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恐れる心を取り除く

(明慧日本)2008年6月から真相を伝え資料を配布することを始めて、一度警官に不法に連行されたことがあります。家に帰ると、家族は1日中、「あなたはもう3回も刑務所に入ったので、二度と家族に心配させないで。家の者はみんな行政、国家機関に勤めているので、今ほかに仕事を探すのはどんなに難しいことか。もしあなたのために子供が仕事を失ったら、あなたはどのように子供に言い訳するの。これはあなた1人のことではなくて、全家族を巻き添えにすることになるよ」と言うのです。

  上の子供も傍に来て腰を下ろし、「あなたは家でどのように功を煉っても法を学んでも構わない。線香を立てるなら私が全て買ってあげる。しかし、くれぐれも外で配るのは止めてください。もしあなたに何かがあったら、あなたの孫は中学校に行くことすら問題になりますよ」と長話をしました。

  家族はかんしゃくを起こした者もいれば、穏やかになだめる者もいました。このような情況の中で私も「分かった、今回は本当に脅されて戦々恐々となり、実に苦しい。私は外に出ずに、ただ家でだけ法を学んで功を煉ることにする」と話しました。

  6月10日前後から7月5日までずっと家で経文の字を直しました。7月に学校は夏休みになり、外にいる娘の孫を学校が始まるまで私の所で預かることになっているため、私が真相を伝えに出かける機会は少なくなりました。学校が始まって孫を戻した後、私はこの2、3カ月20人しか脱党させておらず、少なすぎるととても後悔していました。私は失った時間を補わなければならず、精進している同修について街へ真相を伝えようと出かけました。

  街で、人に会ってすぐ真相を伝えるのは私にとって全く初めてのことで、同修が真相を説明している時、私は傍で、ずっとパトロール・カーが行き来していると錯覚し、見つけられることを恐れていました。同修は何人かを脱党させ、DVDやらお守りを与えたりしましたが、私は傍に立って心の中でずっと恐れていました。交差点で同修が1人を脱党させて、お守りを渡している時、私は遠くない所でオートバイに乗っている人が携帯電話で話しているのを見て、驚いて自転車に乗ってさっと逃げました。同修は追いついて、どうして逃げたのかと私に聞き、私は、「あなたがお守りを人に渡している時、あの人は電話をかけていたのよ」と言うと、同修は、「あなたは驚いて顔色がすっかり変わっている。恐れる必要はないですよ、街頭で携帯電話をかける人はいくらでもいるから、それに遠く離れていて、彼は私たちが何を話しているか知っているのですか」と話しました。

  同修と前に向かって歩き続け、間もなく同修は3人の青年に真相を伝え、私はその後ろで1人の掃除係と話しましたが、長い時間をかけてもなかなかうまく脱党するまでいかず、ちょうど同修を追おうとした時、1台のパトロール・カーが私の2メートル離れた所に急に停まったので、私は驚いて自転車の向きを変えてさっと家まで逃げ帰りました。

  翌日、私はまた古い同修と一緒に真相を伝えに出かけましたが、私はやはり恐れており、彼女はそこで話していましたが、私は傍に立ってものも言わず、笑顔もありませんでした。彼女は何人かとうまく話しましたが、人は私を見ると脱退しなくなるのです。同修は、「あなたの場合は良くない、少なくともあなたは慈悲心がなくてはならず、人に笑顔ぐらいは必要です。考えてみて下さい、私たちは神で、身体に光芒があり、邪悪は私たちを見ると恐れるので、正念さえ強ければ、きっとうまく伝えられるのです」と話してくれました。

  同修はまた、自分は師父の肖像の前できっとあなたに責任を持つように願ったと言い、私はその時かならず乗り越えると言いました。彼女は、「あなたは家に帰ってよく正念を発してね。私もあなたの恐れる心を取り除くために発正念をしてあげます、だんだん良くなりますよ」と言いました。古い同修はいつも歩きながらどのように恐れる心を取り除くかを話題にし、多くの人を救い済度するのは、師父が守ってくださるから何も恐いものはないという古い同修の無私の精神に私は感服したのです。

  3〜4日目に恐れる心は少なくなり、話す勇気が出て来て、1週間後には、私はすでに恐れる心を突破することができ、1人でもきちんと話せるようになりました。ある日同修は、「あなたが今日脱退させた人数は一番多くて7人です」と言うのです。私は今毎日出かけるようにしており、脱党を勧めた人数は多い日もあれば少ない日もあります。師父のオーストラリアの学習者に対する説法の中で、人を救うことに師父は如何にあせっておられるかを理解することができました。多い少ないに関わらず、立ち止まることはできないのです。

  以上は恐れる心を取り除いた私の体験です。同修のみんなが恐れる心を取り除き、真相を伝えに出かけるようにしてほしいのです。1日1人でも、1カ月では数十人になるのです。

  次元が限られているので、不足のところがあればご指摘をお願いします。

  2009年1月12日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/1/6/193037.html