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上海市浦東留置場:法輪功修煉者・顧建敏さんが死亡した経過(写真)

(明慧日本)上海の法輪功修煉者・顧建敏さん(50歳前後、女性)が迫害により亡くなってもう9カ月経つが、経緯を知る者として、私は良心に基づき、浦東留置場のやっていた悪事を暴露させなくてはならないと思った。

顧建敏さん

 2008年3月、顧建敏さんは法輪功の真相を伝えたため、浦東留置場に連行され、当時は非常に健康だった。3月中旬、顧さんは断食をして迫害に抗議したので、警官は暴力を使い、強制的に灌食をしたあと、顧さんを監房の前に放り出し、他の囚人に「誰も手を出してはいけない。彼女を無視しろ」ときつく命令した。

 囚人たちは警官を恐れるので、だいたい命令をきちんと守る。しばらく経っても顧建敏さんがまったく動かないのを見て、我慢できなくなった囚人が顧さんを壁ぎわに座らせた。時間が経てば経つほど顧建敏さんの顔色がだんだん白くなり、胸が痛いと訴えた。警官は顧建敏さんの様子を見て、やっと深刻な状況になっていると知り、慌てて顧さんを外に運んだ。

 顧建敏さんに強制的に灌食させたことにより内臓出血で瀕死状態になっている頃、浦東610弁公室のすでに人間性をなくした警官たちは、ただどうすれば責任を問われないかと考えていた。警官たちは顧建敏さんの身体が悪いと嘘をつき、顧さんの夫に病院に連れ出させようとした。しかし顧さんの意識がまだあると、警官がやっていた蛮行がすべて暴露されるので、わざといろいろな言い訳を作って病院へ運ぶ時間を延ばした。

 顧建敏さんは亡くなる前まで、口から血が溢れていた。それは浦東610弁公室がやっていた悪事をすべて表していた。

 家族は顧さんがこのような暴行を受け、亡くなったことを受け入れられず、真相をはっきりさせようとしたものの、共産党からさまざまな手段で妨害された。弁護士が法輪功の案件を受理するには、当地の司法局の許可がないとできない。中国共産党は「法律の前で人々は平等だ」という嘘をつきながら、法律を踏みにじった。

 一刻も早く顧建敏さんの遺体を焼却し、証拠を残させないため、上海610弁公室は家族に上告させず、真相を暴露させないように脅迫し、口止め料を渡し、早く遺体を火葬するように催促した。一方、顧建敏さんの妹で、法輪功修煉者の顧繼紅さんをべったり監視し、尾行して家に行って嫌がらせをした。

 オリンピック前の7月26日まで、普陀區610弁公室の警官は悪事がばれるのを恐れて、訳もなく法輪功修煉者・顧繼紅さんを不法に連行し、11月19日に3年の刑を科した。顧繼紅さんは数年間ずっと迫害を受けていた。2000年6月に3年の刑を不法に科せられ、2005年にも1年を科せられた。

 2009年1月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/12/30/192540.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/1/17/103975.html