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山東省:70歳の張月蘭さんはオリンピック期間中に迫害され死亡

(明慧日本)2008年7月9日、山東省イ坊安丘市の警官数人は、再び張月蘭さんの家に行き、70歳の年配者を捕まえようとした。張さんは数日間、足を痛めて歩くことができなかった。警官らは、こんなにひどく負傷している年配者を見ても冷淡で、東関派出所の警官が24時間、張月蘭さんを監視し続けた。2008年1月1日から8月24日までの間、安丘市の警官は少なくとも42人の法輪功修煉者を連行した。

 張月蘭さんの長男と嫁は、中共から脅しを受け、他の警官からも圧力をかけられた。張さんは家で隔離され、人身の自由がなく、食事も喉を通らなくなり、体がますます痩せ細ってきた。そして、オリンピック開催期間中の2008年8月15日、張さんはこの世を去った。

 張月蘭さん(女性)は、安丘市南流鎮病院の退職医師。夫を早くに亡くした。法輪功を学ぶ前、張月蘭さんは全身病気だらけで、高血圧、頸椎破壊、糖尿病などの病気を患っていた。病気治療のため、張さんはあらゆる医療手段を試し尽くしたが、結局良くならず、自力で生活することもできなくなってしまった。

 1997年のある日、一人の法輪功修煉者の紹介で、張さんは法輪功を学び始めた。数人の法輪功修煉者に連れられて煉功場に行き、李洪志先生の説法ビデオを見た。椅子に座ってビデオを見ていた張月蘭さんは、見終わって椅子から立ち上がり、家に向かって帰ろうとした。何歩か歩いた時、突然ある人が彼女を見て「張月蘭さんが歩けた!」と叫んだ。

 張月蘭さん本人は「あっ、歩けるようになった!」と驚いた。張月蘭さんは法輪功を煉功した後、体のあらゆる痛みが消え、健康を取り戻し、本当に病気のない体の喜びを心から感じた。このことは、南流鎭病院を驚かした。

 2000年10月27日、張月蘭さんは法輪功の真相を伝えるための資料を配ったという理由で逮捕された。不法に安丘留置所で身柄を拘束され、張月蘭さんはずっと断食で抗議した。留置所の副所長・張元亭に強行して食事を喉に流し込まれ(灌食)、15日間手足に手錠をかけられた。手錠を取り外した後、強制的に一日中鉄の椅子に座らせ、刑事拘留させた。張月蘭さんは17日間断食した後、警官らにル博王村労働教養所に送られ、身体検査で体の状況が非常に悪いと診断されたため、ル博王村労働教養所は拘留を拒否した。張月蘭さんは断食を続け、3日経った後に家に戻され、ずっと家を監視され、一ヶ月間家に閉じ込めてられた。張月蘭さんはあらゆる機会を尽くして家の中から脱出したが、泊まる所のない日々をすごした。

 2001年6月13日、流離っていた期間、張月蘭さんは賃貸部屋で公安局副政委の程淑平が率いる警官らに連行され、合計2万元に相当するお金と私物を押収され、3年間の労働教養を不法に科された。6月14日に王村労働教養所に連れ戻され、身体検査もせず、程淑平は人間関係を使って張月蘭さんを労働教養所で拘禁した。

 労働教養所で、最初の五日間は睡眠を許されず、警官らは強制的に張月蘭さんを洗脳した。張さんは転向に応じなかったため、あらゆる手口で脅し、迫害した。張月蘭さんは労働教養所で3年間も迫害を受け、期限になってやっと釈放された。

 2000年1月から2004年4月までの期間、衛生局局長・李廷は「610弁公室」のリーダー王子清に指示され、張月蘭さんの給料支給を停止し、経済的な収入を絶った。張さんはこの期間。3万元近くの給料を渡されていない。

 この数年間、老年の張月蘭さんはずっと警官らに脅され、迫害され、精神的に大きな傷を負った。この期間に自身の自由はなく、食事が喉を通らなくなった。体が徐々に痩せ、まるで別人になった張さんを見た人は皆驚いた。張月蘭さんは2008年8月15日、この世を去った。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年9月9日 

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/9/7/185445.html