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蘇常蘭さんは迫害されて死亡 息子と娘は孤児になった

(明慧日本)山東省済寧市の法輪功修煉者・蘇常蘭さんは、2007年9月12日に済寧市の中区公安支局に不法に家財を没収され、強制連行された。蘇さんは1カ月迫害を受けて急性肝炎の症状が現れた。そのため労働教養所は蘇さんを断った。2008年3月3日、蘇さんは冤罪が晴れぬまま、この世を去った。

 蘇さんの夫は6年前に亡くなった。蘇さんは独りで豆腐を製造して生計を立て、生活を切り詰めて節約し、2人の息子と娘を養っていた。娘は今年18歳になり、息子は青島の学校に行っている。

 蘇常蘭さん(51歳女性)は、済寧市任城区の南張鎮宋南村に在住していて、1997年に法輪功の修煉を始めた。煉功してわずか2カ月で体に長年蓄積してきた胆のう結石などの疾病が何の治療もすることなく、すべて治った。体は健康になり、気持ちも楽になった。仕事をする時も、より力が入るので蘇さんはいつも嬉しそうで、人に会うたび法輪大法は素晴らしいと言っていた。

 夫が亡くなった時、息子と娘はまだ小さく、生活の重責はすべて蘇さん1人の肩にかかっていた。しかし、蘇さんは粘り強くこのすべてを引き受けた。6年間、毎日生活を切り詰め、早く出て、遅く帰った。そして、心を尽くして子供の世話をし、学校へ行かせた。蘇さんがまめに節約するので、経済的にも少し余剰ができ、さらに子供のために中庭(庭のある家)を建てることを計画していたが、不幸にも中国共産党の高圧な迫害のため、冤罪の晴れぬまま、この世を去った。

 2007年9月12日、済寧市の党書記・孫守剛の直接の指図のもと、済寧市中区公安支局と所属の18派出所は、野蛮にも20数人の法輪功修煉者を集団で不法連行した。その中には蘇常蘭さん、周寧さん、岳麗華さん、李瑞峰さんなどが含まれていた。

 当日朝の6時頃、数人の悪らつな警官は突然、蘇常蘭さんの家に飛び込み、徒党を組んで略奪をする土着の盗賊のごとく、至る所無闇にひっくり返して、1万元余の複写機などの物品を奪っていった。そして蘇さんを済陽派出所に不法に強制連行した。また有無をも言わせず済寧市留置場へ送り、不法にも30日拘禁した。

 その後、済寧市の中区公安支局は蘇さんに対し、不法にも3年の労働教養処分を決定、悪名高い済南女子労働教養所に送る予定だった。その時、蘇常蘭さんは様々な侮辱と迫害を受けたため、突然急性肝炎を患って、労働教養所に断わられた。しかし、中区公安支局はここでやめることなく、ただ一言「所外執行」だと言って、3年間の不法労働教養の判決を下した。

 それ以後、中区公安支局の郭洪涛をはじめとする悪らつな警官らは、蘇さんが重病に苦しむ中で、依然として絶えず蘇さんをかき乱しては巨大な精神的圧力をかけた。体の状況はますます悪化し、入院して1カ月治療しても依然、好転することなく、ついに2008年3月にこの世を去った。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年8月22日


(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/8/20/184418.html