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山東省済南市:張興武さんは不法な裁判に直面

(明慧日本)済南市市中区の法輪功修煉者・張興武さんは、3月31日に不法な裁判に直面することになった。

 米国の法輪功修煉者・張霜頴さんの父親、元大学教授・張興武さんは、2008年7月16日夜11時、済南市市中区の派出所に連行された。当時、20人以上の警官がドアをこじ開けて押し入り、不法に家宅捜索を強行し、多くの家財を没収して、張霜頴さん夫婦を連行した。妻の劉品傑さんはその夜、深刻な脳卒中を発症したため、翌日、1万元をゆすられて後釈放された。劉さんは体が少し回復し歩行できるようになってから、済南市の公安、検察、裁判所などへ行き、ずっと真相を伝えていた。8月6日、劉さんは再び市中区の派出所に連行された。市の610弁公室は、劉さんを容疑者として逮捕する件を提出したが、検察院に「重症患者は逮捕せず」という理由で断られたものの、劉さんを不法に37日間拘禁し、保釈金をゆすってからはじめて釈放した。

 張さんは済南市留置場に不法に拘禁されてすでに8カ月が経った。市の610弁公室は何度も「重い刑を科すぞ」と家族を脅し、そして面会をずっと禁止している。済南市市中区裁判所は3月31日午前9時に張さんを審問する予定である。弁護士は無罪を主張するつもりで、家族も当局に対して、張さんの自由を取り戻すようずっと強く要求している。

 張興武さん(67)は、元山東省済南市教育大学の物理学の教授であり、妻の劉さんは(67)は、済南半導体研究所を定年退職している。2人とも1995年に法輪功を修煉してから、心身ともに健康になり、そして「真・善・忍」に従い、より良い人間を目指して自らを律している。1999年「7.20」以降、2人とも左遷され、給料を下げられ、何度も拘留され、強制的に家宅捜索された。2000年、2人は仕方なく家を出て放浪し始めた。2001年1月1日、「法輪功を宣伝した」という罪名で、張さん夫婦は3年の労働教養を科せられた。教養所では毎日少なくとも17時間の過酷な労働を強要された。法輪功を放棄するという保証書を書かなかったため、張さんは連続12日間睡眠を奪われ、拷問を受けた。劉さんも2回刑期を延長された。2003年末に張さん夫婦は刑期満了で釈放された。しかし、依然として厳しく監視され、尾行され、旅行も、パスポートの発給も許可されない。現在、2人は時々公安局や住民委員会に嫌がらせをされているが、妨害を排除し、引き続き真相を伝えている。

 2008年7月16日夜11時、張さんは再び済南市市中区の派出所に連行され、拘禁されてすでに8カ月が経過した。このたび3月31日に不法な審問に直面する。

  2009年3月29日


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/3/23/197675.html