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世界百万以上の人々が中共による法輪功迫害の制止を応援(写真)

(明慧日本)法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)は2008年7月29日、世界百万署名活動で集めた、世界各国の政治家、弁護士、医師などさまざまな階層による支持を反映した百万署名活動の結果と、中共による法輪功迫害を終わらせるよう呼びかける嘆願書を、国際オリンピック委員会(IOC)に手渡した。今回の百万署名活動の結果、世界131各国、1,215,793名が署名簿および世界各国での署名活動の写真、国際オリンピック委員会のジャック・ロゲ会長宛ての嘆願書を国際人権委員会にも手渡した。嘆願書の中で、署名リストに署名をした各国の人々は、法輪功修煉者への同情を示したことや、法輪功修煉者が中国で受けている残酷な迫害を終わらせるため国連、自由国家、およびすべての人権組織は妥当な措置を取ってほしいという人々の願いが書き込まれていた。

Bachmann氏は、中共による法輪功迫害はオリンピック前に際してさらに厳重になっていると指摘

120万人以上の人々が中共による迫害を終わらせるように呼びかけた

130数カ国から集めた署名活動の写真集

百万署名以外にも、700名以上の政治家、弁護士、医師などが連署し、国連および人権組織が妥当な措置を取って法輪功迫害を制止するよう呼びかけた

 世界百万署名のスイス代表であるBachmann氏は、署名リストをIOCに手渡した。ジャック・ロゲ会場は現在、中国にいるため、IOCのトニー・バーガナー(Tony Burgener)氏が代理で受け取り、ただちに会長に渡すと話した。

 Bachmann氏は資料を手渡した後、スピーチの中で「およそ80%以上の人が自分の名前を署名リストに書き込みました。このことは、中共の法輪功迫害を終わらせることは普遍的な願いであり、世界中の政府が中共に対して、迫害を終わらせ経済利益より人権が重要だと強調するべき時が来ました」と話した。さらに、なぜ署名リストをIOCに渡すのかと聞かれ、Bachmann氏は「オリンピック憲章では、人権を尊重することが明確に刻まれています。2001年、北京がオリンピック招致を認められた時、人権改善を約束しました。しかし、今は改善どころか悪化しています。中国は北京五輪の開催を口実に、さらに法輪功修煉者への迫害を強め、法輪功を滅亡させようとしています。この百万署名リストを国連人権委員会および世界各国の政府や人権組織に手渡し、法輪功迫害の制止を呼びかけます」と述べた。

 ドイツ国際人権協会(IGFM)は、中国で法輪功への迫害が始まった当初から、ずっと関心を寄せていた。代表のFedier氏はスピーチで、「2001年初めから、中共により身柄を拘束されるようになった法輪功修煉者が大幅に増え、報道によると五輪開催都市で法輪功修煉者が受けている迫害はさらにひどくなっているそうです」と話した。

 2005年当初から、公安部は北京五輪開催前に法輪功を消滅させよ、という命令のもと、全国の公安部に対して、この計画を実行するよう求めた。さらに2007年3月、公安部は再び全国に対して弾圧をいっそう強めるよう指示を出した。それに伴って、全国規模で大量の法輪功修煉者が逮捕される事件が続いた。今年2月になって、中国共産党政権は再び秘密文書を発行し、文書の中で、法輪功への取り締まりを一層強めると強調した。

 いわゆる、オリンピックを安全に開催させることを実行するため、全国各地で法輪功修煉者が強制連行される事件が続いている。明慧ネットの報道によると、中国大陸各省では、2008年6月30日までの不完全な統計ではあるが、昨年末から不法に逮捕された法輪功修煉者はすでに8037名に増え、全国範囲で不法逮捕が行われ、さらに法的手続きもなく、秘密裁判の末に有罪判決を言い渡され、受刑者の刑期はいずれも、五輪開催後となっている。

 不法に逮捕されて数日以内に命を奪われた法輪功修煉者もいた。2008年1月26日、于宙さん夫婦は、会社から帰宅途中に強制連行され、2月6日、家族は于宙さんが死亡したとの連絡を受けた。その場にかけつけた家族が見た于宙さんは、すでに呼吸が停止し、体が硬直していた。検死の結果、死因は糖尿病ということだが、家族の話によると于宙さんは糖尿病など全く患ったこともなく、健康だったという。

 2008年7月30日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/7/26/182839.html