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神韻芸術祭:神州(中国)人の見た感動の数々(上)

(明慧日本)2008年5月7日、米国神韻芸術団の全世界ツアー公演がカナダのエドモントンで成功裡に幕を閉じた。公演が終了すると、エドモントンの観客たちは席から立ち上がり長い拍手を送った。米国ニューヨーク神韻芸術団は2007年12月18日、ニューヨークで初演を開催してから5カ月間をかけ北米、欧州、豪州、台湾、日本、韓国など66カ所の主要都市で215公演を行い、2008年度の全世界ツアー公演を終了した。

米国神韻芸術団全世界ツアー公演がカナダのエドモントンで最終公演が無事終了

 中華文化の復興を担い、失われた「純真、純美、純善」と人間の尊厳と忠誠を再び蘇ることを主旨とした『神韻』公演は全世界の各人種、各民族の観衆、及び社会各界、政府要人、一般の民衆から数々の賛美を受け、年配から幼い子供まで幅広く観賞に訪れた人々の心に深く残り、今までにない大きな反響を呼び起こした。

 この数カ月間、各国の一流の劇場、例えばニューヨークのラジオシティ・ミュージックホール、ビクトリアン・アートセンター、メルボルン・コンサートホール、ミュンヘンのプリンツレーゲンテンシアター(Prinzregententheater)などの著名で優雅な劇場で多くの観客から多大な賛美と熱い拍手が送られ、数々の感動の物語を作り上げた。

 観客の中で、東洋人の顔も少なくない。彼らの中に『神韻』を観賞するために海外に来た人もいれば、海を渡り、山を越え遥々数千キロ離れた所からやってきた人もいた。自分が観賞した後、その感動を親戚、知り合い、友人と共に共有したいとの思いで再び会場を訪れた人も少なくない。以下は中国人、中国系の人々が『神韻』を観賞した後の感動を集めたものである。

 『神韻』を心で感じ、感動した

 2008年4月27日、ニューヨーク神韻芸術団はバンクーバーで3回目の公演を行った。今回も前の2回の公演と同様にたくさんの中国本土からの移民を惹きつけた。リッチモンド (ブリティッシュコロンビア州)から駆けつけた賀風ランさんはその中の一人である。彼女は去年に続いて今年も2年連続で神韻を見にきた。賀風ランさんは「演技者たちに心より感謝したいです。こんなに素晴らしい公演を用意していただき本当にありがとうございました。私には今の気持ちを表現できる良い言葉が見つかりません。去年と同様に今年も涙が出てしまいました。舞踊も歌曲も全部好きです。私は彼ら(演技者)に連れられて、異なる次元に入ったような気分でした。2回も涙が出ました」と話した。

5月3日、山東省から来た張濱さんはクリーブランドで神韻の公演を観賞

 5月3日、神韻巡回芸術団は、アメリカオハイオ州のクリーブランド市で公演し、2千人以上の観客を惹きつけた。6年前、山東省からアメリカに来て医療関係の仕事に携わっている張濱さんは、公演観賞後の感動を次のように話した。「一言でいえば感動です。中国人として心より感動しました!」。

出家者の衆釈悟勇法師「最初の『万王が世に下る』の幕が開くと私は感動で涙が止まらなかった」

 3月5日、お寺の住職・法光僧侶は出家した12人を連れて台湾高雄市での公演の観賞に来た。彼は「良いものは皆と共有しないといけないと思い、今日は皆を連れて来ました」と話した。出家者の衆釈悟勇法師は、「公演の最初の演目である『万王が世に下る』の幕が開くと私は感動で涙が止まりませんでした。まるで心の深いところに一つの琴線が引かれたような感じでした。世の中のすべてはこのように騒いでいますが、佛の国の世界は静かで、かつ厳粛で、自分も早く執着心を全部捨てて、佛の国の浄土に戻りたい」と話した。

 カナダで育った香港移民後裔のMyphuong Tranさんは、友達を連れて5月2日カルガリーの『神韻』公演を観賞にきた。Myphuong Tranさんは「今日はとても勉強になりました。中国伝統文化の知識を沢山知りました。『真・善・忍』はとても素晴らしいです。自分ももっと良い人になりたい。もっと中国文化を勉強してもっと良い人になりたい」と話した。

 2008年1月30日夜10時30分、『神韻』がニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールでの連続15回公演の最初の公演が成功し幕を閉じた。中国本土からきた民主派の任エン町さんは「私は『神韻』を観賞するのはこれで3回目となりますが、今回はステージも広く、出演者も多く、スケールも大きい、非常に大きな勢いを感じました。スケールと言えば中国共産党の公演もスケールは大きいですが、観客は絶対に心から感動して涙を流しながら見ることはありません。何が原因か自分でも分かりませんが、私はずっと涙を流しながらこの公演を観ました。おそらくこの公演には一つも邪悪共産党の党文化のものが無いから、全く正義そのものだからかも知れません」と語った。

記者のインタビューに涙で答える民主派の任エン町さん

 任エン町さんはかつて2回、合わせて10数年も中国共産党の刑務所に監禁され迫害を受けたことがある。保釈されてから、病院で治療を受けていた時もずっと中共警察に監視されていた。今回、自由の国アメリカに来ることができて、今日、最大のこの立派な劇場で『神韻』を観賞することができ、神様にとても感謝しています。とても気持ちがよかったです」と言った。

 海を越えて夢を実現する

 神韻芸術団は2008年2月29日、台湾全土の5つの大都市で2回の公演を台南から始めた。チケット販売員の高雄市の郭さんは、「高雄市の公演は毎回満員御礼で、遥々中国本土からも電話でチケットのことを尋ねてきた。一人の中国本土から電話をかけてきた人は、一回で5枚のチケットを注文した。どうしても神韻を観たくて飛行機で高雄市に来て観賞する予定です」と言った。

 また、自分の目で神韻を観たくて、中国本土に住む楊さんは最初シンガポールで公演があると聞き、シンガポールへ飛んだが観賞できなかった。続いてマレーシアに飛んだという。それでも夢を実現できなかった。彼はあきらめずやっと韓国の大邱市(テググァンヨクシ)で神韻を観ることができたという。観賞後の感想を聞くと、楊さんは「自分はとても幸運であり、非常に満足している。今までこのような公演を観たことがない。多くの国内にいる中国人も観ることできたらいいと思いました」と話した。

5時間、車に乗って『神韻』を観賞した97歳の瑞徳昇さんは夢が実現したと話す

 瑞徳昇さん(97歳女性)は、親戚の手伝いをしながら台湾の苗票から高雄市に来て神韻芸術団の公演を観賞した。神韻を見た後、瑞徳昇さんは『神韻』はやはりその名に背きません。私は今回の旅を惜しみません。すべての演目が好きですが、最も好きなのは『万王が世に下る』です。この幕が開くと心に不思議な感じを受けました。もし、私は来年まで生きていれば必ずまた観に来ます」と話した。

 徳昇先生は苗票三湾にある「法華寺」の出家師父であり、50年も修行をしている。『神韻』が台湾に来る情報を前から知っており、『神韻』を観賞することを自分の人生で最も大事なこととして位置付けていた。彼女の孫・郭曜達さんは4枚のチケットを祖母に用意してくれた。公演の日、親戚と共に『神韻』を一度でも観賞したいという夢が実現した。

『神韻』を観賞するために子供たちと香港から台湾に来た蘇さん(後列の白い服の女性)

 3月9日、台中中興大学劇場に駆けつけた蘇さんは、身体が不自由になった子供を連れてはるばる香港から台南に来て『神韻』を観賞する夢を実現した。蘇さんは「人生で一度でも『神韻』を観ることは幸運なことです。自分は今回の旅にとても満足しています」と語った。

 2008年5月18日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/5/12/178262.html