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黒竜江省ジャムス市:法輪功修煉者は迫害され、家族は金銭をゆすられた

(明慧ネット)2007年12月6日、黒竜江省ジャムス(佳木斯)市の法輪功修煉者・宮平さんは近郊で大法の真相資料を配布した際警官に連行され、ジャムス市四豊山派出所に一晩拘禁された。その後、また近郊の永紅公安支局からジャムス留置場に送られ迫害を受けた。

 宮平さんが不法拘禁されている期間中、食事に出されたのはカビの生えた黒いとうもろこしの粉で作られた蒸しパンと野菜の葉が数切れ入った、しかも根まで入った油気のない黒ずんだスープのみだった。毎日海外に輸出する爪楊枝の包装、トイレや床の掃除、皿洗いなどをさせられた。拘禁中に入金したお金の残高がまだ数十元残っているにもかかわらず、返金してもらっていない。

 12月中旬、宮さんは再びジャムス労働教養所に不法に送られ、引き続き迫害を受けることになった。教養所に着いた翌日、中隊長・劉亜東は宮さんに用意しておいた五つの保証書類に署名するよう強要した。宮さんが拒むと数人が飛びつき無理やり署名させようとした。警官・孫慧はペンで宮さんの手を刺し出血させた。企みが失敗に終わると、警官は、今度は妊娠中の他の警官を宮さんの後ろに立たせ、彼女に署名をさせようと企んだ。

 宮さんが教養所に監禁されている期間中、出されたのは数切れの野菜の葉あるいは大根の千切りが入った、油気のないスープとカビの生えた黒い蒸しパンだった。トイレに行く時間も制限され、勝手に行くことは許されず、行くときも他の受刑者の監視を受けていた。話をするのも、目を閉じることも、座禅を組むことも許されなかった。部屋の中はとても寒く、布団も薄っぺらなものしか提供されないが、それさえも180元で購入しなければならない。毎日テレビで共産党の邪悪なものを見せられるのが日課で、朝は体操に出ななければならなかった。

 宮さんの家族は焦ってあらゆる方法を尽くしたが、警官は面会を許してくれなかった。母親は心臓に持病があり、脳の腫瘍をとる大手術も受けていた。娘のことで打撃を受けた母親は夜も眠れずついには心臓病が再発した。70歳を超えた姑は両脚がひどく曲がっていて、歩くときは杖を離せない状況だった。舅は90歳を越えた高齢で、彼にも持病があった。宮さんの子供は学校に通う年齢だが、誰も面倒を見てくれる人がいない上、毎日母親のことを思っては涙を流す日々を過ごしていた。早く釈放してもらい家族の苦労を減らすために、家族はやむを得ずお金を使って救い出そうとした。あらゆるコネを使ってはお金を使い、警察には一度に一万元を渡したこともあるという。それでも教養所側は釈放する気配は見せず、仕方なくまた3千元を渡し、やっとのことで釈放が許された。結局家族は2万元もゆすられ、やっと宮さんを救い出した。 

 2008年5月9日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/5/5/177829.html