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重慶市労働教養所は「死体検査済み」として家族にサインを脅迫

(明慧日本)重慶市の年配の法輪功修煉者・江錫清さんは、西山坪労働教養所で迫害されて死亡した。息子は労働教養所側に会社を通して圧力を加えられ、「死体検査済み」と公言した。家族はサインを脅迫され、江さんの死についての真相を隠されたままでいる。家族はその理不尽な要求に協力せず、公正な検査を求め、法律を通じて法曹界に迫害の真相を伝えている。

法輪功修煉者・江錫清さんと妻

 2009年1月28日夜10時10分ごろ、江さんはすでに7時間前に死亡したと告げられた。しかし、子供たちは江さんの「人中」というつぼ、胸、腹、腿部などの部位がまだ温かいことに気づき、非常に吃驚して叫んだ。「まだ死んでいない! 早くパパを助けて! 早く助けて!」家族は江さんに人工呼吸を取り付けようと考えたが、現場の20人あまりの警官に野蛮に葬儀場からそれぞれ引っ張り出された。

 江さん(66)は、元江津区税務署の幹部で、法輪功を修煉し始めた後、仕事を真面目にし、他人を思いやり、人を助け、ずっと元気であった。2008年オリンピックが開催される前に、江さんは突然連行されて西山坪労働教養所に拘禁された。2009年1月27日午後、家族と面会したときにはまだ元気だったのに、翌日、死亡したと告げられた。江さんの妻も秘密裏に8年の判決を下された。

 西山坪労働教養所側は1月28日、家族に対して江さんが「心筋梗塞」で死亡したと告げたが、29日にまた違う事情を説明した。「江さんは午前にグアシャ(民間療法の一つ。銅貨などに水や油をつけて患者の胸や背中をこすり、皮膚を充血させて内部の炎症を軽減する)を受け、胸、背中、足や手の関節、首などすべてグアシャされ、午後ベッドから起きないので、近づいて見ると、顔が白くなり、病院に移送されてから死亡した」という。しかし、グアシャという医療法は、ほとんど夏に行い、しかも足や手などの関節に絶対しないのが常識である。ここは疑問が多く、27日までずっと元気だったのに、なぜ突然倒れたのか? なぜグアシャをしたのか? 誰がそんなに「親切」にグアシャしてくれたのか? なぜすぐ教養所の病院に送らなかったのか? なぜすぐ家族に知らせなかったのか?

 労働教養所の警官は虐待の悪行を隠すため、慌てて江さんの遺体を火葬しようとしているが、家族に阻まれてできなかった。

 その後、西山労働教養所は何度も息子の会社に圧力をかけ、家族にサインを強要し、死体を火葬しようとしたが、家族は同意しなかった。「父は何の罪もないのに判決を受け、しかも突然労働教養所で死亡した。労働教養所側はこのことについてすべての責任を負わなければならない」と鮮明な態度を表明している。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2009年2月26日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/2/11/195250.html