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石家荘市の法輪功修煉者・宋愛昌さんは不法に1年近く拘禁された

(明慧日本)河北省石家荘市の法輪功修煉者・宋愛昌さんは2007年6月22日中国共産党当局に不法に逮捕されて以来、1年近く拘禁された。

 石家荘市橋西区裁判所は、いわゆる刑法第300条の「法律実施妨害罪」でかつて二度開廷した。宋愛昌さんの弁護士は、詳しく無罪弁護をした。先日、裁判長・蘇常印は証拠が不足のため判決できないと明言したが、無罪を言い渡す勇気がなく、検察院自らの訴訟撤回を望んだ。しかし、もし検察院が訴訟を撤回すれば間違って逮捕したと認めなければならず、弁償もしないといけないので、決して訴訟の撤回をしない。

 現在、弁護士と家族があちこちに呼びかけて、石家荘市政治法律委員会は調停をすると承諾したが、今なお何の結果も出ていない。

 1審の第2回開廷は2008年2月27日で、すでに3カ月も過ぎて、拘禁期限をとっくに過ぎた。家族は直ちに宋さんを無条件で釈放することを求めた。蘇常印は、法輪功の案件には期限がないと言った。つまり、法輪功修煉者に対しては法律の制約を受けずに無期限に拘禁することができると言っている。

 宋愛昌さん(48歳男性)は、中国電子科学技術グループ会社第13研究所の高級エンジニアで、かつて設備所と物資処の処長などを担当していた。幼少時代から体が弱く病気がちで、かつて肺結核、慢性胃病と神経衰弱を罹った。1996年に法輪功を修煉してから、体の健康を取り戻したほか、道徳水準も高くなった。また、1998年大洪水が中国南部を襲った時、宋さんは海外出張の手当の1600元あまりを全部被災地区に寄付した。 

 2007年6月22日昼ごろ、宋さんは石家荘市公安局、橋西区公安支局、科苑派出所に不法に逮捕されて、家宅捜索もされた。その後、科苑派出所で拷問の迫害を受けた。

 8 月25日、公安局はいわゆる「資料」を石家荘市橋西区検察院起訴科に移送した。10月26日午前、橋西区裁判所で不法に開廷して、弁護士は完璧な無罪弁護をした。しかし、裁判官は法律により無罪判決をする勇気がなく、案件の公文書を検察院に戻して、補足調査を依頼した。 

 2008年1月18日、補足調査の依頼はまた橋西区裁判所に送られた。2月27日、訴訟案件が裁判所に戻った51日目、審判期限を6日間も過ぎた時に1審の第2回開廷が開かれた。中国の司法解釈によれば「強制措置」に変更しなければならないが、橋西区裁判所は家族が申し立てた一時出所を拒絶した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年6月7日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/6/6/179809.html