日本明慧
■印刷版   

国連は中共に対して移植用臓器がどこから来たのか資料の提示を求めた(写真)

(明慧日本)2人の国連専門特派員が、中国共産党の法輪功修煉者に対する生体臓器狩りに関する告発を再び強調し、国連は二つの問題に関して中国政府に全面的な釈明を求めたことを明らかにした。その一つは、法輪功修煉者の身体から臓器を摘出している告発。もう一つは、2000年から中国が提供しているドナー(移植用臓器のこと)が急に増えたことに対する釈明、すなわち臓器提供者に関する詳しい資料を求めた。国連特使が指摘したのは、ちょうど2000年〜2005年の間、法輪功が中国で最も残虐な迫害を受けている時期と中国が国際市場に提供した移植用臓器が最も増加した時期が一致していることをどう説明するのか? 中国でドナーが急に増えた理由をどう説明するのか? 法輪功修煉者に対する生体臓器狩りの告発をどう釈明するかという問題である。
国連人権委員会拷問問題調査官のマンフレッド・ノーワック氏は2005年末中国で初めて拷問問題の現地調査を行った。法輪功修煉者に関する拷問案件は国連の中国全部の報告案件の66%を占めているという。


 国連宗教信仰自由部門の特派員のアスマ・ジャハジル氏と国連人権委員会拷問問題調査官のマンフレッド・ノーワック氏は以上の二つの問題を指摘し、2008年度の報告書に書き込むように要求し、国連の人権議会に提出した。彼はこの問題に関して引き続き中国政府と交渉する意向を示した。

 2人の専門特派員と国連人口問題特派員のシグマ・コダイさんはこの問題に関して、2006年8月11日に初めて中国と交渉した人たちである。人権問題専門家や人権団体、「法輪功人権組織」などの調査によると、国連の専門特派員は中国の臓器提供者に関して大いに疑問を持ち、この問題を重視している。ドナーの情報が不透明であることと中国で臓器移植患者が急に増えた時期が、法輪功修煉者に対する迫害が最も酷い時期が非常に一致していることから、誰もが臓器提供と法輪功修煉者に対する生体臓器狩りの関連を疑うのである。

 中国政府は2006年11月26日、「絶対ない」と生体臓器狩りを全面的に否認しているが、その時も専門特派員が指摘した問題点に答えることができなかった。ジャハジル氏とノーワック氏は2007年1月25日に再び中国政府に対して、重要なポイントにはっきり答えるように訴えたがまだ回答はないままである。

 法輪功人権組織(www.falunhr.org)はネットで国連専門特派員がこの問題に対して中国政府と交渉した内容を公開している

 http://www.falunhr.org/index.php?option=content&task=view&id=1693&Itemid=0)

 (2007年と2008年度の国連専門特派員調査報告書に関連内容が書き込まれている)。通常は毎年国連の春季会議期間中に人権議会に提出する。

 引き続き臓器摘出証人の曹東さんのために呼び掛ける

 2008年の年度報告書が今までと違うところは、ジャハジル氏、ノーワック氏及び国連任意拘束ワーキンググループと共に法輪功修煉者の臓器が摘出されたことの直接証人である曹東さんのために呼び掛けた。2006年5月21日、曹東さんがヨーロッパ議会副議長のエドワード・マクミラン-スコット氏と北京で面会し、エドワードさんに法輪功修煉者が生体臓器狩りに遭ったことを証言した。しかし、会見後に中国共産党当局は曹東さんを拘束した。ある報道によると、曹東さんは「違法に取材を受けた」罪で懲役5年の不法判決を受けたと報道されている。

 法輪功人権組織(www.falunhr.org)は世界各国政府とマスコミに国連専門特派員が中国で発見した生体臓器狩りの関連情報に注目して、このような非人道的な犯罪行為に直面するように呼びかけている。

 法輪功人権組織組織(www.falunhr.org)とは

 2001年から、法輪功人権組織(www.falunhr.org)は中国の人権迫害に注目し、持続的、積極的に法輪功修煉者に対する人権迫害の案件を情報収集してきた。この数年間、法輪功人権組織は国連、世界各国政府、人権団体へトータルで1万部以上の案件を報告している。

 法輪功人権組織がまとめた情報は国連の公式な報告の中にも書き込まれている。こうした情報が国連専門特派員、人権専門家、記者などが中国で現地調査するときに重要な参考資料になっている。

 国連が調査した中国政府の法輪功修煉者に対する迫害の報告書は次のHPサイトからダウンロードできる。

 http://www.falunhr.org/index.php?option=content&task=category&id=111§ionid=8&Itemid=

 法輪功人権組織はその他にもさまざまな人権会議に参加し、集会と記者会見などを開き、民衆が中国政府の法輪功に対する迫害を知るように呼びかけている。

 (法輪功人権組織提供)

 2008年5月8日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/5/7/177990.html