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瀋陽:警察は趙国良さんの実刑判決を企み、高齢の母親は息子の帰りを待ち望んでいる(写真)

(明慧日本)母親の趙さんは80歳を過ぎた高齢者である。写真の中の母と息子の笑顔はなんと幸せに満ちていることか。息子の趙国良さんはとても親孝行であり、いつも母親の側に寄り添っていたが、今、母親はすでに5カ月近くも息子の顔を見ていない。

趙国良さん親子

 趙国良さんは今年53歳で、瀋陽冷拉鉄鋼工場の工員だった。頭が良く手先が器用な趙さんは、親孝行で有名だ。法輪大法を修煉することによって、心身ともに恵まれ、更に正直で善良な人になった。

 2008年6月16日午後、瀋陽市公安局皇姑支局は亜明警察署と結託し、邪悪な警官・呉波、李威が首謀し、趙国良さんを連行しようとして瀋河区南順城路紅星住宅区に侵入した。 趙国良さんは理不尽な連行に抵抗し、車に乗ることを拒否した。悪辣な警官十数人は蹴ったり、打ったり、髪を引っ張るなどして、1時間以上もかかって、趙国良さんを車の中に押し込んだ。当時、周りで多くの人々がその様子を見ていた。

 さらに悪警官は趙国良さんの鍵を奪って家に侵入し、不法に家財を没収しようとした。その時、趙国良さんの妻は丁度シャワーを浴びていた時だった。誰かがドアをこじ開けているような音が聞こえてきたので、服を着ようとしたが、まだ着てしまわないうちに、悪警官らはドアをこじ開けて侵入してきた。「そこに立って動くな」と凶暴に言うと、家中を憚りなく捜索した。パソコンやコピー機など、多くのものを洗いざらい奪い、VCD、アーク溶接に使う道具までも奪った。妻はあまりの恐ろしさに声も出せなかった。悪警官らは、ショックで心を取り乱している奥さんも一緒に連行した

 当日の夜、亜明警察署で警官は趙国良さんを残酷に殴った。趙国良さんが「法輪大法は良い!」と叫んだので、警官は彼を籠の中に押し込んだ。その籠は厚い発泡スチロールで包まれていて、上部に小さな穴しか開いてなかった。6月の気候はとても暑く、趙国良さんは狭くて風の通らない籠に閉じ込められたままだった。翌日、趙国良さんは汗でびしょ濡れになっており、髪は一束に固まり、手錠は深く肉に食い込んでいた。

 趙国良さんは、不法に連行された後ずっと四台子留置場に拘禁され続けている。7月23日、瀋陽市皇姑区検察院は不法に逮捕状を出し、実刑判決を下そうと企んでいる。

 数カ月来、80歳過ぎの母親・趙さんは、息子さんが早く自由になれるように、 嫁さんや孫と一緒に、留置場や警察署、皇姑支局を歩き回っている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者の情報は、中国語のページを参照)

 2008年11月25日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/10/28/188742.html