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己を修め人を救い済度するー私の半日の修煉ストーリー

(明慧日本)昼食を済ませ、天気が良いので、市場で母に綿入りの上着の生地を買おうと思いつきました。1人の大法弟子として、使命があり、衆生を救い済度することは、自分の生活の隅々にまで溶け込んでいます。出発前、心の中で、車に乗らないで歩いて行き、師父が按排された縁のある人に真相を伝えようと思いました。

路上で1組の母娘と肩を並べて歩くようになり、歩きながら世間話をしていました。彼らは一度も大法弟子の伝えた真相を聞いたことがなく、今日この機縁はとても貴重です。おばさんはとても善良で、大法弟子の人を助ける苦心をよく理解し、その心の奥底から発する落ち着いた小さな声を聞いて、私はすぐに自分の執着心、顕示心理に気づきました。まさに師父のおっしゃるように 、「普段から自分の名誉や利益のために、ちょっとした良いことがあると、それをことさらに言いふらしては、自分がいかにすごいか、強いかを吹聴します」(『轉法輪』)。実際、上にはまた上があるのです。1人の修煉者として必ず心を修めて謙虚であるべきで、傲慢であってはならないと自分を戒めました。

市の中心に来ると、街頭は車の往来が盛んで、店の中の商品はまばゆくてとても目を引きつけられます。私の心の中は衆生を気にかけており、見る気はなく、人の群れの中で話しかけることのできる人だけを探しているのです。ある2人連れと話し合いました。彼らは真相を受け入れることをあまり希望せず、慌ただしく行ってしまいました。私は心の中で別に気にすることはなく、挫折感もありませんでした。世の人々は一日中生計のために奔走し、他人の関心事を考える気はなく、また中国共産党の文化に毒害されて、人は人との間でお互いに警戒し合い、実に苦しいのだと思います。「慈悲心が生まれると、すべての衆生を気の毒に思う・・・」(『轉法輪』)。知らず知らずのうちに涙が流れ出しました。心の中で、彼らがまた他の大法弟子に出会って救われるよう願いました。

しばらく歩いて病院の入り口にたどり着き、三階に上って『九評』を1冊置き、下りる時、足に力が入らないようになり、恐れる心を意識して、師父の話「怯えるのも執着の一つです」『轉法輪』を思い出し、その中から自分の次元との間隔を見ました。心の中で、恐れる心がまだこんなに強くて、どのように大法弟子になる資格があるのかと考えました。

当市の最も賑やかな街頭にやって来ました。女の子が1人でふさぎ込んで太陽の下で座っているのを見かけました。私は彼女を助けようと近づき、「お嬢さん、何か嫌なことでもあったの? おばさんにちょっと話して、何とかしてあげるから」と事情を聞きました。とても打ち解けて話し合うことができ、彼女の中国共産党の関連組織からの脱退を手伝い、そして1枚の真相資料を手渡しました。離れる時に足どりは多少慌ただしくなり、恐れる心がまた湧き出てきました。「世間には大羅漢、神鬼を懼れしむるに十分なり」(『洪吟』「威徳」)。私のしていることは最も真っ直ぐなことだと思っており、引き続き救い済度の対象を探し始めました。

生地を買って車で家に帰り、お金を使うのを惜しんで安いものを求めたため、生地を広げてよく見ると、やはり満足できませんでした。ずっと以前から、お金を使うのを惜しみ、けちけちする私の良くない常人の一面がまだ比較的重く残っていました。「金銭に執着するならば、財を求めて偽って修め、教を壊し、法を壊し、一生を空しく過ごして、仏を修めてはないのです」(『精進要旨』「修める者の忌」)。私は、秘かに金銭に対する執着心を取り除くように決心しました。

家に帰ってとても疲れを感じて、少し休むことができればと思いました。時間を見て夕食まではまだ1時間あまりあり、しかし、なおざりにできないで、師父の経文を捧げ持ち学び始めました。読み始めて間もなく、一筋の良くないエネルギーが胸を襲い、何かが暴れ回っているように感じました。私はこれがその他の空間の良くないものから無理に押し付けられたものだと分かり、結印し、発正念することによりそれを取り除き、そして師父に加持を願って、少しずつ鎮まるようになりました。

これは私1人の大法弟子の半日の修煉ストーリーで、自分を修めながら、また人を救い済度します。「修煉はとても複雑で、人心を取り除くことは最も難しいのです」(『ロサンゼルス市での説法』)。大法弟子は完全に他の人のためであり、私たちの存在は衆生を救い済度するためであり、人を救い済度する中で自分を修め、自分を修める中で人を救い済度するのです。私たちは神の境地に至る道を歩む大法弟子で、心を修めて人を救い済度の中で先史の誓約を果たしているのです。

2008年12月28日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/12/25/192245.html