日本明慧
■印刷版   

中国で監禁中の母の救援を求め、在日中国人女性が国会前で嘆願活動(写真)

(明慧日本)在日中国人女性の母親2人はこのほど、上海市の街頭で中国当局に集団弾圧されている法輪功修煉者の無実を市民に説明したところ、警察に逮捕・監禁された。そのため、2人の娘である在日中国人女性たちが国会前を訪れ、アジア欧州会議(ASEM)に出席する麻生首相に対し、中国当局に逮捕された母親の釈放を求める嘆願活動を行った。

二人の娘(真ん中)が国会前で嘆願活動を行う

 東京都在住の中国人女性・蒋暁燕さんと施萍さんの証言によると、2人の母親はともに70代の高齢で、10月22日午前、市場で買い物をした際、市民に対し、中国当局に集団弾圧されている法輪功修煉者の無実を説明していたが、彼女たちを尾行していた町内会の人に警察へ通報され、逮捕された。2人は法輪功修煉者であるため、法輪功の修煉を放棄する誓約書にサインすることや、ほかの法輪功学習者の情報を提供することなどを警察に強要されたが、拒否した。現在、2人は留置所に監禁されている。自宅も家宅捜査を受け、私物が押収された。施さんの父は心配のあまり、体調を崩した。

 施さんの母親は1999年から法輪功を習い始めると、まもなく、高血圧と大腿骨頭壊死の持病が治った。そのため、中国当局が法輪功を弾圧し始めてからも、周りに真相を伝え続けていた。

 蒋暁燕さんの母親は、すでに2度目の監禁である。蒋さんによると、母親もやはり1994年に健康のために法輪功を習い始めた。2001年9月、市民に弾圧の真相を伝えたため1カ月以上監禁され、釈放された後も、再三にわたり警察に家宅捜査され、町内会の幹部たちに監視されていた。

 2人の娘である在日中国人女性は麻生首相に対し、アジア欧州会議(ASEM)の席で中国指導者に対し、母親たちを含め中国で監禁されている法輪功修煉者の釈放を求めるよう嘆願した。そして、国際社会に対しても、母親たちが早急に釈放されるよう救援を呼びかけた。

 2008年10月29日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/10/28/188726.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/10/29/101850.html