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小弟子の修煉に対する指導をおろそかにしてはいけない


 文/大陸大法弟子

(明慧日本)私の近隣に一人の同修が住んでいます。修煉前の彼女は、結婚して4年経つのに妊娠できませんでした。本気で修煉しだして半年経った1999年7月、江沢民集団が法輪功に対する迫害を始めたちょうどその頃、彼女は妊娠し、2000年4月に男の子を産みました。名前は小順(仮名)です。

 2000年7月、3カ月の小順は、ママと私と一緒に北京へ行き大法の真相を伝えました。小順のママは執着を放下し、人々に「法輪大法は正法です」と伝えました。小順はとてもおとなしくしており、師父の慈悲なる加護と教えの下、われわれは安全に家に戻りました。

 この同修は、天地を覆い隠すうその中、中共邪党の「610弁公室」の脅かしや嫌がらせの中、また、同修の家族が真相を知らず圧力をかけていた中、依然として揺ぎ無く師父を信じ、法を信じ、ずっと師父の説法の録音を小順に聞かせました。

 小順はとても鋭敏で、なんでもすぐ学びました。4、5歳になると、小順はとてもわんぱくになりました。一日中ずっとテレビのアニメを見たりゲームで遊んだりしていて、食事をしようともせず、テレビを消すとたえず騒ぎ出します。

 同修は一時期とても悩みましたが、多くの学法を通じ、また明慧ネット上の体験文章も多く読み、

 そして内に向かって探すうち、自分の修煉の漏れに気づきました。小順の修煉をよく指導できてないと感じ、まじめにこのような状態を変えようと決心しました。

 小順は、すでに字が読めるようになっていたので、ただ法を聞くだけでは物足りなくなりました。子供は遊びに夢中になると、ときには一生懸命に聞かなくなります。

 ママは、小順をつれて行き『転法輪』を読み始めました。小順は『転法輪』を開いたとき、「この本の中の文字はすべてキラキラと光っている」と言ったのです。

 時には、ママが学法しようというと、小順は「地獄の鬼と天上の小天使に聞いてみる」と答え、しばらくして「僕は小天使の話を聞く。学法する」と言いました。

 小順はまた、「学法するとき、地獄の鬼はとても怒る」と教えました。

 ママは小順に静功を教えました。小順は双盤ができ、しかもとてもきちんと座ることができました。

 小順は心が静かになると、「僕の脚から物が出て行く」と言ったので、「それは師父があなたの体を浄化してくれているから、黒いよくないものが外に出されているの」と教えました。小順はまた、「脚だけでなく、全身から何かがでていく」とも言ったので、「わかった。静功をするときはしゃべらないでね」と言いました。しばらくすると、小順は「ママ、僕に立ってやる動作を教えて」と言ったのです。

 その時、同修はうれしさとともに恥ずかしく思いました。小順はまだ小さいから動功は動作が多くて一気に覚えられないことを恐れていたのです。しかし、小順は、自分から動功を学びたいと言ってきたのです。同修は師父の慈悲なる救い済度と大法の威力に感謝しました。

 ある日、団地に大法を誹謗中傷する刊行物が貼られました。

 同修は小順に、「ママが正念を発するから、あなたは刊行物をはがしてね」と言いました。小順は刊行物の前に行くと跳び上がりながら剥がしました。そして急いではがした刊行物をママに渡し「心臓がドキドキした。とても怖かった!」と言いました。

 ママは、小順に怖がらないように教え、「剥がしたら、ゴミ箱に捨てればいいからね。子供だから、あなたに気をとられる人はいないから」と言いました。

 小弟子は師父の守りがあって、あなたは大法を証明するという、大きなすばらしいことをしているので、悪者には見られないことを教えました。

 小順が一年生の時、先生が全クラスの生徒に、みんな少年隊に入らなければならないことを話しました。

 小順が、「私は入りません!」と言うと、先生が「どうして?」と聞いたので、小順は「小先隊に入るには、赤いネッカチーフをつけないといけません。この赤いネッカチーフはとても汚く、血で染めたものなので、私はつけません!」と答えました。

 全クラスで、小順一人が、赤いネッカチーフをつけていません。

 一部の家長が、「小順はいいね。赤いネッカチーフをつけなくて。うちの子はなんと煩わしいことだろう。学校に行くとき、つけ忘れたら家に取りに帰らないといけないし、なくしたらお金を払って買わないといけないし・・・」と言うと、小順はうれしそうに「やはり、僕は正しいことをやったね」と話しました。

 ある日、小順はママに、学校の赤い旗に向けて正念を発したことについて話しました。小順が「滅」と念じた途端、赤い旗はバラバラになり、小順の顔の上へ落ちてきたので、それらを掴んで落とそうしたが、何も掴めなかったと言うのです。

 絶えず学法することを通じて、小順も他の空間の赤い旗がバラバラになったこと、小弟子の正念は威力があるものだと、分かるようになると思います。

 一度、同修は子供が遊んでいたので、ドアを開いていました。その時「610弁公室」の7、8人が一気に乱入し部屋の中を徹底的に調べました。

 まったく無防備だったため、目に付くところに置かれていた『転法輪』と「明慧週刊」はかれらに奪い取られてしまいました。彼らは引き続き調べました。

 小順と同修は絶えず正念を発しました。小順の正念は、「彼らの目を遮り、彼らに見えないようにする」ということでした。『九評』と法輪功の真相小冊子は彼らに本当に見えなかったのです。

 しかし彼らに『転法輪』と「明慧週刊」を持って行かれました。

 同修は、彼らから奪い返せなかったため心を痛めましたが、彼らに「書籍を処分すると悪の報いがあるから、処分しないでください。かえってよく読んでください。するとよい報いがあります」と教えました。

 彼らが帰った後、小順は「ママ、今日のことは昨日の夜僕が夢で見たのと同じで、違っていたのは、夢の中ではママはかれらに捕まえられてしまったこと」と言いました。

 われわれは、同修と小順の正念が強く、師父が保護してくださったため、警官が同修を捕まえられなかったと悟りました。

 小順のことにより、一部の小弟子は根気がとてもよいので、もし家長が彼らのことをおろそかにすると、大問題になることが分かります。

 一部の同修は小順に、「あなたは小弟子なので、魔性を抑制せず、また常に人に罵られている」と教えました。

 小順は、「それはよいことではないですか? 人が私を罵ったら、私に徳を与えてくれるから」と答えました。

 同修は「あなたが悪いことをしたら、徳を失うのよ、あなたに徳をくれる人なんかいなくて、また業力が多くなる」と是正しました。

 小順は目を大きく開き目玉を2回まわすと、うなづぎながら「それもそうだね」と言いました。

 わたしたちは本当に小弟子のことを重要視しないといけません。

 小弟子と一緒に法を多く学び、また、ともに交流し切磋琢磨して、小弟子の言動に気を使わないといけません。そうしないと、小弟子は法から離れていき、法を誤解してしまう恐れがあるのです。

 子供は法を得るためにやってきた

 数年前、私は、一人の子供が客間で走り回りながら遊んでいるという夢を見ました。

 真・善・忍の三文字は、あの子供と同じくわんぱくで、子供の頭上であちこち回転していました。

 子供がどこかに走っていくと、その三文字もそこへついていきます。

 あの子供の家族は大法弟子だったのです。その後、私はかれらにこの夢を教えてあげました。

 実はその子供は家族に導かれてすでに大法の書籍を読んでいたのです。しかし、その家族は、決してしっかり子供の修煉を指導してはおらず、子供も学法をとてもおろそかにしていたのです。

 この子供は聡明で、小さい時常に大人より論理性のある話をしていたそうです。しかし残念なことに、その家族は彼に物質的にはとても満足させていましたが、学法は非常におろそかにしていたというのです。

 私の周りにはこのような子供が数人います。

 彼らは非常に小さいとき、明らかにほかの子供と異なり、とても聡明でした。特に法を学ぶとき、彼らの思惟が鋭く直接的であることが明らかでした。

 しかし家族、特に修煉者の両親の修煉状態、彼らが精進していないか、あるいは修煉状態が非常によくない場合、一部の子供は、どんどん常人の中で自分を見失ってしまいます。

 彼らのかつての純真な様子を思い出しますと、ため息しか出ません。

 これらの子供の、真の両親は、人間世界の両親に厚い期待を託しました。いま彼らはどれほど焦り、苦しいのか? これらの同じく大胆に下りてきた小弟子らは、同じく宇宙の中の偉大な生命であり、一回しかない今回の万古機縁の中、もし、わたしたち大法弟子の過ちのせいで、なおざりにされていたら、それはどれほど遺憾なことなのでしょうか? また残念とか、心が痛いという言葉で形容できることなのでしょうか?

 小弟子の家長たちに、一言いいたいのです! 「あなたたち」の子供に対して責任を果たしてください!彼らが真に得ようとすることを与えてください! 取り返しのできない遺憾を残さないようにしてください!

 2008年5月31日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/4/3/175500.html