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山東省任平県:ラジオ局元職員の王美英さんが迫害を受けて死亡

(明慧日本)確実な情報によると、2009年3月23日、山東省任平県ラジオ局の定年退職元職員の王美英さん(法輪功修煉者)が迫害によって死亡したという。

 王美英さんは、振興区公安出張所に不法に逮捕され、任平県留置場に2日間監禁された後、密かに済南市女子労教所(山東省第一女子労教所)に移送された。家族はこのことを知らなかったという。

 王美英さんは、山東省任平県杜郎口鎮紅布趙村の出身である。夫は慈成水さんで、任平県財政局副局長。二人の子供がいる。長男は大学を卒業していて、長女は中学生。

 不法な逮捕と迫害を拒否し、王美英さんは断食をとり、直ちに釈放するように要求したが、労働教養所は彼女を残虐に迫害し、様々な刑具を使って拷問し、苦しめた。例えば、小さな椅子を使った虐め、壁に沿ってまっすぐ立たせて寝かせないなどのほか、喉から食物を胃まで注入し(灌食)、右の肺を傷つけ、完全に機能できなくなった。

 2009年3月20日、王美英さんは39度の高熱を出して、危篤状態に陥った。危険を感じた悪辣な警察は、王さんを済南市の武装警察医院に搬送した。23日午後1時ごろ、任平県国保大隊の馬瑞金から王美英さんの家族へ連絡が入った。悪辣な警官・馬瑞金は乱暴な態度で、「お前の妻は死にかけている、来るかどうかはお前が自分で決めろ」と暴言を吐いた。王さんの夫の慈さんは馬瑞金に対して、「先日まで元気だった人がなぜ急に死にかけているというのか! 何かあったらあなたたちは責任逃れできないですよ!」と言った。家族が慌てて済南市の病院に駆けつけたところ、王さんはまだ意識がはっきりしていて、迫害された経緯と虐待の内容を夫に話した。病院でレントゲン写真を撮った結果、右側の肺は完全に機能せず壊滅していた。

 当日、病院で王さんの世話をしていた医師は、なんと労働教養所の警官だった。警官は家族に、王さんを家に連れて帰れと脅迫したが、家族は「あなたたちが元気だった人をここまで迫害したのです。まず責任をはっきりして、治療をするべきです」と話して帰った。しかし、夫が家に着くとすぐに電話が来た。それは、王美英さんが先ほど息を引き取ったという通知だった。家族が慌てて病院に駆けつけると、王さんはすでに死体安置所に置かれていた。

 現在、任平県公安局と済南市労働教養所は互いに責任を回避し続けている。誰もが責任を取らず、死因も説明しないままである。

 
2009年3月29日
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/3/29/197979.html