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ラビ委員会:迫害による法輪功修煉者の死亡は中国共産党の責任

(明慧日本)『カナダ自由紙』(CFP) 8月の記事で、「イスラエルのラビ委員会---ユダヤの最高評議会兼最高裁判所は、中国共産党は法輪功修煉者に対する謀殺行為に責任を負わなければならないと、史上かつてない裁定を下した」。そして、「もしオリンピックの前に、人権問題が適切に解決されなければ、オリンピックに参与することは、中国の人権蹂躙を無視すると理解され、弾圧を支持するに等しく、このような支持は世界の平和にとって間接的な危害である」と報道した。

 報道の中で、「2008年7月15日、法廷は一つの決議で、大量の異なる証言と間接的な証拠に基づき、ユダヤ公議会の国際法廷は結論を出し、(中国共産党政権代理者)が罪のない法輪功修煉者を謀殺する実例は無数にあり、その上、もしかすると、大量で厖大な利益は生体からの臓器摘出から来ているかもしれない」と言及した。

 報道は法廷の話を引用して、「もしこの人権問題がオリンピックの前に解決しないならば、スポーツ選手、観覧者および政治の指導者がオリンピックに参与することは、間接的に世界平和に危害を及ぼすことだ」と強調した。

 報道で、「イスラエルの法輪功修煉者は2007年7月に要望書を出した。この裁決はそれに対する答えである。ユダヤ公会(The Sanbedrin)はユダヤの公議会とも称し、71人のユダヤ長老からなる立法議会と最高の法廷である。その国際法廷とグループ委員会は国際問題に力を尽くし、ユダヤ法を基礎にして、問題に対する見方を公表し、一種の宗教的な指導をしている」と述べた。

 報道で、「法廷は人権の専門家の提供する証言と証拠を審査し、公に決定を下す。これらの人権の専門家は、アメリカ人権法律基金会 (HRLF) およびカナダ元アジア太平洋局長で、独立調査レポートの『中国共産党が法輪功修煉者の臓器摘出に関する調査報告』の作者のデ−ビッド・キルガー氏を含む」と語った。

 カナダ自由紙はユダヤ系の弁護士・テりー・マー氏 (Terri Marsh) を取材した。彼女は、「大屠殺の悪夢から覚めたユダヤの子供として、私は13歳の年から誓った。もし同じような悲劇を再演するならば、私は道義上後ろへは引かずその発生を制止する」と述べた。

 報道により、「ラビ委員会の消息筋によれば、中国共産党当局は出廷を拒否したが、しかし書類と数字のデーターを提出して告訴に反発したことは確かで、この事件を終えるために、中国共産党当局は法廷に対して政治的圧力を加えた。しかしイスラエルの政府から独立した実体として、委員会はこのような理不尽な要求を特に気にしない」と語った。

 引き続き、報道の中で、「中国共産党当局の正式の参与がないため、プロセスの公平性を確保するため、法廷は伝統のユダヤ司法のプロセスに従って、しかも『公正な司法官は、同時に欠席側の弁護士として』証人に対して対話型の問い合わせを実行した」という。

 報道で、「中国共産党当局が法輪功修煉者の死亡に対する責任を負うことがあるとすれば、法廷は『7戒』 (the seven Noahide commandments) によって、中国共産党当局の『最低基準の自由を保障すること』、すなわち2007年5月に通過した中国の法律---本人の同意を経ていない臓器摘出を停止し、そして中国共産党当局が、国際関連組織が上述のこれらの法律を守ったかどうかを自由に調査することを許すことだ」と語った。

 最後に、法廷の声明を引用してカナダ自由紙は、「もしオリンピックの前に、人権問題が適切に解決されなければ、オリンピックに参与することは、中国の人権蹂躙を無視するものと理解され、弾圧を支持するに等しく、『このような支持は世界の平和に間接的な危害である』」と報道した。

 2008年8月9日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/8/5/183482.html