■日本明慧 http://jp.minghui.org/2009/04/07/mh084375.html 



人間の情から生じるさまざまな苦悩から抜け出す(写真)

(明慧日本)丁維芬さんの願いはとても普通で単純です。好きな男性と結婚して、マイホームを持ち、衣食が充分であることです。また、子供は利口で、家庭は睦まじく、皆健康であることです。しかし、物事は思い通りにならず、彼女は家族の愛や恨み、恩讐の泥沼の渦中で苦痛に耐えて必死にもがいていました。2度も自殺未遂をした丁維芬さんは、すでに生きる意欲を失っていました。その時、法輪大法に偶然に出会い、修煉する道を歩み始めました。「真・善・忍」の法理によって人生の真の意義を悟り、恩讐から抜け出すことができました。周りに対して慈善の心で対処し、心は雲一つない青空のように晴れ渡っています。

第5式の功法「神通加持法」を煉功する丁維芬さん

 丁維芬さんの夫は格好良く、結婚してからも相変わらず女性にモテていました。そのため、不倫をし、丁維芬さんに書いた反省文は山積みになる程たくさんありました。そこで、丁さんは長男を育てることを心の慰めにしようと思いました。ところが姑は、親が共働きだから子供の面倒が見れない事を理由に、息子を連れて行ったまま返してくれません。息子は尋常でない溺愛を受け、贅沢で不精な不良習慣を身につけてしまいました。それを目の当たりにすると、自分の子を可愛がりたくてもできません。辛くなった丁維芬さんは、夫としょっちゅう喧嘩をしました。夫は自分の母親に逆らう勇気がないため、口論は日常茶飯事になっていて、同じ事務室で仕事をしている義理の弟とその奥さんまで全く理解してくれませんでした。

 情に苦しみ、解決する術もない

 小さいときから両親にかわいがられて育った丁維芬さんでしたが、嫁に来てからは義父だけが自分の立場を理解してくれました。しかし、彼には丁さんを助ける力がありません。その他の人は皆グルになって、彼女を苛めます。夫は恋愛結婚で自分が選んだ相手なので、実家もあまり介入できません。丁維芬さんは孤立無援となり、2度も自殺未遂をしました。助かって療養する期間中だけ、状況が少し緩和しましたが、しばらくするとまた以前と同じように苛められます。このような悪循環が悪夢のように続き、丁さんは生きる楽しみをなくしてしまいました。育てている次男がいなければ、丁維芬さんはどうして何のために生きているかが分からなくなっていました。

 2000年前後、気功がブームとなり、丁維芬さんも同僚と同じように大金を払って学び初めました。ところが、各種の気功は、全ての動作が非常に複雑で、しばらくしてつまらないと感じ、止めてしまいました。ある日の昼頃、彼女が植物園をぶらぶらと散歩していた時、法輪功を修める修煉者を見かけました。流れる音楽と穏やかな雰囲気に惹きつけられ、非常に心地良く感じました。そばでずっと見ていたら、この功法の動作はとても簡単で学びやすいことに気付き、学びたいと思いました。現場の学習者の紹介で、法を得て、修煉し始め、今日に至ります。

 心境が変わり、すべてが改善した

 学法によって、丁維芬さんは自分は情の深淵の中でもがいており、放下すべき執着心を放下できないから、苦しんでいるだけだという事が分かりました。「すべてのことには因果関係があります。人間はどうして人間でありうるのでしょうか?それは人間には情があり、人間は情のために生きているからです。肉親同士の情、男女の情、親の情、感情、友情など、何をするにしても情が重んじられ、情を切り離しては何ごともできません。」「情から抜け出すことができれば、誰もあなたを動揺させることができず、常人の心があなたを動かすことは不可能となります。それに取って代わるものは慈悲の心であり、より高尚なものです。」(『転法輪』)ここを読む度に新しい理解があります。絶えず「真・善・忍」の法理で自分を律し、放下していないものは何かを内に向かって探します。口論をしようとする時は、師父が言われたことを思い出します。「平素から慈悲の心と、穏やかな心理状態を保たなければなりません。そうすれば、何か問題が突然現われた時に、それに正しく対処することができます。」(『転法輪』)

 丁維芬さんは、夫の家族の自分に対する態度などをすでに気にしなくなりました。自分が修煉者としてやるべきことをきちんとやったかどうかを内に向かって探すだけです。夫とも口論しなくなって、毎日皆の世話をして、出勤して、学法と煉功をします。結婚した義理の妹が妊娠している期間中も、毎日彼女にお弁当を用意しました。そして、夫の実家に帰る時も必ずお土産を持って行きます。しばらくしてから皆との関係は著しく改善されました。姑との関係が良くなり、義理の妹との関係も非常に親しくなり、打ち解けるようになりました。夫も大きく変化し、もう外での男女関係はなくなりました。家庭の雰囲気は和気藹々としています。丁維芬さんの同僚は「丁さん、あなたは法輪功を修煉してから、性格がかなり変わりましたね」と言いました。

 それだけではありません。丁維芬さんはかつて精神的に大きなショックを受けたため、体が急速に老化してきていました。医者は彼女の骨密度は84歳のおばあさんと同じだと言い、その他の危険な病巣も次々と出てきていました。そのため、経過を診て診察しなければならない病人だとされていましたが、現在は体の方も驚くほど改善されています。心身とも迅速に若者の方向へと変化しており、息子は丁さんのことを「健康な赤ちゃん」と呼んでいます。

 大法の中で正しい方向性を発見した 

 2005年、55歳でちょうど働き盛りの丁維芬さんの夫は心筋梗塞により、中国大陸での仕事を辞めました。仕事を失った夫は、生活の重心と闘志を急に失って、鬱病を患ってしまいました。また同時に妻(丁維芬さん)に軽蔑されるのではないかと思い、妻を学法や煉功などの活動に参加させませんでした。その期間中も、丁維芬さんは愚痴を言わず、相変わらず夫の面倒を看ていました。また適時に法輪功の活動にも参加していました。すると、1年も経たないうちに、夫の鬱病は治って、性格も明るくなりました。その上、夫は家の掃除などの家事も全部引き受けるようになりました。時には妻に法輪功を教えてもらっています。

 丁維芬さんは「修煉する前には他人を先に考えることを知らず、自分のために図らない人は天地の罰が当たるという誤った観念を抱いていました。すべての事の是非をいつも争いたくて、せっかちな性格も自覚していませんでした。法を得てから常に、自分は修煉者だと言い聞かせています。毎日が充実しており、心身ともますます健康になって、のびのびしています」と言いました。

 歩んできた道を振り返ってみると、丁維芬さんは、殺生及び自殺をしてはいけない、したら罪になるという法理を最も深刻に感じました。思い出す度に思わず冷や汗をかくそうです。自分が前に自殺未遂をしたことを思い出すと、本当に死んでしまったら、どれだけ大きな罪を犯したことになるのでしょうか。丁維芬さんは、自分が失意のどん底にいる時に、修煉する道に入って、助かったことは極めて幸せなことだと言います。数年間の修煉を通じて、ますます生命の価値と真の意義を深く感じるようになり、大法の中で修煉できることは本当にとても幸運なことだと感じているようです。

 2009年4月7日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/4/3/198318.html

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