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ポーランド国会議員:ワルシャワの騒乱事件に対し記者見を開く(写真)

(明慧日本)2008年6月12日正午、ポーランド国会議員のアンジェイ・キュマ(Andrzej Czuma)氏は、ポーランドの法輪功修煉者が攻撃された事件について、国会の事務所で記者会見を開いた。攻撃された法輪功修煉者・張茜氏が招かれて、6月7日に中国共産党友好の華人に攻撃され、命を脅かされたことについての自らの経歴を明らかにした。法輪大法協会と国際人権協会の代表も記者会見に出席した他、ポーランド通信社、ポーランド国家テレビ局、RMF放送局、新唐人テレビ局、および大紀元等多数のメディアが取材に集まった。

記者会見会場(左から右へ):張茜氏、ボーランド国会議員・アンジェイ・キュマ(Andrzej Czuma)氏、国際人権協会代表・Jekielek氏、法輪大法協会スポークスマン・マルチン・クレヴァ(Marcin Klebba)氏

 ポーランドに14年在住の張茜氏は、6月7日にワルシャワ付近のWolka Kosowskaショッピングセンターで攻撃された。このショッピングセンターでは大多数の店が華人経営だという。これまでに、張茜氏は毎週のように『大紀元時報』を配りにくるので、彼女は法輪功修煉者であることをすべての人が知っていて、何も問題はなかった。

 6月7日土曜日の正午、張茜氏はショッピングセンターで、見覚えのない一人の女性を見かけた。通常、ショッピングセンターの人たちは互いに知り合っているため、張茜氏が相手に声をかけると自然に紹介し合い、何も異様ではなかった。

 ところが、何分も経たないうちに、その女性は雷蕪(音訳)だと店の人の話で分かった。雷無は、数枚の新聞を後ろから奪い去って引き裂いた。それから再び奪おうとしたが、張茜氏は抵抗したため、思い通りにならなかった。この時、雷蕪は張茜氏を押して、彼女の背中をたたき始めたが、すぐに引き離されたので、張茜氏は引き続き新聞を配り始めた。しかし、張茜氏の手は傷を受けてしまった。

 2時間後、呉暁霞(音訳)という女性が来て叫び始めた。呉は雷蕪の母親だと店の人によって分かった。しばらく経って雷蕪は再び現場に現れ、張茜氏を攻撃しようとした。張茜氏がカメラを取り出したので、雷蕪は母親に止められたため、続けて行動をしなかったが、張茜氏に向って殺してやると言いだした。

 Wolka Kosowskaショッピングセンターの売店の人の話によれば、雷蕪はポーランド中国大使館で勤めたことがあるという。この攻撃事件の3日前に、『人権聖火が全世界をつなぐ』の活動が中国大使館前で行われた時、雷蕪は発言した。その発言は大使館の人に収録された、と見かけた人がいたとのことだった。

 張茜氏はすでに現地の警察局に届け出ており、現在、事件の経緯は調査中だという。

 6月12日、今回の襲撃事件で、自ら記者会見を開き主宰したボーランド国会議員のアンジェイ・キュマ(Andrzej Czuma)氏はかつて、長年共産党の刑務所の中で迫害を受けた経験がある。今はポーランド自由民主を求める先駆者として、元ポーランド労働組合の英雄と公認されている。

 2008年6月14日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/6/13/180217.html