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法輪功修煉者・武兆斌さんが精神異常になるまで迫害された

(明慧日本)河北省滄県の法輪功学習者・武兆斌さんは、石家労働教養所に精神が異常になるまで迫害されたにもかかわらず、オリンピックの直前に不法な家宅捜査を受け、本人も拉致された。現在は所在不明である。家族は公安局、すべての留置場に問い合わせしたが、どこも教えてくれなかった。両親は情報を求めてあちこちを歩きわたり、息子がすでに不法判決を受け、どこかの刑務所に収容されたとの情報を得た。

 武兆斌さん(30代男性)は滄県風化店郷武庄子村の住民である。1999年から法輪功の修煉を始めた。この若者は人に対してよく善を尽くし、人助けが好きで、他の家で人手を必要とするときは、声をかけなくても、自ら進んで必ず手伝っていた。村中が認める良い青年であった。

 江沢民一派は法輪功への弾圧を始めてから情報を操作し、罪を捏造した。その虚言や陥れを暴露するため、武兆斌さんは1999年8月に北京に上京した際、不法に拘束され、1ヶ月も拘禁されていた。2001年9月、陳情するため再び北京に上京した。また不法に拘束され、2ヶ月間拘禁され後、石家庄労働教養所に送られ、一年以上の迫害を受けた。労働教養所では大法を守り、同修を守ったため、電気ショック棒で電撃され、拷問をもって痛めつけられた。拷問に耐え切れなかった武兆斌さんはビルの三階から飛び降りた。命を落とすところだったが、善良な人に助けられ、一命を取り留めることができた。悪辣な警官は、命の危険に面していることをかまわず、長時間にわたって武さんへの拷問を強行していたため、30歳で健康な武さんは精神異常になった。労働教養所は責任を逃れるため、彼を家に戻した。

 家に戻った武兆斌さんは両親に付き添われて、あちこちの病院を渡り歩き、たくさんの薬を服用したのだが、全然効き目がなかった。そして、毎日続けて煉功していたところ、病状が回復へ向かい始め、今はまだ少し精神状態が朦朧としている。

 このような精神状態の人に対しも、共産党は見逃さなかった。2008年6月、オリンピックを前にして、村の責任者・宋桂成らが共産党の上層部に報告した。そのため、武兆斌さんは両親とフリーマーケットにいたところ、滄県公安局の悪辣な警官にその場で拉致された。公安は彼の両親が家にいないのを見計らって、家の鍵をこじ開け、強盗のようにパソコン、印刷機(そのうち一つは武兆斌さんの兄のもの)、法輪功の書籍のすべてを持ち去った。家の中は荷物が散乱していて、目茶苦茶にされていた。 

 武兆斌さんは滄県留置所で不法に収容されている。両親が公安局に拉致した理由について尋ねたが、何ら回答を得ていない。

 武兆斌さんは留置所で江沢民(により法輪功への迫害)を批判すると、悪辣な警官は囚人を使って武さんを殴打させた。武さんの両親は留置所に対して精神鑑定を求めたが、拒否されてしまった。さらに、面会は一切禁止されている。情報によれば、武兆斌さんはすでに不法判決を受け、どこかの労働教養所に送られたという。

 2009年3月28日

(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2009/3/1/196308.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2009/3/16/105621.html