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子供をうまくしつけるのは大法修煉者の責任だ


文/中国大陸の大法弟子

(明慧日本)この間、ある同修と接触するうちに、多くの家庭の子供たちが、真剣に法を学ぶことや煉功することが出来ず、真の大法修煉者になっていないことに気がつきました。ある修煉者の子供は、自らを常人の子供と混同し、親の言葉をなかなか聞いてはくれません。さらには家族全員がみな子供を囲んで、ちやほやした結果、わがままに子供になってしまったのです。

 子供が大法小弟子になれないことを、とても残念に思います。私たちが大法弟子として親の責任を果たせていないことで、子供が精進出来ていないのです。ある両親は、子供の教育に関して、もはやどうしようもないことだと感じています。そして子供の欠点を見れば、常人のように怒るのです。実は、法理をもってこの問題に対処していなかったことに原因があるわけです。法を基準にして考えてみれば、私たち自身がどうすべきかもすぐに分かるはずなのです。

 師父はどのように子供をしつけるべきかについて、何度も法をもって説かれています。私たちの子供たちは普通の子供ではなく、法を得に来ているのです。もし、私たちの管理不行き届きで、常人と変わらなくなってしまえば、私たちの罪はどれほど大きいことでしょう。親たちはみな、自分の子供がよくなることを希望しています。しかし、何が本当に良いことなのでしょう。私たちは常人の理で物事を考えてはならないのです。

 師父の説法を少し振り返ってみましょう。いかにして子供を教育すべきか……この問題の明快な認識がもしかすると得られるかもしれないからです。。

 「スイス法会での講法」:「このような子供は多分法を得に来ているかもしれません。四歳、五歳の幼い修煉者に修煉が良くできている子供が非常に多く、非常に不思議に思われています。また多くの子供は優れた神通を持っています。どの家が未来に法を得るのか、上にいる神にははっきり見えているので、なるほどこの家の人が法を得るのだと見て、按配して転生して来るかもしれません。転生すれば法を得られるからです。」

 「長春補導員法会での講法」:「子供を放任することは親の犯罪です。今日の人類社会はここまで変わってしまいましたが、皆さん一代一代の人々と全く関係ないとは言えません。皆さんに教えますが、子供はしつけなければなりません。アメリカという社会では、法律に縛られて子供をしつけることができなくなり、しつけたら法律に違反したかのようです。ですから、子供をそのまま放任しています。このような子供には礼儀はおろか、最も基本的な人間としてのものさえ知らないのです。将来どのような人を育てるのでしょうか? しかし、皆さんに教えますが、中国では必ず子供をしつけ教育しなければならず、放任してはいけないという伝統があります。叩いても叱ってもいいのですが、修煉者が怒ってはいけないということを言っています。子供をしつけてもよいのですが、あなたが気分のいい時に子供を叩いても、笑いながら子供を叩いても、彼は痛く感じます。その目的は、子供に一つの教訓を与え、悪事を働かないようにするためです。子供を教育するのは間違いではありません。考えてみてください、これは自我に執着しているのではなく、社会のためにも、未来の人類のためにも良いことをしています。しかし、執着しすぎたら、また他の極端に走ることになります。つまり、子供をしつけることは間違いではありませんが、理性的に行うべきです。」

 大法はすべての生命の根本だと、法輪功修煉者はみなよく分かっています。一つの命が大法に同化するのが最も良いことだと我々は知っているのです。では、どうして自分の子供たちを大法の中で精進させないのでしょう? 中国大陸のような厳しい環境の中、一人の常人に法を得させることは難しいことですが、私たちの子供は法を得るために私たちの家に生まれ変わってきたのです。ならば大法弟子が人心と情の執着のために、よく子供をしつけないことは、自らの責任を果たしていないことと変わりないではありませんか? 子供を小さいときから可愛がり、親が小さなことを言い訳にして、厳しくしつけることをしなくなったなら、子供は大きくなっても根気の乏しい,すぐに責任を人に転嫁する人になってしまいます。ある大法弟子は、毎日子供の気持ちに一喜一憂し、まさに子供の顔色をうかがうような状態に陥っています。古人がどのように子女をしつけたのか、ここで少し見てみることにしましょう。 “岳母刺字”と“孟母三迁”という物語を皆さんもお聞きになったことがあると思います。師父も講法の中で、道家が弟子をしつける方法を教えてくださっています。もちろん、これは親に子供を叩かせることを言っているわけではありません。正念で子供の問題に対応するべきで、責任を押しつけることや、怒ることは決してしてはならないはずです。常人社会は、まるで大きな染めものがめのようです。もし子供が法に同化しなければ、法の中でさらに浄化しなければ、絶えず常人社会に汚染されることになるでしょう。師父は私たちがよりよく、より早く修煉することを希望していらっしゃいます。同時に、師父は小弟子たちにも早く大法に同化するよう希望しておられるのです。まだ子供が大法の小弟子になっていない同修は、自らの責任を果たせるよう願っています。衆生を救うと同時に、どうか自分の子供を放棄しないようにしていただきたいのです。

 個人の悟りです。不足があればどうかご指摘を宜しくお願いいたします。

 2008年9月23日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/4/27/177310.html