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「法輪功人権」:各国外交部へ緊急に通告書簡を提出(写真)

(明慧日本)この数ヶ月以来、中共はオリンピックを利用して法輪功修煉者をさらに迫害している。大陸各地で法輪功修煉者が強制連行され、虐待されて死亡し、家族が離散する事例が迅速に増えている。これについて、米国の人権組織「法輪功人権」は、すでに各国政府の外交部に緊急に通告書簡を送り、特別に注目するよう呼びかけた。当組織はまた、通告書簡を国連人権理事会にも提出した。

 通告書簡では、現在中国で、中共は法輪功修煉者とその家族に対して、人類歴史上もっとも邪悪な集団虐殺の迫害を行っている、と指摘した。もし私たちが、法輪功修煉者らが耐えている迫害を真に理解できれば、もし私たちの心が打たれたら、私たちは迫害されている法輪功修煉者らのために何かができるはずである。

 以下は、通告書簡に載せられている実例。

 *元気な女性が13日間拘禁された後、即死

 上海浦東新区の警官は、2008年3月1日に法輪功修煉者・古建敏さんを逮捕した。当時、彼女はとても元気だった。2008年3月13日、警官は彼女の夫を呼び、一部の書類にサインするよう要求した。警官は、彼女に重病のための服役中の一時出所手続きをさせようとしていた。古さんの夫が古さんを目にしたとき、彼女はすでに瀕死状態に陥っていて、面倒をみる人もいなかった。彼女の夫は手助けを切に願ったが、古さんは自分の夫の目の前で死んでいった。古さんの夫は、警官らが自分を騙して、重病のための服役中の一時出所手続きをすることに同意させ、それによって監禁期間中の古さんが迫害により亡くなった罪の責任から逃れようとしている、と分かった。

 *オリンピック前、警官は山東省臨沂市で90人以上の法輪功修煉者を逮捕

 内部関連筋の情報によると、2008年2月19日、中共は「中央政治法律委員会」の名義で、「社会の安定を適切に守り、北京オリンピックの安全を確保する作業に関する意見」という、指令(ドキュメント)を秘密に発布したという。当該指令は全国40ヶ省級「政治法律委員会」、および「省委員会邪教問題に対する用心と処理弁公室」に下達された。当該指令では、2008年3月から9月の間、「時間を集中して、人力を集中して、紛糾と矛盾を検査し、解消する特定項目の活動を展開し」、「オリンピックを取材する海外記者の中国での活動に対する管理を強化し」、「インターネット、および携帯メッセージの管理を強化し」、かつ特に法輪功に対して「厳密に用心し、厳しく打撃する」ことを強調した。その後すぐに、臨沂市では90人以上の法輪功修煉者が不法に逮捕され、警官は不法にこの90人以上の法輪功修煉者の自宅に突入し、現金と個人の物品、および中共から独立した唯一のテレビ局で、大陸に向けて番組を放送するテレビ局である新唐人テレビ局の番組を受信する衛星アンテナを奪い去った。彼らはこれらの法輪功修煉者に対して、審判なしで、一年から三年の労働教養、および監禁を科した。他にも、臨ジュツ県の法輪功修煉者・王景暁さんは不法に3年の刑を言い渡され、キョ南県の法輪功修煉者・曹国真さんは不法に八年の刑を言い渡された。

 *馬三家労働教養所で起きた事件、一人の母親は胸が張り裂ける思い

 郭さんは馬三家労働教養所で自分の娘・李紅舒さんの様子を目にしたとき、驚かせられ、胸が張り裂ける思いだった。李紅舒さんは法輪功を修煉したため、不法に三年の労働教養を強いられ、悪名高い馬三家労働教養所に監禁された。李紅舒さんの目は殴られて青くなり、痩せ細ってほとんど歩けない状態だった。郭さんはやむことのない苦痛を感じ、悲しみのあまり健康状態が悪化し、現在、片目がすでに失明してしまった。

 *山東省女子刑務所は、孟麗君さんに不明な薬物を飲ませた

 孟麗君さんは法輪功を修煉したため、秘密裏に十年の判決を言い渡された。警官は孟さんに精神病があると言いふらし、彼女に不明な薬物を飲ませた。不法に四ヶ月間拘禁された後、孟さんは制御できず常に大声で泣き叫び、自分の子供まで分からなくなった。彼女は自分が釈放されるその日まで生き伸びることができるかと心配していた。

 *弁護士は脅され、法輪功修煉者のために弁護することを禁止された

 法輪功修煉者らは逮捕された後、ずっと法律による弁護の権利を剥奪されていた。2007年8月1日、9人の法輪功修煉者は、遼寧省凌源市北路村に集まった時に強制連行された。彼らが依頼した弁護士の中には、敢えて出廷して弁護できない人、あるいは裁判所に拒絶された人、あるいは、もし法輪功修煉者のために弁護したら、弁護士の資格を取り上げると脅された人、また、政府とぐるになって法輪功修煉者の利益を侵犯するものもいた。

 *胡艶栄さんは四日間監禁された後、迫害により亡くなった

 胡艶栄さんは2007年8月1日に強制連行された際、警官にスタンガンと金属棒で狂ったように殴られた。胡さんはひどい傷を負い、病院に送られた。彼女の口、目には傷が残り、こめかみと目の間は濃い紫色になり、鼻に傷を負った。医者は胡さんに脳手術を二回実施したが、彼女は8月5日にこの世を去った。

 *修煉の権利を要求した法輪功修煉者は、迫害を受けて亡くなった

 倪文奎さんは法輪功を修煉したため、2002年に逮捕され、悪名高い紅衛星刑務所に送られて三年間拘禁された。警官は絶えず倪さんを殴打し、虐待した。一度、20人の警官が同時に倪さん一人を殴打した。その結果、倪さんはそれきりはっきり言葉を話すことができなくなり、反応も鈍くなった。倪さんの体重は65キロから35キロに減った。それから昏迷状態に陥り、2007年11月12日にこの世を去った。 

迫害される前の倪文奎さん

大慶刑務所で迫害された倪文奎さん

 各国政府の外交部に、以上の迫害事例を緊急に通告すると同時に、「法輪功人権」は最近迫害された法輪功修煉者の実例も国連人権理事会に提出した。

 国連人権機構は、国連人権理事会の決議に基づいて設立された。そのため、人権侵害の個別事件に対する回答の要求に対して、各メンバー国は必ず規程にしたがって返答し、釈明しなければならない。また彼らの返答と説明は年度報告の中に記録され、全世界の注目を浴びる。かつて、中共政権は強大な国際圧力により、回答を要求された法輪功修煉者に対して待遇上の改善を行い、釈放に至った。

 (「法輪功人権」より転載)

 2008年8月24日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/8/4/183428.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/8/7/99614.html