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貴陽市:公安は地震の被災者を慰問する法輪功修煉者を殴打、強制連行

(明慧日本)2008年5月初めに貴州省盤県で地震が発生した。盤県の何美仙さん一家は「真・善・忍」を修煉することを堅持するため、中国共産党の迫害により家族が離散し、肉親を失い、貧しくなった。今回の地震は何美仙さんの家屋が被害を受け、家屋が倒壊する恐れがあった。災害の情況が伝わり、貴陽市の法輪功修煉者は相次いで、貴陽二橋の野菜市場の近くに一時滞在する何美仙さんを慰問しにきた。

 5月8日、善意を持って慰問する人と災害を受けた何美仙さんは、貴陽市公安一処に待ち伏せられて強制連行された。災害を受けた何美仙さんに寄贈するお金も、寄付者の個人財産も公安一処に奪われた。寄付者は殴打され、強制連行され、不法に拘留された。法輪功修煉者・宋幇福さんは残虐な拷問に苦しめられ、悲惨で見ていられず、今も釈放されていない。 

 何美仙さんの一家は長男の徐広道さんが、2000年に陳情のため北京に行った時に虐殺された。父親は上京し息子を探した時、警察に毒を投入され記憶を失った。次男の徐啓華さんと妻、娘婿は不法に拘禁され、家には何美仙さんと幼い孫だけが残り、助け合って暮らしていた。

 2008年4月10日、貴陽裁判所は不法に法輪功修煉者・徐啓華さんなどの3人を審判した。何美仙さんは夫と10人の幼い孫に会えず、12歳の孫を失ったばかりの苦痛を我慢し、貴陽市「610弁公室」・検察所・裁判所に無実の罪の実情を訴え、できるだけ早く徐啓華さんを釈放することを望んだ。しかし、息子はずっと帰らず、不幸は再度訪れた。

 盤県の地震で何美仙さん一家の家屋が被害を受けた。5月8、9日に何美仙さんを見舞った法輪功修煉者は、李東紅さんの弟の李洪宇さん、宋幇福さん、劉義安さんなどを含む、少なくとも8人が強制連行された。数人は警官に残忍悲道に袋だたきにされ、法輪功修煉者・宋幇福さんが頭橋派出所の警官と市公安一処の警官との7、8人に殴打された後、拘禁された。何美仙さんの家に住んで貴陽で仕事を探していた習水の法輪功修煉者・蘇雪莉さんも、警官にめった打ちされ強制連行された。

 公安の残虐な拷問と不法な拘禁に抗議するため、宋幇福さんは5月8日から断食し、状況は大変心配である。現在、宋幇福さんは不法に貴陽市爛泥溝第2留置場に拘禁されている。 宋幇福さんの家庭の暮らし向きは貧乏で、中国共産党の数十年の圧制を経験し、無数の想像しがたい苦難を受けた。

 宋幇福さんは体つきはやせて小柄だが、今は全家族の大黒柱だ。家庭は家族を養う人がいない。母親は80歳を過ぎ、面倒を見てくれる人が要る。兄は身体障害者であり、一家を支える能力がない。姉と姉婿は不法に拘禁され、姉の子供は中学生だ。宋幇福さんは今回強制連行され、家族は重い打撃を受けた。 

 5月8日、宋幇福さんは家族が借金して買ってきた新車に乗り、商売をした。帰宅の途中、宋幇福さんは災害を受けた何美仙さんを慰問するつもりだった。何美仙さんの家がすでに家財を差し押さえられ、宋幇福さんは待ち伏せていた警官に殴打され、持っている一万元(約15万円)、預金通帳、新車、品物なども貴陽市公安一処に略奪された。

 宋幇福さんの母親は公安局に行き、宋幇福さんの釈放及び財物の返還を求めたが、公安に拒絶された。その理由は、法輪功修煉者による被災者への寄付は「不法な活動」に属するので、寄付金と寄付者個人の財物が没収され、公安局の所有にされると言われた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年6月1日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/5/30/179390.html