日本明慧
■印刷版   

天津の耿冬さんは逮捕され、家族が苦しい状況に追い込まれている

(明慧日本)天津市南開区の法輪功修煉者・耿冬さんは7月27日、学府街派出所の警官に不法に連行されたが、一晩で釈放された。しかし翌日、再び身柄を拘束され、個人用のノートパソコンを没収された。耿冬さんは現在、南開区留置場に拘禁されている可能性が高い。耿冬さんが不法に身柄を拘束されたのは8月1、2日であって、ちょうどオリンピックのトーチリレーが行なわれる時であり、公安部は五輪前に法輪功修煉者を厳しく統制するよう命令を下した時である。

 耿冬さんは身柄を拘束される三日前、妻は子供を生んだばかりで、介護を必要としていた。また、母は息子が再び逮捕されたショックで、脳梗塞が発症し、一人で生活することができなくなった。父も、息子を失って非常に悲しんでいる。一家はこのように、再び悲しみの窮地に追い込まれている。

 耿冬さんは1999年に法輪功が迫害を受ける前、天津大学煉功場の連絡担当者であった。皆が一緒に煉功できるため、資料をボランティアで提供するなど熱心だった。しかし、1999年7.20に迫害が始まってから、耿冬さんは何度も迫害を受けた。2001年3月、天津市で二年半の労働教養処分を言い渡された。2004年1月、明慧ネットで厳正声明を発表したことで再び拘束された。そして、珠海市思想改造施設で拘禁された。その際、施設の写真を撮影し、明慧ネットに暴露したことを理由として、再び二年の労働教養を言い渡され、しかも期間を延長され、2006年5月にやっと釈放された。

 耿冬さんが受けている残酷な迫害は、中国で迫害によって不幸な目に遭わされた無数の家族の一つに過ぎない。不完全な統計であるが、2007年後半から、8000以上の家庭が、このように支離滅裂となった。国際社会が中国共産党による残酷な人権迫害に関心を寄せ、早く迫害を終わらせるよう救援を望む。

 2008年8月12日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/8/9/183734.html