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中国民航大学の助教授:不法に労働教養処分を科され、大学から解雇された

(明慧日本)中国民航大学の助教授・岳中生さんは真善忍の信条を信仰して法輪功を修煉するため、何度も深刻に迫害されて、勤め先の大学に『九評』(中国共産党について九つの論評)を伝播したことを疑われて労働教養処分を科された。天津市双口労動教養所で苦しめられ、8本の肋骨を折られ、大学から解雇された。

 岳中生さん(40歳男性)は1968年河南省林州市に生まれ。1990年鄭州大学の外国語学部を卒業し、1996年天津外国語大学院の英語学科を卒業してから中国民航大学(もとの中国民航学院)の人文学院の助教授を務めた。岳さんは若い頃肝炎、肺結核などを患って、時には痛みで寝られないこともあった。1998年より法輪功を修煉し始めてから、奇跡的に病気が治って、身体が健康になった。同時に修煉で心性が向上し、仕事にしっかり対応して、まじめに勤め、名利、待遇などには淡泊で、2003年に「中国民航学院の優秀教師」に選出された。

 しかし、1999年7月邪悪な共産党グループが法輪功に対して迫害をし始め、岳さんの生活も壊された。2000年、各大学は文化大革命式の「すべてが態度を表明すること」を強いて、共産党と一致を保たなければならないと要求した。岳さんは嘘の態度を表明したくないため、大学保安課に告発され、当日も天津市公安局に不法に尋問されて、これから煉功をしない「保証書」を書くことを強いられた。保安課はその後岳さんのため単独の思想改造班を開いた。 

 2005年末、岳さんは自分が煉功して受益した自らの体得を通じて、学生に法輪功を修煉するメリットを伝え、真相資料を渡した。しかし意外にも真相が分からない学生に告発された。2006年1月13日、天津市東麗区「610弁公室」と東麗区公安支局の常万新、陳、孫、劉強と新立村派出所などが大学から連行し、不法に岳さんを15日間拘留した。 

 2006年初め、中国民航学院の保安課課長の劉路江、教務課課長の于剣は『九評』の資料を検出したという理由で東麗公安支局に告発した。2月16日、東麗区「610弁公室」と東麗公安支局の常万新、陳、孫、劉強らが新立村派出所の劉宝清および航空学院保安課の劉路江、王長傑、廖と結託して岳さんの家に突入して本人を連行し不法に東麗留置場に拘禁した。その間、岳さんは自分の権利を守るため弁護士或いは家族に会見して弁護することを要求したが、この合理的な要求は拒絶された。李偉は「もしお前のために弁護する勇気がある弁護士がいれば、俺は先にその弁護士を捕まえるぞ」と吹聴した。 

 岳さんは不法に労働教養1年3カ月の処分を科され、2006年2月27日に天津市青泊窪労働教養所に移送された。 

 岳さんがいわゆる「反省書」を書かないため、1日中腰掛け(ある折り畳み式の小さい腰掛け)に座らされた。3月10日、岳さんは自分がこのような待遇を受けるべきでないと座ることを拒絶した。監視役の李斌(別名の李斌斌)は怒り出して、直ちに時書沢などの3、4人の監視役を呼んできて岳さんを殴ったり蹴ったりして、腰掛けを持ってめった打ちを20分以上続けた。かれらはもと受刑者あるいは労働教養の経歴のある者ばかりで、人を殴る時に非常に残酷無情だった。

 最後に、岳さんは打たれたて地面に倒れ、息絶え絶えで動けなくなった。その後岳さんは三大隊の大隊長・呉明星に健康診断を要求した。天津市第1中心病院の整骨科の劉医師の検査を受け、レントゲンによる診断では「骨折」の可能性があるということだった。岳さんが釈放された後に、2007年3月に同じ病院の同じ医師の診断結果では、左側と右側の計8本の肋骨が骨折していた。

 岳さんが釈放された後に、元勤め先の中国民航大学は岳さんの境遇に対していかなる同情もしないだけでなく、甚だしきに至ってはいまだに復職することを拒絶している。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年8月16日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/8/9/183717.html