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裁判所は家族1人しか傍聴させない(写真)

(明慧日本)2008年12月22日に、遼寧省瀋陽市皇姑区の裁判所のいわゆる開廷審理は、不法に法輪功修煉者・趙湛波さん、陳新野さんに判決を下した。公開の審理といっても、裁判所の人達は常にびくびくして公に行うことを怖がり、一つの小さい部屋を選んで開廷し、さらに部屋が小さくてたくさん収容できないという理由で、家族1人しか傍聴することを許さなかった。

法輪功修煉者・陳新野さん
法輪功修煉者・趙湛波さん

 家族が頼んだ2人の北京からの弁護士と瀋陽の3人の弁護士のほか、法廷審判に参与した関係者は、瀋陽市皇姑区検察院の検察官・杜嵐、瀋陽市皇姑区裁判所の林風雷など3人の司法官、瀋陽市中共市委員会党校の1人の陪審員、数人の司法警察(交替勤務)。 

 当日、趙湛波さん、陳新野さんは7〜8カ月の拘禁を経て、見た目は非常に痩せこけて、顔色が悪かったが、しかし、真善忍に対する信念を持っているため元気でいた。2人は直ちに各項目の有罪の起訴を否定し、法輪大法を修煉して、真善忍に従って良い人になることは間違いではないと主張した。 

 弁護士達は当事者と会見し、保存された公文書をすべて読んだ上で、2人の当事者に対して真剣に調査した後、一致して当事者が法輪功修煉者としていかなる法律の法規も犯していないと主張した。 

 裁判の審理は12月22日午前9時から始まった。6時間余りの法廷審判を経て、司法官の林風雷は圧力を受けて、かつて第一弁護士の江天勇さんの時間を制限し、双方が激論して二度休廷をしたことがある。江天勇弁護士の有力な弁護過程の中で市委員会党校の陪審員は司法官達に、これは私達に授業をしていると話した。 

 江天勇弁護士の法廷弁護は、正義の弁護士の勇気を表した上、さらに法律の理論、法律法規と中国共産党の現行法の角度から、法輪功修煉者のために「憲法は至上であり、法輪功を信奉することは無罪」を主張。そして、中国共産党の法輪功への迫害は憲法を犯しており、検察官のすべての起訴が理不尽であると指摘した。江天勇弁護士は「信仰の自由は普遍的な価値観であり、中華人民共和国の憲法の第36条は明確に信仰の自由を保護すると書いてある。信仰の自由は信仰と信仰の伝播の自由を含むため、法輪功修煉者が真相を説明し、『九評』を伝える行為は憲法に保護される合法的な行為である」と弁護した。 

 江天勇弁護士は中華人民共和国の刑法中に犯罪の四つの構成要素から、法輪功修煉者が犯罪の四つの要素のどれにもあたらないと説明した。法輪功修煉者は真、善、忍の原則に従って良い人になり、いかなる害もなく、いかなる法律の実施をも破壊しておらず、検察官の法輪功修煉者に対する非難告発は成り立たない、無罪釈放すべきだと話した。 

 さらに、瀋陽市皇姑公安支局と三台子派出所は調査処理の中で、趙湛波さん、陳新野さんなどに対して拷問をして自白を強いたこと自体が違法であり、その拷問して取得した証拠は無効であると江天勇弁護士が話した。 

 最後に、弁護士は司法官が憲法の権利を尊重し、思い切って真相と自分の良知に直面して、無罪の公正な判決をするように望んだ。

 開廷審理は午後4時30分に終わり、判決を下さなかった。 

 江天勇弁護士達の有力な弁護は、居合わせた司法官と検察官を責め、司法官の林風雷はもう弁護士の話を聴取しなくなり、テーブルの上に伏せて黙った。居合わせた司法警察と陪審員たちは正義の雰囲気に感動して、当日の開廷審理を終了した。そして、ある司法警察が法廷を出て行った後に、ホールに待っている家族と法輪功修煉者、やってきた正義の人々に対して、「V」サインをして、「今日の法廷審判の勝利はあなたたち法輪功側だ」とユーモアに話した。 

 聞くところによると、24日の当日、たくさんの法輪功修煉者と正義の人々が法廷現場に来て、いっぽう悪党のスパイたちは外で監視していた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年1月14日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/12/28/192437.html