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遼寧省大連市:叢佩静さんは収監され、迫害から困窮状態

(明慧日本)遼寧省大連市の法輪功修煉者・叢佩静さんは、2008年10月14日、大連西崗区日新派出所の警官に身柄を拘束された。腰椎の持病が再発し、今は麻痺して動けなくなっている。現在、同時に拘束された法輪功修煉者・沈紅波さん(史紅波)と共に、不法に大連姚家留置場に収監されている。

 大連市金州区の法輪功修煉者・叢佩静さんは、大連市普蘭で店員をしていた。かつて6、7回警官に身柄を拘束され、残酷な迫害を受けて腰椎を骨折、その位置が甚だしくずれてしまった。2001年、迫害から逃れようとして、金州のある派出所のビルから飛び降り、腰椎にひどい重傷を負った。その後何度も迫害に遭い、腰椎は完全に回復することが不可能になった。2006年8月2日、開発区港里派出所に不法に連行され、姚家留置場で断食して抗議したが、管で食物を注入する残酷な灌食をされ、虐待から気息奄々となった。

 今回、大連市西崗区日新派出所の警官による卑劣な追跡と監視により、叢さんは大連から金州まで追跡され、また金州では3日間監視された。2008年10月14日朝7時40分ごろ、部屋を貸している沈紅波さんが自宅から陽光子区大門口に着いた時、3人の私服警官に行く手を阻まれた。沈さんは彼らの身分が分らず、脱け出そうとした。目撃者によると、3人がかりで沈さんを殴り、地面に打ちのめして縛り上げ、身柄を拘束したという。

 警官は鍵を奪って部屋に入ると、法輪功修煉者・叢さんに手錠をかけ、また沈さんの70歳になる母親を拘束した。3人の警官は電話でさらに5人を呼んで屋内を物色し、パソコン、プリンター、デジカメなどを奪い、車の中はそれら押収物で満載されたと近所の人が話すほどだった。

 その後、警官は叢さん、沈さんと病気の母親3人を引きずって車に乗せた。叢さん、沈さんの頭には黒い袋が被せられた。近所の人は警官が不法に叢さんを殴ったり蹴ったりしながら車に乗せ、叢さんが車の中で倒れても、警官はなお蹴り続けたと言った。

 叢さんが車に担ぎ上げられた時の表情はとても苦しそうだった。沈さんの母親は警官に脅され車に乗り、叢さんは手錠をかけられ、車の中でうつぶせになって動けない状態であった。叢さん、沈さんと母親の3人は大連西崗区日新派出所に送られて審問され、午後5時過ぎ母親は釈放されたが、叢さんと沈さんはそのまま姚家留置場に送られ収監された。

 今回の迫害は、沈さんの家庭に経済的損失を与えただけでなく、70歳の母親に精神的な障害と苦痛をもたらした。母親は毎日大連と金州の2カ所を奔走して叢さん、沈さんの救援に手を尽くし、2人が家に帰れるよう願っている。日新派出所は2人を管理下に置かず、西崗法制科に送った。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年10月27日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/10/24/188416.html