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広州:中山大学教師・範昭賦さんと楊艶さん夫婦が不法監禁されている

(明慧日本)2008年4月15日朝7時、広州の法輪功修煉者・楊艶さんは4歳の娘を幼稚園に送る途中、景逸翠園小区で、隠れていた警官らに止められ、連行された。

 連行した者は広州市公安局、海珠区公安分局、鳳陽街派出所と鳳陽街道居委会、景逸翠園保安からの警官らだった。親子を自宅まで連れ戻し、娘を置くとすぐに楊さんを連れ去った。

 その後、これらの警官10数人は楊さんの自宅のドアを壊し、不法侵入した。楊さんの夫・範昭賦さんは家にいたが、6人の警官に強行的に担ぎあげられ、連行された。楊さんがいない自宅を警官らは、隅々まで探し回り、中信銀行のキャッシュカード、パソコン、印刷機、録音機、テレビ、法輪大法の書籍、携帯電話など、強奪した。楊さんの姉に強制的にサインさせ、領収書もなく、後で返すと嘘をついた。

 範昭賦さんはその日の夜、広州南洲路海珠区留置場に送られたが、身体に傷があったため、留置場から入れることを断られた。その後、広州武警医院6階に監禁された。

 範さんは中山大学コンピュータ博士で、現在中山大学コンピュータ部の教師である。妻の楊さんは広州大学城サービス会社の職員である。範さん夫婦は1996年から、法輪大法を修煉し始め、仕事も真面目に頑張っていた。楊さんは去年の年末に優秀職員として選ばれ、会社から数回褒められた。また範さんの博士論文はかつて国際会議に収められ、2006年、インドで行われた国際学術交流会議にも参加した。

 範さん夫婦は、2000年4月、北京信訪局に法輪功の真相を伝えに行った際、連行され広州に帰された。不法に15日監禁され、罰金4800元を取られた。

 楊さんは建新電器工場を解雇された。

 2001年、範さんは、労働教養1年半を科された。

 楊さんは再び北京に法輪功の真相を伝えに行った際、連行された後、広州で15日間監禁され、その後、洗脳班で迫害された。自宅に帰った後、また、海珠区新港街派出所警官・潭静然が欺いて派出所に連れて行き、不法に労働教養1年半を科され、広州槎頭女子労働教養所に監禁された。

 2008年4月、中共政権政法委書記・周長康は、広州に全国の政法委書記、公安局長会議でオリンピックを名目に法輪功の迫害を命令した。4月15日、広州で不法に30人くらいの法輪功修煉者が連行された。

 範さんの80歳の父親と70歳の母親は、範さん夫婦が連行されたことを聞いて、息子に会うため、すぐに広州に来た。範さんの義理の兄も鳳陽街派出所と海珠区公安分局に行って、面会を要求したが、拒否された。その後、武警医院入院部に行き、1部屋ごとに探したが、見つからず、医院の保安に聞いた。保安は外来診療棟を探したらと言った。外来診療棟のエレベータのところにいた3人の警官に聞き、外来診療棟の6階に監禁されていることがわかった。義理の兄は5階まで行くことが出来たが、6階には行かせてもらえなかった。義理の兄が範さんは連行される前は元気だったのに、なぜ病院にいるのか? どの病気になっているのか? と強く問いただし面会を要求したが、面会は許可されなかった。

 範さんは「糖尿病」という噂があるが、いまだにわからない。

 4月29日、範さんは南州路海珠区留置場に送られ、監禁された。5月9日午後、両親は鳳陽街派出所から範さん夫婦のいわゆる「逮捕書」をもらった。まだ迫害をしようとしている。最近、居委会、保安らは家族に嫌がらせをしている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年5月20日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/5/14/178419.html