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山東省諸城市の法輪功修煉者・李玉昆さんは迫害されて死亡(写真)

(明慧日本)山東省諸城市相州鎮前涼台村の農民で法輪功修煉者の李玉昆さんは2008年9月17日(旧暦8月18日)の夜中2時頃、地元の中国共産党の幹部から9年にも及ぶ残虐な迫害を受けてこの世を去った。実は4日後の旧暦8月22日は李さんの60歳の誕生日だった。中共の関係者はいつも夜中に自宅に侵入し、匪賊のように勝手に家を荒らして、家財などを奪ったり、何の理由もなく強制連行したりしていたので、家族は寝る時にはいつも服を着たままで寝るようになっていた。

 9年にも及ぶ迫害の中で、中共の悪辣な幹部たちは脅迫、虐待、騒がせ、勝手に暴力を加えるなどの様々な虐待を使っていた。たとえば、秦潔らは非常に悪質な手口を使い、李玉昆さんを連行し、家族に莫大な保釈金を要求した。数回にわたる略奪で元々生活が精一杯だった李さん一家はすべての家財を失い、日常生活さえままならなかった。李さんの長期にわたる監禁で家族は収入源を失い、さらに80歳の年配の母も脅迫と略奪で精神的に大きなダメージを受けていた。外に出て、車を見たら中共の警察がまた来たと思い、怖くて全身が震えるようになった。結局、2004年に脳出血にかかってしまい、自力で歩けず、治療もできないまま家で苦しんでいる。そればかりか、庭にいる鶏と犬も中共の警察を見ると騒いで走って逃げるようになった。

法輪功修煉者の李玉昆さん

李玉昆さんの腕に残された傷痕は警官に棒で打たれた後に化膿して残ったもの

 オリンピックを前に、2008年8月3日、李玉昆さんは親族の叔父が病気で危篤状態に陥ったという連絡を受けていた。李玉昆さんは2人の兄弟と共に急いで青島にいる叔父の所に向かった。途中、高密駅で身分証明書を要求され、駅の警察のコンピューターに李玉昆さんは法輪功修煉者というメッセージが現れた。それだけで、その場で強制連行され、鄭公の公安出張所まで護送された。同時に警察から家族に5千元払えば李玉昆さんを釈放するとの連絡が入った。家族は慌てて5千元の借金をして、李玉昆さんを出迎えに行ったが、警察はさらに妻と娘を脅迫して、李玉昆さんを外出させないという「保証書」を書かせて8月5日に釈放した。同所の張という就任したばかりの所長は、李玉昆さんに毎日村の共産党書記に1回、出張所に2回電話するように命令した。

 9年間にわたる迫害で非常におとなしく正直な農民である李玉昆さんは心身ともに数え切れないほどの虐待を受けた。

李玉昆さんが中共警察から受けた様々な拷問の一部を復元したもの
李玉昆さんが中共警察から受けた様々な拷問の一部を復元したもの
李玉昆さんが中共警察から受けた様々な拷問の一部を復元したもの

 こうした全く非人道的な迫害を受けた李玉昆さんは残念ながら、60歳の誕生日の4日前にこの世を去った。実は李玉昆さんの家族も2008年の正月から李玉昆さんが殺されるまで1日も安らかな生活を送ったことがない。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は中国語のページを参照)

 2008年9月28日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/9/28/186736.html