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遼寧省盤錦市:殺人事件、オリンピック開催中に発生

(明慧日本)2008年北京オリンピックが開催されている中、盤錦地区では数十名の法輪功修煉者が自宅で警官に不法にも強制連行された。その中でも楊景芬さんは悪らつな警官に強制され、自宅のビルの下で息を引き取った。

 楊景芬さん(女性59歳)は遼河油田電力会社の退職者である。楊さんは善良で温厚、家事以外に息子と娘の子供の面倒を主に見ていた。彼女は法輪功を修煉しただけで、2008年8月18日午前7時30分、盤錦市興隆台区の国保大隊の悪らつな警官6名に不法にも強制連行された。その日は雨が降っていたが、それらの悪らつな警官は突然、楊さんの自宅に不法に押し入った。先頭に立っていた警官が警察手帳を提示した後、楊さんの夫に「楊景芬は法輪功を修煉した嫌疑がかかっている。従って我々は彼女を連れて行かなければならない」と言った。

 楊さんはその場で警官に「私が何の法を犯したのでしょう? どうしてあなたたちと一緒に行かなければいけないのですか?」と質問した。悪らつな警官は理由を答えることが出来なかったが、捜査令状もないままに、おのおのに部屋に押し入り、不法な捜査を始めた。そして一切の証拠もないままに、悪らつな警官は楊さんを不法に強制連行しようとした。

 9時過ぎまで楊さんが対峙していたときのこと。楊さんの夫は息子に必要な物を届けるため、外に出かけた。部屋には楊さんと2歳になる息子と娘、そして6名の悪らつな警官がいた。楊さんの夫が9時半に帰宅したとき、楊さんはすでに自宅のビルの下で死亡していたことを発見、悪らつな警官らは「彼女はビルから飛び降りたのだ」と言った。

 楊さんはどうしてビルから飛び降りたのか? 当時、部屋にいた6名の警官は何をしたのか?

 楊さんの死は「世紀エリア」や「幸福エリア」(注:中国では都市計画上の住宅ゾーンを指す)などの住民や、発電所の旧知の従業員たちを驚かせた。温和で上品、言葉数も少なかったこの高齢のご夫人を、どうして死に追いやらなければいけなかったのだろう? 中共は毎日「調和」の取れた社会を作り上げようと叫んでいるではないか? はたしてオリンピック開催中に、強制して人を死なせることは、「調和」の取れた社会を作り上げていることなのだろうか? これは中共政権が法輪功に対して犯した、もう一つの血の債務なのだ。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年9月3日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/9/1/185101.html