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神韻芸術団 オペラの発祥地ミラノで公演(写真)

(明慧日本) ルーマニアでの巡演を終え、神韻芸術団がイタリアに到来。ミラノで初演が行われた。オペラの発祥地での観客は、4人の歌唱者に喝采を贈り、後半最初の舞台『迎春花咲く』が特に好まれ、大喝采となった。

 4月15日午後11時半にアリアンズ劇場(Allianz Teatro)での初演が終了。時間が遅かったにも拘わらず、ほとんどの観客はすぐに席を離れず、立ち上がっての拍手喝采をもう一度贈った。
神韻芸術団の公演を楽しむ観衆
公演を楽しむ観衆


 中国からのテノール歌手:最も純真で真・善・美を備える神韻芸術団の公演

 公演終了後、中国大陸から来たテノール歌手の宋凌崎氏は、舞台で歌った関貴敏氏と一緒の写真を撮らせて欲しいと楽屋裏にやってきた。4人の歌唱者がそれぞれ終わるごとに、実によく通る声で「素晴らしい。とても素晴らしい。最高に素晴らしい」と連発していた。
テノール歌手の宋凌崎氏は、4人の歌手に対して「素晴らしい。とても素晴らしい。最高に素晴らしい」と連発。


 宋氏は次のように語ってくれた。「神韻芸術団は心を浄化してくれます。最も純真で真・善・美を備え、心の奥の琴線に触れるものです。1970年代初頭から関氏のファンでした。その後、関氏は自分の思考と独自性を備えた人であることを見いだしました。悪いことと良いことの違いが分かる人です」。

 宋氏は、神韻芸術団による舞踊は言語に優ると思うと語り、次のように付け加えた。「舞踊は言語です。人間の言葉には限界があります。言葉で言い表せないものを、体の動作で伝えることができます」。

 中国大陸からの移民:真実と美しさを堪能

 1年前に中国からイタリアに移民した於さん(Ms. Yu)は、素晴らしい公演だったと語った。「中国文化を演出した公演だと思います。舞踊全てが良かったですが、特に、若者が寺で眠り、善には善の、悪には悪の報いがあることを諭される話(『善念が佛縁を結ぶ』)が好きでした。それから小さい女の子が出てくる話(『覚醒(目覚めの力)』)にも感心しました。法輪功の迫害についての舞台ですが、本当の話です。中国で口にする人はいませんが、ここでは違います。イタリアに1年半住んでいますが、迫害について多く耳にしました。中国で耳にすることとは全く違います。神韻芸術団の真実と美しさを堪能しました」。

 周りの観客が大喝采を送っているのを見て、隣の西洋人に公演の感想を聞いたところ、「素晴らしい! 最高だ!」という答えが返ってきたとのこと。於さんは中国にいる家族が、いつか公演を見る機会に恵まれることを希望している。

 ミラノの元銀行員:中国文化は中国だけでなく人類全てのもの

 公演後、初老の夫婦が喜びに満ちた様子で会場から出てきた。記者が公演の感想を尋ねたところ、奥さんのエレアナ・アンギウリ(Eleana Angiuli)さんは「最高ね!」を3度も繰り返した。

元銀行員のご主人のピエルイギ・ロメリオ(Pierluigi Romerio)さんと奥さんのエレアナ・アンギウリ(Eleana Angiuli)さん

 アンギウリさんは、退職前はジャーナリストだった。ご主人のピエルイギ・ロメリオ(Pierluigi Romerio)さんは退職前は銀行員だった。中国文化に特に感心を寄せている。エレアナさんは舞台から伝わる内涵が好きだったと語ってくれた。「中国の別の側面を見ることができました。暴力と邪悪だけではないのですね。話の裏が理解できます」。

 「プログラムの背後にある思想が好きです。新たな発見でした。新たな観点から中国を見ました」と、ロメリオさんも同様の感想だった。

 中国文化に触れたロメリオさんは、次のように語った。「中国の伝統文化は破壊されましたが、幸運にも神韻芸術団が救ってくれました。中国数千年の歴史は忘れ去られていますが、本当は忘れ去られるべきではないのです。中国文化は中国人のものだけでなく人類全ての文化遺産です」。

 多国籍企業のマネージャー:詩的な舞台

 ニーナ・フンク(Nina Funk)さんは多国籍企業のマネージャー。スカラ座で別の公演を見た時、神韻芸術団のパンフレットを受け取り、インターネットでチケットを予約した。

 休憩時間にフンクさんは流暢な英語で語ってくれた。「とても素晴らしい公演でした。特に太鼓がパワフルで美しかったです。踊り手は一人ひとり優れていて、奇跡を目の当たりにしたようでした。車輪の上を滑っているかのように踊る女性ダンサーは見事でした」。

 中国の伝統文化については、「素晴らしいです。先週スカラ座で見た地中海文化の公演と比べて、今夜の舞台は全く違いました」と語ってくれた。

 企業マネージャーのフランコ(Franco)さんは、「堪能しました。特に舞踊では右に出るものはないでしょう。高尚でエレガントな公演でした。是非見逃さないように友人全てに教えるつもりです」と語った。

 退職した元ファッションデザイン教師のロッシ(Rossi)さんは、次のように語った。「目を見張る舞台。卓越したパフォーマンス、美しい衣装、エレガントな音楽、素晴らしい演技者、本当に素晴らしい。言葉で表わせません。衣服デザインのプロにとって、夢のような衣装でした」

 2度目の公演は同劇場で4月16日に行われた。その後ヨーロッパ最後の巡演先ミュンヘンに向かう。

 2008年5月5日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/4/16/176631.html
(英語: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/4/22/96624.html