日本明慧
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冷静に自分を修める


文/山東省の大法弟子 丁戊

(明慧日本)数日前、当地の協調に関わる同修が突然警察に連行され、すぐにその同修は不法に家宅捜査され、関係する器具はすべて奪い取られ、現金にして約3万元に及びます。私も協調に関わる者なので、同修との関係はとても綿密です。同修が私に知らせたとき、心の中は一瞬暗い気持ちになりました。しかし、大法弟子の責任なのでつべこべ言わないで、すぐ各同修に正念を発し、迫害に関係する証拠を捜すことを通知しました。

 今日の昼、私は印刷した資料やデータをすべて作成担当の同修に渡し、彼の家に泊まり、お互いこの事件に関して交流しました。切磋する中で、同修は「よくない知らせを聞いた時は法の基準に立って明らかにするべきです。ただちに正念で根絶しましょう」と話しました。このとき妻から「注意して、追跡されている。この件を専門にしている人たちがかかわっている!」というメールが来ました。私は、突然大きな圧力がかかり、一気に恐怖感が押し上げられ、表情がとても自然に保てませんでした。これは自分の心に対するものだと分かりました。思わず怖くなりましたが、同修は「邪悪を気にしなくても、思うだけで解体できます!」と言いました。

 このときちょうどある2人の同修が用事で来たので、私は家に帰ることにしました。帰る途中ずっと法を暗記し、正念を堅守し続けました。しかし、よくない考えが絶えず湧き出て、一つ整理したらもう一つ来ました。家に帰り、座禅して結印をして自分の空間場を整理しました。そして詳しく内へ向かって探しました。同時に正念を発して邪悪な生命を解体しました。邪悪は懸命に私の思考を妨害し、頭に良くない考えを反映しました。

 師父は法の中で、「私の根は宇宙に下ろしているので、あなたを動かせる人がいれば、この私も動かすことになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができ事になります」とおっしゃいました。自分もこのことを堅信し、怖いのは自分ではなく、それは一体何が恐れているのか、なぜ自分はそれが見分けられないのか、と思いました。自分が頑張らないのを見て、このとき私の頭の中に、「迫害を暴露する本を書くことに執着して邪悪に転化した部分は絶対学習者の中で広く伝えてはいけません。転化は何を意味するのか分かりますか? 実は神に見えたのは、労働矯正所を出て迫害を暴露したいと思ったのが耐えられなくなったからであり、外に出たい心こそ真に捨てられない執着です。」(『海外の電話会議における師父の説法』)と師父がおっしゃったことを思い出しました。

 殻を破ったかのようでした。師父がおっしゃったように、「迫害される心こそ真に捨てられない執着です」。私はこの同修とよく連絡を取り合い、一緒にプッロジェクとをやっているので、法理上では分かっていますが、一切の邪悪の迫害は修煉者の人心の魔難です。しかし、人間のこの一面の百年千年かけて形成した「理」はまだ「大根を抜いても土が付いている」ように観念があります。私は以前迫害を受けたことがあり、「重要人物」です。同修は迫害され、邪悪は手掛かりをたどって私を探すかもしれません。「迫害を受けることを恐れる」心は深く根が張っています。自分が迫害されることを恐れているため邪悪な要素を取り除き、この念を抱いて正念を発し、邪悪を取り除く目的が不純でした。恐れているから、邪悪は妨害しにきたのです。

 師父は『最後の執着を取り除こう』の文中で私たちにこうおっしゃいました。「皆さんはすでに相生相克の法理を知っていますが、恐れる心がなくなれば、つまり、あなたに恐れを感じさせる要素も存在しなくなる、ということです。」執着を探し出して取り除き、心の中で師父にこう言いました。この不順な考えは私ではなく、認めません、師父のご加護をお願いします。それを取り除いてください。一瞬、自分はもう動揺しなくなり、この執着は無くなったことに気づきました。良くない考えがなくなったので、気づかないうちに取り除かれたのです。

 ここまで書いて、私は『転法輪』の第六講を思い出しました。「精神病院の医者が電気棒を手にして、ちょっと振って見せただけで、患者は怖くなり、でたらめを一言も言わなくなります。それはどういうわけかと言いますと、その時、感電を恐れている主意識が元気を取り戻したからです。」迫害を恐れるから正念を発する、感電をすることを恐れることで主意識が元気を取り戻したことに何の違いがあるでしょうか。

 自分をはっきりと見分けられ、執着を探し当てられたことを、師父に感謝いたします! 師父は『精進要旨』「警告」の中でこのようにおっしゃいました。「修煉の中で、皆さんは自らの真に着実なる向上によって、内面に巨大にして本質的な変化を生じさせているのではなく、わたしの力に頼り、外在する強大な要素を頼りにしています。これでは永遠にあなたの人間としての本質を佛性に変化させることができません。もしも、みな一人一人が心の内から法を認識することができれば、それこそが威力無辺の法の体現ー強大なる佛法のこの世における再現なのです!」

 同修のみなさん、早く自我を放棄し、大法に同化して、邪悪がおびえる正念を展開しましょう。真の正法時期の大法弟子になり、師父が『正念』でおっしゃったように「損失を減らし、衆生を済度するために、大法弟子の強大な正念を発しましょう! 皆さんの威徳を表しましょう!」

 2009年1月23日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/1/10/193283.html