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夫が不法に判決された上、妻は洗脳班へ連行される

(明慧日本)元四川省成都市機関管理事務局に所属していた明遠建築設計所の所長、法輪功修煉者の蒋宗林さんは、去年8月2日に自宅にいたところ、金牛地区国保大隊、撫琴派出所の警官に連行された。蒋宗林さんの家族はこの事件に関するいかなる法律関係の書類を受け取ったことはなく、しばらくしてやっと、蒋宗林さんは不法に洗脳班に拘禁されて、その間連続60時間も寝ることを許されない苦しみを強いられたことが分かった。

 今年9月27日と10月10日、武侯裁判所は蒋宗林、鐘芳瓊など10人の法輪功修煉者および家族に対して不法な「審理」を行った。家族が北京から雇った弁護士は、蒋宗林さんのために力強い無罪の弁護をし、今の中国では法輪功を邪教であると決めつける法律はないと指摘した。弁護士はさらに、武侯検察庁が主張していた蒋宗林さんの「行為」には、いかなる法律規範にも違反していないため、本来ならば無罪釈放すべきだと強調した。しかし今年10月10日、武侯裁判所は法律を無視し、基本的な事実を無視して、強行して蒋宗林さんに対して5年の刑罰を下した。

 今年12月8日は、四川省政府の投書・陳情の受付日であり、蒋宗林さんの妻である謝成新さんは四川省政府に冤罪を訴えに行った。結局、地元の撫琴役場の「610弁公室」の謝世農、撫琴派出所の戸籍管理人・呉暦蓉、金琴地域委員会の副主任・葉開興らにパトカーで強制連行され、そして恐喝された。

 12月12日午後、謝成新さんともう1人の法輪功修煉者・蒋隆映さんは、昭覚寺で法輪功の真相を説明していたとき、あるお坊さんに誣告され、青龍派出所の「110」担当警察に連行された。警官は当日の午後、撫琴派出所と撫琴役場に知らせて二人を移送した。しかし、撫琴役場の「610弁公室」の謝世農らは、2人の法輪功修煉者を成都市の「金牛法制教育センター」、すなわち洗脳班まで連行した。家族は、洗脳班の拘禁は深刻な違法行為であると指摘したが、謝世農は「それならお前らは訴えてみろ」と言い、さらに金牛区の「610弁公室」と議論するようなすりつけた。

 法輪功修煉者は不法に洗脳班に拘禁されると、外部との連絡を断ち切られ、いかなる消息もなくなる。所属の管轄区役場の総合管理事務室(綜治弁と省略)と「610弁公室」 、および武装部に派遣される管轄区域内の無職の人、定年退職人員(大体は文化教育の受けたことがない人たち)が洗脳班へ来て、「教育」し、法輪功修煉者を制御する。これらの人は毎日起床したらすぐにテレビをつけて、夜寝るまでずっとそのままつけっぱなし、こうして法輪功修煉者の学習を妨害する。これらの人は法輪功修煉者の真相説明を聞くことを禁止されている。洗脳班はこの制御者たちに対して、法輪功修煉者が真相を説明し始めた途端にテレビのボリュームを上げるか、弁公室まで報告するよう命令した。これらの制御者らは法輪功修煉者に本を暗唱したり、煉功、真相説明することを一切させず、さらに法輪功修煉者に洗脳用ビデオを強制的に見せる。毎晩8時から、保安人員は法輪功修煉者と二人の制御者を同じ部屋に閉じ込め、朝7時半に開ける。部屋の外でも3人の保安人員が監視し、庭には2匹の大きな犬が見張っている。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

2008年12月27日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/12/17/191739.html