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全世界中国舞踊コンテスト:アジア太平洋地区予選 台湾各界の選手が集結(写真)

(明慧日本)2008年7月13日、第二回新唐人「全世界中国舞踊コンテスト」アジア太平洋地区予選が、台湾彰化県の員林芸術ホールで閉幕した。台湾各地から34人の選手が一堂に集まり、12、13日の二日間にわたる激烈な競技を経て、8名が予選に入選し、来る23、24日にニューヨークで行われる二次予選と決勝戦に参加することが決まった。

 中国舞踊は中国古典舞踊とも呼ばれており、中国古代の舞踊から伝わって来たものである。ニューヨークから来た審査員で著名な舞踊教育家の郭秀氏は、中国舞踊はずっと歴代の民間、宮廷、古い伝統的な演劇の中で広く伝わっており、それぞれ独特な「身法」「身韻」「気韻」「呼吸」をもっている。中国伝統文化の要素から吸収したもので、伝統演劇、太極、武術の動作、毯子功、バレエ等を参考に、平面から三次元(思惟)の空間まで、中国舞踊の表現力を大きく広げた。郭氏は、中国舞踊は外来の要素を自在に取り入れながら、その「身韻」の真に迫る特徴を失ってはいけない。だからこそ、参加者は巧みで完璧なテクニックを掌握しながら、出演の中の趣こそが勝ち越すキーポイントなのだ、と述べた。

第二回新唐人「全世界中国舞踊コンテスト」アジア太平洋地区予選、8名の入選者を公表

 今回の「全世界中国舞踊コンテスト」アジア太平洋地区予選で、予選項目として12日は個人の演劇で、13日は決められた動作の組み合わせだ。青年男子、青年女子、少年男子、少年女子の各部で、それぞれ2名ずつ選ばれ、合計8名の入選者がニューヨークで世界各地からの中国舞踊の名手と磨き合い、金メダルを奪い合うチャンスを獲得することになる。
青年女子の部の入選者の黄テイショウさん:このコンテストは私にまるで親友を探し当てさせたようだ
白仲軒さんは「墨山意水」で、 詩人が俗世から遠く離れる群山に、独りで悠遊自在に山水を描く仙境を表現
台北の劉キン則さんは「烏江餘恨」で、項羽の四面楚歌の悲劇を表現して入選


 正統な文化を広め 付添人と観賞者が声をそろえて褒めた

 コンテスト会場は2日間、いずれも熱烈な雰囲気に包まれて、ほぼ満員だった。参加者たちの親戚友人の群れや、仲間を引き込む民衆が次から次へと会場に入り、もっぱら選手を元気づけに来る者もいれば、見学に来る者もいたが、ほとんどは大会の盛況をのぞくために来ている。台中体育大学元学長秘書の劉徳進氏は大会を見て、「新唐人は我々の文化の中で最も上質の部分を広め、たいへん人に敬服の念を抱かせたのです」と語った。

 同氏は、正統的な文化を広めることは巨大な過程で、「骨が折れるからこそ人を敬服させます」と強調した。劉徳進氏は、「中華文化は多くのことを包括し、包容性がとても広く、台湾はこの中華文化の維持が最も完備されたところです。中国大陸は土地が広く物産は豊富ですが、人口も多いし、長年異なったイデオロギーの下にいるため、文化が廃れていく状況は深刻であり、台湾はこの部分のことについてとても大切にしています」と語った。 

参加者の保護者の黄麗華さん:新唐人が力を尽くして文化を広めることは展望性があると称賛

台中市安雅舞踊芸術センター一行の7人は、楊雅琪さん(後右1)に引率されて試合を観賞

 安雅舞踊団の楊先生は、教え子たちを連れて大会を参観に来た。彼女は、「伝統のものであればあるほど、ますます保存し、一層光彩を放たなければならないと思います。このような試合は中国の正統的な文化を世界に推し進めることができ、新唐人はそれを導いてくれています。中国舞踊に一つの国際の場を創りだし、これはとても正しく、支持に値する活動である」と述べた。

 昨年の参加者の一人である張先生は、「新唐人」ははじめての国際大会で、舞踊の役者の才能を世界に引き出すメディアです。中国舞踊コンテストを通して、我々の文化を全世界に広め、伝統芸術文化の回復がきっと達成できると信じています」と語った。

 踊りで友に出会い 共に中華文化を発揚

 13日、入選者を公表する前に、審査委員の郭秀氏は、まず選手たちに本心からの話を持ち出した。彼女は、「私たちは同業だと言えます。我々すべて中国人で、すべてが中国のこの古い文化を一層輝き放つ使命を持っています。中国舞踊は5千年の土台を持っていますが、この歴史の過程で破壊を受け、多くのものはすでにそれほどはっきりと残っていません」と述べた。

 同氏は再び強調した。「中国舞踊は京劇や武術とは異なり、それらのものは文化的の『韻』と『指法』の上で似通ったものはありますが、大きく区別しています。今回は中国舞踊のコンテストで、主催側は純真、純善、純美の中国舞踊を広めるつもりです。とても多くの選手の基礎的な訓練は悪くなく、宙返りも良くできています。しかし入選していないかもしれません。それは、中国舞踊はとても深い文化的内包と歴史の淵源があるため、舞う姿を含んで、形体の各方面、頭の傾きはどの程度が美しいと言えるのか、そのラインを過ぎれば中国舞踊ではなくなります」。

 伝統的那中華文化の精髄を全世界に

 青年女子の部の入選者である黄テイショウさんは、中国舞踊を10年以上学んだという。彼女は、新唐人が「世界中国舞踊コンテスト」を主催したことで、多くの人が中国舞踊の道に進もうとしているのを見て、とても嬉しく感じた、と表している。彼女はもっと多くの人と交流し磨き合うことができるようになり、「このコンテストは私にまるで親友を探し当てさせたような気がしました」と話した。

 少年男子の部の入選者である林柏宏さんは、昨年の「世界中国舞踊コンテスト」銀メダル獲得者で、今年の大会に再度参加した。彼は「舞影」という演目で会場全体を包み込み、観衆はかなり熱烈な拍手で応えた。林さんは、「新唐人テレビ局が主催する世界中国舞踊コンテストは、正統的な中国古典舞踊の純浄を顕現して、世界に見せたのはこの純浄の中国舞踊です」と表した。

 白仲軒さんは台湾舞踊界の常勝軍で、今回彼は「墨山意水」の演目で、詩人が俗世から遠くはなれる群山に、独りで悠遊自在に山水を描く仙境を現した。堅固とした基礎的な訓練、古典舞踊の「身韻」、「身法」の正確な表現によって、青年男子の部に入選した。白さんは、この大会が中国古典舞踊を再認識するチャンスを与えてくれたことに感謝し、「これは長い歴史を経て伝わって来たものですから、この大会に参加することができてとても嬉しく思います」と語った。

 各界から続々と祝賀

 新唐人主催の中国舞踊コンテストの舞台である「員林芸術ホール」は、中部地方一流のホールで、彰化県政府が提供したものである。文化局副局長の曽能汀氏は試合前の記者会見で、この中華文化を発揚する盛大なことに参与することはとても光栄で、今年だけでなく、来年も引き続きこの目で見ることができるよう望みます、と表した。 

台中市安雅舞踊芸術センター一行の7人は、楊雅琪さん(後右1)に引率されて試合を観賞

立法委員王進士氏
立法委員張碩文氏

員林鎭農協からの祝賀
雲林耕地灌漑・排水事業会長の張輝元氏からの祝賀

 2日の試合日程、各界の政治要員から祝賀の花が贈られ、さらに員林芸術ホールn臨んで観賞された。台湾副総統・蕭萬長氏、行政院衛生署所長・林郁芳氏、僑務委員会委員長・呉英毅氏、中国国民党・呉敦義氏、立法委員・張碩文氏と王進士氏、元彰化県長の翁金珠立法委員、および雲林耕地灌漑・排水事業会長の張輝元氏、員林鎭農協理事長・張国シン氏などからも花が贈られ、大会の円満成功を祝福した。

 民進党彰化党部主任委員、元立法委員の江昭儀氏は夫人と一緒に観賞した。江昭儀氏は、新唐人が力を尽くして正統文化を発揚することを大いに称賛し、同時に、新唐人がコンテストの方式で中国正統文化を世界に推し進め、とても見事だとした。同氏は、「中部地方の民衆がこれを機会に、真の民族伝統文化の出演を観賞することができ、若い学生に出演と学習の舞台を提供し、私にとっても非常に嬉しく思います」と語った。

 2008年8月1日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/7/14/182039.html