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韓会亮さんが不法に拘禁され、障害を持つ息子は父を恋しく思う

(明慧日本)河北省唐山市の法輪功修煉者・韓会亮さんの息子は、今年21歳になった。出生時の医療事故で脳に傷を負ったため、現在もはっきりと発音できず、一人では生活できない状態で、常に看護を必要としている。彼は何度も「お父さんに会いたい、お父さんに会いたい」と何度も繰り返しつぶやいている。韓会亮さんの妻も夜は眠れず、韓会亮さんの安否を心配している。

 韓会亮さんは、装飾会社の社長である。しかし、オリンピック開催前に、唐山でトーチリレーが行なわれることになり、その二日前の2008年7月29日午前、韓会亮さんはいつも通り、車に乗って勤め先に行く途中であった。突然、複数の警官が彼の行く先を阻み、路南支局の警官および派出所の警官、計8人は韓会亮さんの言い分を聞こうともせず、韓会亮さんの身柄を強制的に拘束し、車を押収し、さらに携帯電話2個およびすべての鍵を奪った。警官らは、奪った鍵を使って、公然と韓会亮さんと家族がいない日をねらって、不法に韓会亮さんの家宅捜索を行なった。警官らは、韓会亮さんが仕事で使う設計用のパソコン、プリンタなどの全設備、法輪功の書籍や資料などがすべて没収され、数万元にのぼる財産が奪われた。しかも、家宅捜索のため家中が狼藉し、散らかっていた。ちょうどこの時、韓会亮さんの妻の姉が用事のため、韓会亮さんの家に入り、これらの状況を見て、警官らが韓会亮さんの銀行通帳を手に握っているのを見て、「通帳まで取るのですか」と聞いた。さらに、隣人たちもやって来て、「警官はなぜ市民の住宅に不法に侵入し、物を奪うのか、これは犯罪者同然ではないか」などと非難した。

 韓会亮さんは法輪功を修煉するようになってから、タバコ、酒、けんかなどの悪い習慣を絶った。韓会亮さんは人を助けるようになり、法輪功の「真・善・忍」の基準に従って良い人を目指した。仕事でも平等に取り引きを行い、会社の経営状態も非常に良かった。夫婦二人は病気の息子を看護するため、他の家庭より少しばかり辛かったが、平穏な日々を送っていた。

 中国共産党は、オリンピック開催を理由に、多数の法輪功修煉者の身柄を不法に拘束していた。そのため、痴呆症となった韓会亮さんの息子は、愛する父を離れ離れになってしまった。韓会亮さんの妻は、息子を看護しながら、夫の安否を心配し、日々の生活に追われている。今の中国では、韓会亮さんの家族のように、悲しみの境地に追いやられるケースは何万とあることだろうか。今年5月1日から7月31日まで、不完全な統計ではあるが、唐山地区だけでも不法に98人の法輪功修煉者が強制連行され、そのうち5人が各地をさすらっている。オリンピックは中国人に何の喜びももたらすことはなく、かえってたくさんの災い、さらには悪辣な殺戮をもたらした。

友誼里派出所
街のオフィス

 2008年8月8日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/8/3/183332.html