日本明慧
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もう夫の過ちを問わない


文/中国大陸の大法弟子

(明慧日本)師父は『二〇〇八年ニューヨーク法会での説法』の中で「あなたの向上が第一義のことだからです。あなたの向上がなければ、全てが問題外のことになり、衆生を救い済度することも問題にもなりません。あなたの向上、あなたの圓満成就がなければ、あなたが救った衆生はどこに行けばいいのでしょうか? 誰が彼らを受け入れるのでしょうか?」と説いておられます。この法を読んで、私は内心を深く打たれ、自分は円満の基準に達しているかと考えました。真相を知った衆生と彼らに対応している天体の中の計り知れない衆生は、私がしっかり修煉していないことで救い済度されなくなります。ですから、師父は私達のために焦っておられます! しかし、私はまだ家庭のトラブルの中に陥っており、このままではいけません。衆生のためにも、私は必ずしっかり修煉しなければなりません。

 私は1996年に『転法輪』と師父の説法ビデオをいただきました。師父を見て一目で、私の全身は震えました。しかし、数ページを読んでそのままにしてしまいました。このまま9年が経ちました。本当に当時の悟性の悪さを惜しんでいます。2005年末、夫は胃が痛くなり、私が焦っていたところ、同修は私に脱党を勧めてきました。私は、『転法輪』(ずっと大切に保管しています)を持っていると言いました。それから、すぐに夫と一緒に大法を学ぶようにし、目的はもちろん病気治療と言うことです。それから子供も時間があるときに法を学学び、このようにして、私達一家3人はすべて幸運に大法の修煉に入りました。

 この期間の体験は本当に言葉で表せません。絶えず学法をして、心性も向上しつつありましたが、家庭のトラブルはずっと途切れませんでした。修煉する前は、私の性格は気丈で、万事に完璧主義で他人の欠点をよく咎め、特に家ではいつも夫と子供を見て命令あるいは非難の語気で話していました。そして、ちょっとしただけでトラブルが起こり、本当に「良い日は三日ともたない」ようでした。修煉を始めてから、自分はいつも人の事を見てはいけないと分かっていますが、彼らの精進しない状態を見ていつも咎めてしまっていました。「こんなに良い大法を私達は得たのに、どうして大切にして、しっかりと学法しないのでしょうか?」。しばらくの間、夫はお金を稼ぐことに執着して、旧勢力に隙に乗じられ、彼に仕事を任す人が多くなり、いつも何日間も学法できず、煉功もしない状態でした。私はとても焦って彼を非難しましたが、彼は「私が仕事をするのはどこが間違っているというのか?」と反論しました。私は落ち着いて、内に向かって探すと、私は夫に対する情けがとても重く、当初は彼の病気を治療するために大法に入ったので、いつも彼が取り残されていると恐れ、いつも彼がしっかりと行うことを期待し、彼が悪くなるのを恐れ、胃病が再発しらどうするのかと心配していたことが分かりました。この根本的な執着心を探し当てると、発正念で一掃し、同時に夫が法理から認識できるように助け、彼の執着を探して取り除くようにしました。私達が自分を正すと、夫に仕事を頼む人がだんだんと少なくなり、家で学法をする時間が増えました。

 偶然、夫が静功をするときに手が平らになっておらず、腕が下がっている状態に気が付きました。注意すると直りますが、しばらくするとまた下がってしまいます。こうして数ヶ月の間続き、私は毎日気になってよう煉功できませんでした。夫に正念が強くないと愚痴を言いましたが、夫は、自分もしっかり行いたいがその時はぼんやりしてしまい、集中できなくなると言いました。しばらくの間、私は夫と反対向きに座って見ないようにしました。私は彼に対する執着があり、私は彼に対する情を放下していないのだと思いました。夫も、なぜ自分の腕が下がった時にとちょうど私に見られるのか不思議がっていませんでした。しかし、しばらくの間、心の中でやはり放下することができず、ずっと夫の状態が気になっていました。今はどうだろうか、またちゃんとやっていないのではないか、やはり見てみよう、彼のために早く直してあげないと、と思っていました。8、9分経って、私は目を開いて見ると、彼の両腕は足まで下がり、手は曲がってひざにぶつかりそうになっていたところで、私は「あ」と叫んでしまい、彼をびっくりさせました。夫は「お前は自分のことをするのに、なぜいつも俺のことを見るのか」と言いました。

 私はこの問題の重大性を認識して、真剣に内に向かって探しました。なるほど、私の頭の中に、夫はどんな事をしても、私はずっと安心できず、いつも彼が失敗することを恐れています。これは言わばそれを望んでいるのではないでしょうか? 彼がうまくできない事を見て、いつも不満に思い、彼をとがめて、まったく慈悲の心がなく、また夫を他の人と区別して対応していました。やはり彼を自分の夫を見ており、同修と見ていませんでした。ここまで思い付いて、私は師父が『二〇〇七年ニューヨーク法会での説法』中でおっしゃったことを思い出しました。「しかし、あなたが責任者の問題に必要以上に執着していれば、このことを通じてあなたの問題も曝け出されます。さらにこのことを通じてあなたに自分の問題の所在を気づかせます。」長い間隠れていたこの心をきちんと探し出して一掃すると、夫の動作も正しくなりました。本当にすべては自分の心から生じたものです。

 先日、私は偶然に目を開くと、彼の手がまた少し下がっているのを見ました。しかし、心の中はとても落ち着いて、不満もなく、心でやはり放下しよう、きっと良くなると思いました。そう思った途端に、一筋の熱いものが両足と両腕の間に流れ、足も急に痛くなくなりました。ほかほかでとても心地良く感じました。このとき私の涙がぼろぼろ落ちてきて、師父は慈悲で何でも分かっておられると思いました。

 子供もいつも私の心性の向上を手伝ってくれいます。例えば娘が間違っていた時に、私はいつも先に怒ってしまい、言い出した話もおだやかではないので、娘はとても受け入れられないようでした。時には私が何か言うと、娘は口答えをしてきて、甚だしきに至っては娘は物を投げたり、泣いたりしました。私は内に向かって探しました。私は人を寛容できない心があり、よく怒ります。また、私が言う事は聞かなければならないという闘争心があり、子供に対する情もあります。私はこれらの心をすべて探し出し、子供がまたかんしゃくを起こした時、私は冷静に対応することができ、心性を保って徳を失わないようにすることができました。私の心性が向上してから、子供もおとなしくなり、よく一緒に学法や煉功をしたり、真相材料を作ったりしました。

 私はこの文章を整理した時、突然、自分の性格の中の欠陥は党文化に害毒され、変異したものだと気づきました。女は優しいのが美徳で、夫を手伝って子供を育て、徳で人を感服させるべきです。本当に自分が大法を得て、これらの悪党文化のものを克服し、排斥することができてとてもありがたいです。

 正法が最後になり、私達はさらに師父の言われた三つのことをしっかりと行い、自分をしっかり修煉して円満成就するべきで、そして師父の慈悲なる済度と衆生の期待を裏切らないようにするべきです。

 次元に限られており、同修の慈悲なるご叱正をお待ちしております。

 2008年11月22日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/11/10/189507.html