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湖北省琴断口刑務所:周建剛さんは残虐な迫害を受け危篤


文/湖北省の大法弟子

(明慧日本)明慧ネットで以前、湖北琴断口刑務所の警官が法輪功修煉者の周建剛さんを迫害し、ほとんど全身不随になっていた事件について、連続して報道された。現在、周建剛さんはずっと危篤状態に陥っている。最近、刑務所はまた周さんの妻を脅して、周建剛さんが刑務所でよい生活を送っていると書いた証明書にサインさせた。恐らく、海外から大陸に調査にやってくる記者たちを騙すためだろう。警官らはまた周さんの妻に、法輪功修煉者と接触しないように脅した。

 周建剛さん(1959年6月10日生、男性)は湖北省武官市武昌区中山路396−5号に在住。法輪功を修煉してから身体が良くなり、道徳も向上し、すでに崩壊していた家庭が睦まじくなった。1999年7.20に法輪功が中共に迫害されたとき、周さんは人々に法輪功の真相を伝えたが、そのため、前後して何回も不法に捕まえられ、拘禁された。2002年には不法に10年の重刑を言い渡され、湖北省琴断口刑務所に拘禁された。現在、周建剛さんは琴断口刑務所で迫害され、全身不随になって2年半になる。目と口が動く以外、その他の部分はすでに完全に知覚を失い、非常に大変な生活を送っている。

 2006年3月10日、琴断口刑務所で開催された摘発・批判会で、不法に監禁されていた四大隊の法輪功修煉者・馮震さんと周建剛さんは、ただ「法輪大法はすばらしい!」と一言言っただけで、即時刑務所の厳管隊(厳しく管理する隊という意味)に無理やり送られて迫害された。2006年4月25日、すでに手錠と足枷を嵌められていた周建剛さんは、壁に向かって立つように強いられた。刑務所政治課の警官・肖衛華(ニックネーム:肖黒皮)、厳管隊の副指導員・秦林(ニックネーム:秦胖子)などは厳管隊に残されて利用されていた受刑者・李敏、王忠華などに「彼ら(馮震さんと周建剛さん)を殴りたい」と言った。十一隊に残されて指図されていた受刑者らは、「どこを殴ればいいですか? 殴って問題が起きたらどうしますか?」と聞いた。肖衛華は「腎臓以外のところは、どこでも殴ってよい」と答えた。受刑者らはどっとやってきて、周建剛さんを重いもので後ろから猛烈に打って、周建剛さんの第六、七節目の頸椎が粉砕骨折になり、その場で気絶した。刑務所に残されて利用されていた受刑者・王忠華、朱勇と李敏が主となって暴行を加えた。目撃者によると、その日、周さんの頭と顔面は腫れてバケツのようになったという。

 当日の午後3時、周建剛さんはまず武漢市第四医院に送られた。当医院は周さんの様子をみて入院を拒否した。その後、同済医院に送られて、緊急手当てを受けた。診断の結果、2節の脊椎が複雑骨折になっていた。数日間で、治療費を30数万元も費やした。どれほど殴られたかが十分想像できる。また目撃者によると、医院で緊急手当てを受けた時、周建剛さんの背後と太ももには二センチくらいの青紫の傷があったという。意識を失って数日後、周建剛さんはやっと少しずつ意識が戻った。

  責任を逃れ、事実を隠すため、刑務所側は周さんの妻に「周建剛は自分の罪を恐れて自殺した」と書いた資料にサインさせ、押印させた。「もし刑務所の要求どおりにしたら、周建剛を重病のための服役中の一時出所手続きをしてあげる、しないと…」と脅したという。実際は、関連する法律の規定によると「自分で自分の体を傷めた場合は、重病のための服役中の一時出所手続きはできない」。周さんの妻はこれが刑務所の陰謀であることを知らず、ただ夫に早く家に戻ってほしかったために、これにサインした。刑務所はまた周さんの妻に、周さんがめった打ちされて不具になったことを、子供と年老いた父親(母親は周さんが迫害されている間、冤罪が晴れないままこの世を去った)に伝えてはいけないと要求し、またひとりの警官は陰で周さんの妻に離婚をそそのかした。 
  周建剛さんと彼の妻が、「周建剛は自分の罪を恐れて自殺した」と書いた資料にサインしたのち、刑務所はすぐ周建剛さんの食事の基準を下げ、しかも2006年6月1日、周建剛さんを洪山刑務所医院に移した。それきり、家族との面会は禁止された。洪山刑務所医院に監禁されている間、刑務所は残忍非道にも周さんに対する治療を停止した。当時、周建剛さんは毎日ただ少しの流動食を食べ、目と口が動く以外、身体の他の部位はすでに知覚を失い、大小便も失禁していた。夏に必要な看護も受けられず、全身に床擦れができて、大きな床擦れは茶碗と同じ大きさだった。このような状況であっても、刑務所は自分たちの暴行がばれることを恐れて、いまだに周さんを釈放していない。 

  後になって、海外のマスメディアが前後して周建剛さんの迫害された過程を暴露した。湖北省琴断口刑務所は上層部の指図の下で、さらに情報を封鎖し、情報が外に漏れないようにした。2006年11月2日には、またすでにほとんど全身不随になった周建剛さんを琴断口刑務所に戻し、ひそかに刑務所医院の監護室(24時間監視カメラがついている)に単独に監禁した。また、看守はまったく人間性を失い、周さんの両足を縄で結んだ。刑務所の医師と周建剛さんのいかなる情報も外に漏らさないと保証書を書いた数人の受刑者(もっぱら周さんの監視役)以外は、だれも周さんと会うことができない。2007年3月20日に琴断口刑務所は不法に琴断口刑務所に監禁されている法輪功修煉者を全員、ひそかに湖北省沙洋範家刑務所に移したが、周建剛さんだけは刑務所に残された。 

  周建剛さんは現在、依然として危篤状態に陥っている。最近、刑務所はまた周さんの妻を脅して、周建剛さんは現在、刑務所内でよい生活を送っているという偽証明書にサインさせた。 

  周建剛さんの家族と私たち武漢市の法輪功修煉者は、海外の真相調査委員会が法輪功修煉者・周建剛さんの琴断口刑務所で受けた迫害事実を調査するよう呼びかける。また関連部門に交渉して、周建剛さんを危険な窮地から救援できるよう助けてほしい。 

  関連の中国法律規定は下記のとおりである。 

  一、「中華人民共和国刑事訴訟法」第214条第1款の規定によると、周建剛さんは琴断口刑務所でめった打ちされて身体障碍になり、まったく自ら傷つけたのではないので、重病のための服役中の一時出所の条件に符合するため、直ちに無条件で釈放され、無料で治療を受けるべきである。同時に「中華人民共和国賠償法」第3章(刑事賠償)第1節((賠償範囲)第15条の規定によると、琴断口刑務所はまた周建剛さんに経済賠償をしなければならず、無条件で周建剛さんが完治するまで、すべての医療費用と生活費用を負担しなければならない。 

  二、「中華人民共和国刑事法」第234条と第248条によると、迫害に加担した犯罪者らは「故意傷害の罪と受刑者に対する虐待の罪」、「人に重傷を負わせ、傷害を起こした」という規定と「中華人民共和国刑事法」第307条第2款の「司法従業者は当事者を手助けて証拠を壊滅し、証拠を偽造した罪」の規定と「中華人民共和国刑事法」第397条の「司法従業者は職権を濫用する罪と職責を軽んじる罪」の規定により、法律に則って関連する人員の刑事責任を追及すべきである。

 2008年9月19日
 
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/8/23/184610.html