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法輪功修煉者・王志剛さんが不法に逮捕され、残された母は正義の助けを求める

(明慧日本)法輪功修煉者・王志剛さんは2008年7月10日午後7時ごろ、勤務先から帰っていたところ、突然、太原万柏林公安支局および長風派出所の警官に身柄を拘束され、現在は、万柏林留置場で不法に拘禁されている。

 王志剛さん(36歳男性)は、大学卒業後、太原理工大学内で書店を経営している。母と共に暮らしている。

 しかし7月10日午後11時ごろ、70歳の王さんの母は、食事を作って息子の帰りをずっと待っていたが、いくら待っても帰って来なかったどころが、万柏林公安支局および長風派出所の警官らは、突然自宅に侵入し、家宅捜索を行なった。王さんの母が止めるのを無視して、王さんが経営する書店のパソコン、プリンタなどの物品、および本を購入するために長年貯めてきた6千人民元をすべて没収した。

 王さんは大学卒業後、ある国営企業に勤めていた。しかし、会社勤めは自分の理想と違っていたため、王さんは会社を辞め、理工大学内で書店を開いた。真善忍という基準に従って、常に自分を厳しく律し、社会に対しても人々に対しても、本当に良い人としてずっと修め続けてきた。1998年夏に南方で洪水が発生し、王さんは全額の貯金である1万5千人民元を被災地区に寄付した。これは、太原市で寄付した金額で最高額であった。他の人は、この寄付金額を耳にしてから、「あなたはいつも農民のような服しか来ていないし、毎日2角(0.2人民元)を貯金していますが、なんと大変なことでしょう。どうして全部寄付するのですか」と聞いた。王さんは「今、私は食べるものもあるし、着るものも住むところもありますが、被災地域の人々にはこれらのものがありません。皆さん助けを必要としています」と話した。この言葉は、あまりにも素朴で、平凡だったが、聞く人を震撼させる言葉の一つ一つが、人々の間で逸話として伝わった。記者が取材しようとしたが、王さんは断った。公園の水が漏れたら、王さんはいつも自分の道具を持って修理していた。そのため、人々は王さんが水道修理工だと思い込んでいたほどだった。

 王さんはすばらしい所がありすぎて、枚挙に暇がない。

 しかい、このような良い人が、真善忍を信念としていることを理由に、長年の間さまざまな迫害と差別を受けてきた。1999年7.20以降、王さんは不法に57日間拘禁され、さらに1年の労働教養収容処分を言い渡された。しかし、釈放されてからも、2001年に再び新店労働教養所で3年間拘禁された。長い間にわたる人道に反する残酷な拷問や精神的圧力、さらにそれに加えて長時間の重労働を課せられたため、元々健康だった王さんは、肺結核を患い、体には拷問のために永遠に消えることのなり傷跡がたくさんできてしまった。

 現在、王さんは再び正当な理由もなく拘禁された。2008年7月14日午前、王さんの母は、太原市万柏林公安支局の610弁公室の主任に対して、なぜ息子を逮捕したのかと問い詰めた。さらに、息子をただちに釈放し、理由もなく没収したものを返すよう求めたが、610弁公室の主任は、王さんが法輪功の資料を配った、と言っただけで、それ以上の説明はなかった。さらに、没収したものは返さないとした。

 70歳を超える王さんの母は、息子の安否を心配し、早く家に戻ってくることを毎日切実に望んでいる。

 2008年8月9日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/8/4/183383.html