証言によると、牛さん夫婦を強制連行した際に、私服警官が暴力を振るい、怪我を負わせた。しかも、警官の態度が悪く、4歳の子供をひどく泣かせた。子供は現在78歳の高齢の祖母に預けられている。

 今回の強制連行は、北京市及び各地区の警察や「610弁公室」の参与があると見られている。(具体的な連絡先は中国語サイトをご参照)

 当サイトの調査によれば、牛さん夫婦と長女はともに法輪大法の修煉者である。1999年7月20日以降、信仰を堅持し、大法のために真実を伝えたため、7年にわたり中国共産党から想像を絶する迫害を受けていた。

 牛さんは元北京某鋼鉄会社の社員で、1999年10月に強制的に精神病院に入れられたこともあり、その際に不明の薬物が注射された。牛さんの精神状態は正常であるという医師の助けで、やっと最後に釈放された。

 張連英さんは会計士で、元大手企業の部長職を勤め、人望も厚く、仕事もできるエリートであった。しかし、何度も強制連行され、2度にわたり不法に労働教養処分を言い渡された。特に2回目の労働教養は2005年6月14日から始まった。当時、まだ乳離れしていない子供のいた張さんの自宅に、十数人の警官が侵入して張さんを強制連行し、2年半の労働教養を言い渡した。

 労働教養中にも張さんはさまざまな虐待をされていた。

 1.殴打により頭部に重傷

 2.全身を縛られ、長時間にわたり睡眠、排泄、生理期間中のシャワーの使用などの権利の剥奪

 3.侮辱されるなどの精神的な虐待

 4.面会、通信や電話などの権利の剥奪(娘も長期にわたり母親と会うことができず、精神的に大きなダメージを負った)

 5.警察は灌食の費用の名目で家族から数千元を強要

 などが挙げられる。

 残忍な迫害は取り調べの際にもあった。取調べの後、張さんの頭部や顔には長さ3センチぐらいの傷跡が多数でき、その後に傷跡が変形、変色した。また、足にも針のようなものを刺された跡が残っており、腰さえも曲げることができなくなり、自ら動くことも難しく、精神状態も不安定になったという。労働教養中に9度にわたり意識不明になり、脳内出血も見られ、危篤状態に陥っていた。

 牛さんは告訴も陳情もできない状況で、2006年5月21日、EU議会副主席のスコット氏(Edward McMillan-Scott)を通して、妻の張さんに対する迫害の真実を国際社会に伝えた。そこで、牛さんも警察に監視されるようになった。

 張さんは2007年12月13日、やっと釈放され、自宅に戻ることができた。北京女子労働教養所はこれまでの迫害を隠すため、釈放までの一週間は迫害の程度を弱めたようだが、それでも、自宅に戻った張さんは極端に痩せており、体中に傷跡が残されていた。

 2008年4月27日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/4/24/177123.html