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豪州華人:神韻のアイディアは大陸ではあり得ない(写真)

(明慧日本)2008年4月15日午後、のどかな日の光に満ちたオーストラリア・アデレードのフェスティバル・シアターで神韻ニューヨーク芸術団は公演を行った。ひとしきり、またひとしきりの拍手が激しくなり響き、拍手の音は華人観衆の中華文化に対する限りない感慨と思慕を巻き起こした。

 新移民:神韻のアイディアは大陸ではあり得ない

 3カ月前に中国からオーストラリアに移住してきた李氏は、妻と子供を連れて神韻の公演を鑑賞に来た。神韻のアイディアは大陸ではあり得ず、演目の編成が良く、中国人にはもちろんのこと、西洋人にも分かりやすいと李氏は言う。

李氏一家は4月15日午後神韻の公演を鑑賞した

 李氏は芸術、特に民族音楽に夢中になっている。李氏は、「特に唐舞の『常娥、月に奔る』等は、編成によってストーリーが比較的分かりやすく、だれが見ても分かります」と述べた。

 李氏は特に舞踊劇『仙女踏波』のアディアが好きで、「国内にもいくつか『水袖』の舞踊がありますが、しかし神韻のような舞踊の編成のアイディアはありません。とにかく、音響効果や演出の全体が良かったです」と言う。

 子供は『頂碗舞』で使ったコッブや碗は本物か偽物かと聞いていた。実は、李氏は父親の代から長い間モンゴルに住んでいたので、自分はモンゴル族の舞踊を熟知していた。李氏は事細かに解説し始めた。「このコップや碗は本物です。頭の上に置いているので、くっついているように見えるがそうではない。役者が肩を動かすのは至難の技です。肩が動いても、その碗は落ちることなく、最後に横たわった瞬間でも、その碗は額の上から落ちることはない、これは非常に難しい技です」と説明した。

 李氏は、今の中国の音楽は芸術を広めるのではなく、金を儲けることを目的にしていると感じており、西側諸国で中国文化を発揚することはとても良いことだと思っている。李氏は「このような唐舞踊を私の子供はこれまで見たことがありません。子供に見せ、中国の古典を知ってもらいます。いくつかのストーリーや古典ものを子供たちは知識として知っていても、見たことはありません。このような音楽を聞いたこともありません。ですから、私はこの公演がとても良いと思うところは、子供に少しでも視野を広げてもらい、子供が成長したときに、外国人から中国の音楽のことを聞かれたときに、少なくとも笙、管、笛、簫ぐらいは答えられるでしょう」と語った。

 オーストラリア華僑:神韻が貴いのはすべてオリジナルなプログラムにある

 一緒に神韻の公演を鑑賞にきた、ト氏夫妻と友人のジャ氏は、公演終了後に神韻に対する好感を表した。

 ト氏は神韻が貴いのはすべてオリジナルなプログラムにあると言い、「中国人はすでに、中国共産党がひとまとまりの功績や人徳をむやみにほめたたえ、すべて紋切り型の歌曲にもう飽き飽きしている」という。

 ト氏は、演出はとても人を引きつけたと表し、今、中国ではすでに神韻のような中国伝統文化の演出を見ることができなくなっている。このような公演は、大切にするべきだと話した。また「この神伝文化は中国でなかなか見ることができず、私たちは中国のものを、今やここまで見に来るしかありません」と感慨深げに話した。

 2008年5月6日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/4/17/176679.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/4/19/96547.html