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70歳の老人が不法に連行され、村人が連名で釈放を求める

(明慧日本)河北省泊頭市梁屯村の法輪功修煉者・崔占祥さんは2006年5月外出中に悪質な警官に連行され、お金を脅し取られてから釈放された。2008年6月に泊頭市裁判所は崔占祥さんに「逃走中の犯人」だと中傷して不法に逮捕した。こうした脅しに村人の怒りが限界となり、100人以上の村人が連名で裁判所に抗議文を送り、無罪の崔占祥さんを無条件で直ちに釈放するように強く要求した。

 崔占祥さん(68歳男性)は河北省泊頭市梁屯村に在住。子どもたちが独立したので、夫婦2人で精いっぱいお互いに助け合いながら、少しの畑を耕して何とか生活をしていた。奥さんが脳出血後遺症で体がダメになり、自力で生活ができなくなり、家庭の負担がすべて崔占祥さんにかかっている。

 崔占祥さんは2006年5月10日の午前、知り合いのバイクに乗って外出中、路上で西辛店公安出張所の警察に不法に連行され、逮捕された。逮捕の理由はバイクの後ろに法輪功の資料を乗せていたという。崔占祥さんにでっち上げた罪名は「法律の執行を破壊した」ことだという。その後、泊頭市裁判所は3000元を脅し取り保釈を認めた。

 その後の2006年11月12日にも、また裁判所に証人として出て欲しいという手口で騙して再逮捕しようとしたが、ちょうどその日に崔占祥さんが自宅にいなかったために今回の災難から逃れることができた。しかし、2008年6月またも「逃走中の犯人」という訳も分からない理由で崔占祥さんを再逮捕した。現在、崔占祥さんは留置場に監禁されて2カ月経っている。

 2008年6月12日昼頃、西辛店公安出張所所長の李国棟は梁屯村主任の案内で崔占祥さんの自宅にやってきた。彼らは何も証明や証拠を見せないままに自宅に侵入し、崔占祥さんに話がある、出てきてほしいと言った。崔占祥さんが家を出るとそのまま逮捕し、直接留置場に連行した。こうした勝手に無罪の人を逮捕するようなエスカレートした不法行為を村人が見て、我慢できなくなり、怒りが限界を超えた。100人を超える村人が崔占祥さんを無条件で直ちに釈放する文書に自ら署名し、署名文は村の書記、主任と大隊の会計士3人が裁判所に届けた。残念ながら、泊頭市裁判所は100人以上の村人の意見を聞こうとせず、いまだに無罪の崔占祥さんを釈放していない。家には病気の妻が自力で生活することができなくなっている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年8月16日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/8/15/184142.html