日本明慧
■印刷版   

法を正す修煉に対する認識


 文/中国大陸大法弟子

(明慧日本)法を正す修煉とは一体何でしょうか。個人の理解ですが、それは師父が法を正される中で修煉することであり、弟子としては、修煉の目的は他ならぬ師を手伝って、法を正すことです。

 それでは、如何にして師を手伝い、法を正すことをやり遂げるのでしょうか。先ず自分自身が法を正すことを妨害してはいけません。そのためにはすべての人心を取りのぞかなければなりません(宇宙の特性に同化する)。人心の存在はつまり大法に同化しない要素であり、それは必ず法を正すことを妨害し、邪悪を助長することになり、「迫害の中で、邪悪を手伝っています」(『棒喝』)。人心の存在は他の生命が大法に同化することをも邪魔し、マイナスの作用を果たしているのです。そのため、心を修めることが肝心なことであり、師を手伝い、法を正すことの基礎であり鍵なのです。我々は師を手伝い、法を正すために心を修めるのであり、別に個人が円満成就するために心を修めるのではありません。このこともよく気をつけたいものです。

 師を手伝い、法を正すことをやり遂げるためには、我々が自ら進んで師父の要求を圓容しなければなりません。その表現は正に「手伝う」ところにあります。つまり真相を伝え、正念を発することを良く行わなければなりません。この二つのことを良く行うのも心を修める証であり、自ら進んで大法を実証し、「做すところ到るは是れ修」(『洪吟』<実修>)と言うことの現れです。法を学び、煉功することが「修」なら、真相を伝え、正念を発することは「煉」であり、師父の按排された下で自分を磨き、高めることであり、その結果は必然的に他人のためにと言う最高の境地に達することが出来る、即ち、大法に同化することができるのです。それは別にいわゆる旧勢力の按排した魔難の中で修煉するのではありません。それらの按排したもとでなら、いくら向上しても私(し)のためにと言う本性を変えることは出来ず、それはやはり旧宇宙の理の支配下にあり、成住壊滅の中で徘徊するしかないのです。

 旧勢力の按排は法を正すことに対する深刻な妨害と破壊であり、それは衆生を壊滅することであるため、徹底的に否定しなければなりません。大法弟子はこの問題を理性的に認識すべきです。こういう意味では、「師を手伝う」ことの中には法を正すことが妨害されたとき、必然的に正念でそれを根絶し、法を正す要求を圓容しなければならないと言う意味が含まれています。

 またもう一つ注意しなければならないことがありますが、それは法の学習と煉功(目的は師を手伝い、法を正すこと)を良く行わなければ、他の二つのことも自ずと順調にはならず(ここに修煉者の人心がもたらした妨害と旧勢力がわざと修煉者の人心の隙につけ込んで現れた妨害がある)、「ただ表面的に行う」ことになりやすく、旧勢力にも隙につけ込まれやすいのです。そんなことのないように、大法弟子はことあるたびにまず内に向けて探究しなければならず、人心を取り除いてはじめて、法を正すことを妨害せず、更に強大な正念で更に多くの衆生を救い済度することが出来、そして旧勢力の按排を否定し、正念で邪悪を取り除くことができるのです。だから「内に向けて探す」事は法を正す修煉の基本的なものであり、向上の道程で、大法に同化する方法です。ここの「内」はつまり大法と法を正すことの要求であり、即ち法を正す修煉の立場に立って「内に向けて探す」のであり、師父のいわれた「法に基づいて法を認識する」ことであると私は思います。

 考えを正に帰すと、環境も必ず正に帰し、それに対して、考えが不正だと環境も正にはなりません。迫害は自動的に中止になるわけはありません。「それらはほかでもなく邪であり、悪で、悪いものです。」(『各地での説法 五』<2005年カナダ法会での説法>)だから大法弟子は常に周りの環境の表現から自分の修煉を反省し、自己を良く修め、環境を変え、正念で環境を切り開き、法を正す修煉の中で自分なりの圓容不滅な神へ向かう道を歩まなければなりません。

 もう一つ人心に対する認識ですが、実は人心は皆「自己」「自我」から生じるのであり、正念は皆大法から生じるのです。私はいつも自分の歓喜心や闘争心が表れてきた時、もう大法とかけ離れてしまい、自分のことを根のない生命のように感じています。大法がなければ、自分を含むすべてもないものです。だから、大法を大事にすることこそ、本当に自分を大事にすることなのです。

 以上は法を正す修煉に対するちょっとした認識ですが、皆で共に向上し、更によく師を手伝い、法を正す使命を全うできるように、同修の皆さんと切磋琢磨したいのです。

 不当なところがありましたら、慈悲なるご指摘をお願いします。

 2008年5月8日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/4/28/177370.html