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河北任丘市:馬開華さんはオリンピック期間中に非人道的な迫害に遭った

(明慧日本)河北任丘市の北曹口の法輪功修煉者・馬開華さん(53歳男性)は、人となりは温厚篤実で、村では有名な良い人である。馬開華さんは専門の装飾技師で、馬さんの請け負った装飾の仕事は、価格は安いが品質は最上で、周囲の誰もが誉めていた。しかし、オリンピックの期間中、共産党政府の警官の残酷な迫害に遭った。 

 2008年8月7日午後、1人の私服警官は、家屋を装飾するといって馬開華さんの家に来た。馬開華さんの家であることを確認した後に、すぐ電話をかけた。そして、任丘出岸の派出所所長の任月鋒は3人の警官を連れて、パトカーで馬開華さんの家に来て強行捜査をした。いかなる法律の手続きも提示せず、家中をひっくり返してめちゃくちにしたのである。最後にMP3を略奪して行った。

 8月8日の夜明け、任丘出岸派出所、出岸支局、青塔派出所、任丘暴動を防止する大隊らが4、5台のパトカーに乗りつけ、約50人が馬開華さんの住居を包囲した。警官は縄梯子で壁を乗り越えて部屋に入り、天井まで上がって、上で眠っている馬開華さんを囲んだ。一群の警官が、馬開華さんに対して暴行を与えた。棒やゴム棒で思い切り打ち、高圧電力のスタンガンで電撃し、馬開華さんは意識不明にまで至ったが、警官はまだ手を止めなかった。馬開華さんを6、7メートルの高さの天井から打ち落とした。地面はセメントと煉瓦で、馬開華さんは即座に気絶した。

 彼はすでに気絶していたが、人間性のない警官は馬開華さんに手錠を掛け、非常に強く締めつけ、手錠が肉の中に食い込んだ。何人かの警官は馬開華さんを持ち上げて車に投げ入れ、運んで行った。警官は馬開華さんがずっと意識不明になっているのを見て、夜中2時頃に馬開華さんを任丘の法医病院に送り届けた。CT検査により、「硬膜下血腫、右側頭骨の骨折、クモ膜下出血」が明らかになった。同時に右耳殻の流血が止まらず、状況がとても深刻なため法医の病院は治療を断念した。

 夜3時半、警官はまだ気絶している馬開華さんを華北油田総医院に引っ張った。総医院の検査結果は、硬膜下血腫、右側頭骨の骨折、クモ膜下出血、重度の脳挫傷、軟組織の損傷、同時に右鎖骨の骨折であった。

 当日午前4時、出岸鎮政府の劉と言う副書記と北曹口村書記とパトカーを運転する二人の警官らは、馬開華さんの家に来て、馬開華さんの妻に「一緒に来てください」と言い、馬さんの妻を任丘市の公安局に連れていった。公安局の1人の王主席と自称する警官は「あなたの家から探し出した物で、すでに馬開華を労働教養に送り込むことができます。馬開華は今、総医院にいるので、行った方がいい」と言った。馬開華さんの妻は「主人はどうなったの?」と聞いたが警官は「大丈夫です。見に行きなさい」と言った。

 馬開華さんの妻は総医院に来たが、病院はまるで敵に向かうような警備態勢で、廊下を10人余りの警官が何度も行き来して監視し、医者は馬開華さんの傷口を処置している所だった。右耳殻の傷は驚いたことに10数針も縫い合わせた。夫の状況を見て、彼女は一瞬目まいがして、頭が真っ白になった。医者は彼女に、「馬開華さんは危篤状態になっている」と知らせ、危篤通知書に署名させた。 

 気絶して18時間近く、馬開華さんはゆっくりと目が覚めて「ここはどこですか? 何で病院にいるのですか?」と言い、やっと、ぼんやりとその前の2日間に起きたことを思い出した。3日間後、馬開華さんはまだ危険状態から抜け出してはいなかった。病院は、馬開華さんの家族に医薬費の支払いを催促したが、家族は負担する能力がない。 

 この悪質な事件は、凶悪な警官が故意に乱行を働いた結果で、本来、費用は派出所が負担するべきである。馬開華さんの妻は公安局の陳情部門で、任丘市の陳情部門に警官の悪らつな行為を告訴した。

 15日間後、馬開華さんの傷の状況はまだ明らかな好転がなかったが、病院は馬開華さんに退院するように催促した。馬開華さんの妻は続けて入院治療させる事と、出岸派出所に弁償させる事を提起したが、人間性のない警察にきっぱりと拒絶された。仕方なく、馬開華さんは8月22日に退院する手続きをした。 

 警官は情報を封鎖するため、入院していた時は毎日2人の警官が監視していた。家に帰った馬開華さんは会話、食事、睡眠のすべてとても困難で、極めて苦痛な状況にある。警官は家族を脅迫し、外にいかなる情報を洩らすことも禁じた。現在、毎日馬開華さんの家では、私服警官が監視し、彼らを尾行している。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年9月18日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/9/15/185930.html