■日本明慧 http://jp.minghui.org/2008/05/19/mh202172.html 



カナダ「メディカル・ポスト(medical post)」誌特別報道:医師は臓器狩りを大虐殺と指摘

(明慧日本)カナダ医療界でもっとも影響力をもつ雑誌「メディカル・ポスト(medical post)」は、3月11日の第1面で生体からの臓器狩りに関する特別報道を発表した。医師のジェリー・カフマン氏(Dr.Gerry Koffman)は中共の法輪功修煉者を含む拘禁者の臓器狩りを大虐殺にたとえ、カナダ政府に救援活動を呼びかけた。 

カナダの医師:法輪功修煉者の境遇は我々に大虐殺を連想させる

 報道の内容によると、「静かで、謙遜かつ温厚な」カフマン先生は、「反臓器狩り組織」のカナダ代表である。中国では未だに法輪功修煉者を含む政治犯の体から、臓器狩りが行われており、その臓器を外国に売っている。カフマン先生は、これらの事実がより多くの人々に注目されるよう力を注いでいる。カフマン先生は絶えずカナダの医師や患者たちにその事実を訴え、このようなことを阻止しようとカナダ政府に申請している。

 カフマン先生は「メディカル・ポスト」誌の取材を受けた時に、医師たちは臓器狩りの情報の入手はまだ困難だが、少しずつ知識を持つ医師が増えていると述べた。

 臓器狩りという犯罪行為はユダヤ系のカフマン先生に当初第二次世界大戦のユダヤ人虐殺を思い出させた。カフマン先生の両親はロシア系ユダヤ人で、1943年生まれのカフマン先生の数多くの親戚はナチスのガス室から生還できなかった。戦争が終わった後、カフマン先生のお父さんはいつも同じ質問を繰り返していた。「なぜ誰もユダヤ人を助けられないのか?」 

 「メディカル・ポスト」誌の取材を受けた時、カフマン先生は「大虐殺は私の父を苦しめた。そして、私も大虐殺を経験した。今法輪功修煉者が受けていることはまさに大虐殺だ。しかし、なぜ誰も関心を持とうとしないのか」と意見を述べた。 

 臓器狩りの停止をカナダ政府に呼びかける

 「メディカル・ポスト」誌の編集者であるセリア・マイルネ(Celia Milne)氏は報道の中で、「カフマン先生は(法輪功修煉者を)助けようとしている。彼は請願活動を発起し、中国旅行注意喚起発布をカナダ政府に呼びかけ、中国の臓器移植に使う臓器は法輪功修煉者を含む非志願者の臓器であることを戒めている。カフマン先生は全国ですでに140人のカナダの医師の署名をもらった。この署名を含めた請願書を2008年12月に国会に提出する予定だ」と掲載している。

 報道によると、カナダでは、臓器狩り事件を公衆に知らせる面では、先端を走っている。人権派弁護士のマタス氏とカナダ国会前議員のキルガー氏は中共の法輪功修煉者にたいする臓器狩りの告発について調査を行い、共著の『血腥い臓器狩り』では中共の臓器狩りに関する有力な証拠を数多く示した。

 人権派弁護士:臓器狩りは反人類的犯罪

 報道によると臓器移植手術を受ける人数と出所が明確な臓器数と不一致だ。この5年間で計4万1千5百個の出所不明の臓器があった。マタス氏は「メディカル・ポスト」誌に対して「世界のいかなる所でも、臓器移植は数年以上待たなければならない。しかし中国では、数日だけで済むのだ」と述べた。

 報道によると、マタス氏とキルガー氏はある臓器移植のネットサイトを見つけた。肝臓移植費は$98000から$130000ドルまで、腎臓1個の値段は$62000、心臓移植の値段は$130000から160000の間。マタス氏によると、「中国では、お金を払えば人を殺し、その臓器を手に入れることができる。一部のカナダ人もその不法臓器の使用者だ。我々は、カナダの臓器移植手術医への取材を通じて、少なくとも100人以上のカナダ人が中国で臓器移植を受けたことを明らかにした」と述べた。

 報道の中には、「今のところ、こういうことは違法行為だ。もしカナダで大量に臓器を購入しようとすれば、あなたは法律違反になる。しかし外国ではまだ大丈夫」と書かれている。

 マタス氏は外国で臓器を購入する行為は反人類罪だと主張し、「カナダでは十分に起訴されるに足りる犯罪である。しかし、それは法律の抜け穴を利用して、本来非難されるべき取引が盛んになった。もしあなたが、中国で臓器を購入しても、法律の制裁を受けることはない」と述べた。 

 国際社会からのプレッシャーとオリンピックが近づき、去年、中国政府は臓器移植法を強化し、非志願者の臓器狩りが禁止されるようになった。また、病院での移植手術の登録を義務付けられている。しかし、マタス氏とキルガー氏が報告書で明記しているように、「中国は法律でコントロールされる国家ではなく、中国共産党のコントロール下にある」 

 カフマン先生は不法な臓器狩りはいまだに進行していると考え、それをもう一つの大虐殺と名づけた。「こんな残虐なことを前にし、良心上黙ってはいられない」と本音を打ち出した。

 「メディカル・ポスト」誌は当日四つの紙面のスペースを用いて、臓器狩り及び不法取引について報道した。

 2008年5月19日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/13/174274.html

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