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中国人に向けて真相を伝える中での体得(一)


文/ワシントンDCの大法弟子

(明慧日本)尊敬なる師父、こんにちは。同修たち、こんにちは。今日は、数年来の修煉体験を師父に報告でき、そして同修のみなさんと交流できることをとても光栄に思います。

 一、環境に円容して、より良く真相を伝える

  師父は『2006年カナダ法会での説法』でこうおっしゃいました。「多くの学習者は煉功と法の勉強だけが修煉だと知っています。そうですが、これは直接、法に接触している部分です。着実に自分を修めるとき、あなたが接触している社会はつまり、あなたの修煉環境なのです。あなたが接触する職場の環境、家庭の環境はいずれも、あなたの修煉環境であり、あなたが歩まなければならない道であり、必ず対処し、しかも正しく対処しなければならないことで、どのこともいい加減にしてはいけません」。 

 私は修煉してから、特に迫害が始まってから、常人に一層法を円容することも、大法を実証して中国共産党のうそを暴露することの一部だとずっと思っています。だから、勉強においても仕事においても、常人が文句を言えないほどしっかりやってきました。去年卒業した時、指導教官に私を学院の優秀卒業生として推薦すると言われました。学業の成績以外、自己紹介に何をつけ加えるかを聞かれて、優秀卒業生を授賞するのはみな大手企業の最高経営者なので、これは法を実証するよい機会だと思って、私はずっと中国の人権迫害、特に法輪功に対する迫害を止めさせるために努力していることを書きたいと答えました。

 授賞式の日、学校側は盛大な晩餐会を行いました。私達の学院で2人の博士が受賞しました。食事の時、私は何人かの経営者と同席して、ある経営者が私に卒業後の進路を聞きました。私は、中国の人権のためにもっと時間を費やしたいために大学でネットエンジニアを勤めながら客員教授を兼ねると答えました。彼は、「今日の授賞式に来る前に、あなたの状況を知ろうとしてあなたの自己紹介を見ると、その中で法輪功について言及していました。法輪功のことを知らないためにネットで調べたら、良いという所見も悪いという所見もあります。知り合いの中国人に聞いたら、彼は中国政府の言うこととほぼ一緒だった」と言いました。私は自分の経歴と法輪大法の真相を彼に教えて、その日の会話はとても楽しかったです。 

 宴会が終わった後、私はその経営者との会話を思い出しました。彼らからすると高い学位は出世の鍵です。私達は常人の中の栄耀栄華を求めませんが、学位などは私達が主流社会に入って、もっと多くの高い階層の人と接触でき、この階層に真相を伝える機会を作る「鍵」だと思います。実は、この階層の人たちは身近な知合いの話を信じやすいと思います。私との会話がなければその経営者は知合いの中国人のデマを信じたかも知れません。

 最近、政府に向けて真相を伝える仕事をやっている中で、常人の中での学歴、肩書きなどについて修煉者は気にしませんが、私が常人に名刺を渡す時、相手は私に信頼感を持ち、より良い仕事ができることに気づきました。私達は常人の環境に円容するために時間がかかりますが、心をまっすぐにすれば、特に周りの中国人に真相を伝える時、大法はきっとその努力を我々の味方に付けると私は思います。 

 二、いつでも、出会った中国人に真相を伝える

 師父は『2003年アトランタ法会での説法』でこうおっしゃいました。「更に、偶然に出会った人、生活の中や仕事の中で出会った人に皆さんは真象を伝えなければなりません。この世ですれ違って、話ができなかった人にも慈悲を与えなければなりません。済度されるべき人、更に縁のある人を失わないでください」。

 私が所属する大学は同州最大の公立大学で、中国のたくさんの大学と共同プロジェクトがあり、毎年中国から数百人の交換学生が来ます。私はかつて勉強の時も、今教鞭を執っている時も、ずっと意識的に中国人と友達になって真相を伝えています。しかし、生活の輪が狭く、普段接触できる中国人の数も少なく、多くの中国人とは挨拶したことさえありません。

 2007年、新唐人舞踊コンテストが中国留学生会に妨害され、中国留学生会が大使館にコントロールされた事実も次第に暴露されました。どのように、この数百人の中国人に真相を伝えるかが切実になってきました。

 よく知られるように、中国人留学生と学者はほぼ、学校の「CSSA」というメーリングリストに加入します。ふだん、このようなメーリングリストは加入者に生活関係の情報を配信します。他の学校の大法弟子がCSSAメーリングリストに法輪功の真相資料を配信したため、リストから削除されたと聞いています。このメーリングリストの加入者に真相を伝えるためにまずメーリングリストの管理者に真相を伝えたほうがいいと思います。さもないと管理者がきっと私のメールを削除して、加入者に配信しないと思います。

 師父は偉大な慈悲でもって、職業を見ずに心だけを見て衆生を済度しておられます。相手が誰であれ、私は済度する慈悲の気持ちで空いてを救わなければならないと思います。去年、秋の新学期が始まる前に、私はメーリングリストのある管理者に会いに行きました。彼はとても若い学部生です。彼に1時間ほど法輪功の真相を伝えた中で、彼が中国共産党に汚染された程度はそれほど深くないと感じました。メールの削除について言及したら、彼は、米国の言論と信仰の自由などに賛同して、メールの削除などしないと言いました。これで、今後メーリングリスト加入者に真相を伝える扉が開けたと思います。

 何日か経って、彼はCSSAに新入生歓迎のバーベキューの情報を配信しました。これは真相を伝えるよい機会だと思って、私と妻は焼肉を用意して参加しました。多くの参加者が米国に来たばかりで、生活上いろいろと分からないところがあります。私と妻は熱心に彼らの質問に答えて、留学生活に役立つ情報も教えました。多くの人が私達を囲んで話をして、とても友好的な雰囲気が作られました。しかし、どうやって自然にみんなに大法の真相を伝えるかを、私はずっと考えていました。

 チャンスがすぐにやってきました。ある学生は、偶然に私が知っている同修と同じ名前でした。あなたと同じ氏名の人を知っていると言ったら、彼は、知っていますよ、彼女は法輪功学習者です、と言って、法輪功に対して誤解した話をしました。私は一つ一つ彼に釈明しました。さきほど留学生活の話を聞いた学生たちはまた私を囲んで、法輪功の真相を聞きました。その日、私は3、4時間も話して、大法のすばらしさ、迫害の現状、中国共産党の邪悪をすべて言いました。私はまた多くの話をして、彼らは夢中に耳を傾けてくれました。これで真相がはっきり彼らに伝わって、彼らはまた常人の輪に真相を広めるに違いないと思います。

 似たような事がもう一度ありました。私はある学術会議に参加した時、中国からやってきた数人に会いました。私は、親切に彼らにワシントンDCの名所を案内して、米国の生活を紹介しました。短い2日間ですが、彼らはとても私に感謝しました。別れる時、私は自分の経歴を彼らに教えて、自分が書いた本をプレゼントしたいと言うと、彼らは宿泊ホテルに誘ってくれました。その夜、私達はいっしょに「風雨天地行」のディスクを見て、私はもっと詳しく法輪功の真相を伝えました。

 ホテルを出たのは深夜1時でした。真相が分かった彼らのために嬉しく思いました。また、たくさんの同修に比べ、私は正念が足りないかもしれないと反省しました。同修が数分で真相を伝えられるのに対して、私は毎回何時間もかかります。私は運転しながら計算しました。1日にもし1人に真相を伝えることができれば、8年間で計2500人を救うことができます。しかし、毎日このようなチャンスがあるとは限らないし、あっても1日に1人という能率はやはり低いのです。同時に数百人に真相を伝えることができないかと考えました。自分にそのような考えがあるとき、師父はすぐそのチャンスを作ってくださいました。

 (続く)

 (2008年ワシントンDC法会での発表原稿)

 2008年8月6日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/7/21/182457.html