大法弟子が互いに協力し合ったときの力
文/河北省の大法弟子
(明慧日本)去年の11月末、同修甲さんから電話が来て、乙さんを助けに行くと言いました。私は直ちに何かが起きたことを察知しました。乙さんの家に着くと、乙さんが突然脳血栓の症状が出で、下半身は感覚がなく、二人の同修がその場にいました。乙さんは法を読んでいましたが、口が曲がってどもっているので、何を言っているのかはっきり分かりませんでした。
乙さんは「本来、邪悪を取り除くことができたはずなのに、神の念を動かさずに、常人の念を動かしてしまいました」と言いました。師父が説法でおっしゃった通りです。「物事の良し悪しは人間の一念によるものであり、その一念の違いによって異なる結果がもたらされることがある」(『転法輪』)。
もともと、乙さんにこのような病状が現れたとき、直ちに正念で取り除くと良くなったのですが、今回、乙さんの夫が出勤しようとしたとき、乙さんは突然常人の念が生じ、病状が悪化したらどうしようと恐れ、夫を会社に行かせないようにしました。夫はあれこれ言っていたので、乙さんは怒ってしまい、結局病状が前より重くなってしまったのです。夫は病院に行くよう言いましたが、乙さんは行こうとしません。
夜になると、私たち数人の同修は乙さんの家の近くで発正念をして助けました。けれども、乙さんの夫はまだ罵っていました。私たちが乙さんの家に入ると、乙さんの夫は非常に怒って、私たちが入ることを許さず、私たちを追い払ったのです。このようではいけないので、乙さんのために発正念するしかありません。乙さんの夫が家にいない時に行って、私は乙さんに「私の家に行きましょう!」と言いました。乙さんは同意して、「自転車を先に出して」と言いました。そして、他の同修を探してきて、乙さんを一緒に背負って自転車に乗せ、同修・丙さんの家に行きました。丙さんはちょうど二部屋暖かくしていたので、本当に師父が按排してくださったのだと感じました。そして、乙さんをここに住ませました。その時、本当に邪悪のアジトから脱出したように感じました。
同修の協力によって、昼間は交代で看護し、ある年配の同修は泊まって一晩中看護しました。協調人はほとんど毎日来て法理の基づいて切磋し、法を暗記し、法理に従って向上するよう乙さんに勧め、全体で発正念するように言いました。師父のご加護の下で、乙さんは毎日回復していきました。
数日後、乙さんの夫が丙さんの家に来て、同修になぜ丙さんを泊まらせたのかと問い詰め、罵る言葉をたくさん言って、乙さんに帰るよう言いました。しかし、乙さんは帰りませんでした。このとき、私たちは法に従って正しくし、自分たちの不足を探すと、乙さんはとても重い情があることに気づきました。情を放棄しないため、邪悪に弱みにつけられていたのです。この執着心を探し当てた後、邪悪を取り除くことに決めました。それから、乙さんの夫は説得役として二人を連れて来ました。乙さんは「家に帰らないのではなく、この数十年、あなたたちは誰よりも知っているように、夫は殴りたければ殴り、天秤棒で私を殴り、今でも足に大きな傷跡があります。毎日仕事をしてとても疲れて、足が折れたこともあり、まだ完全に治っていません。そして、夫は私と一緒にベッドで寝ると言い、私は拒否しましたが、彼に強いられ、結局このようになったのです」と言いました。夫と一緒に来た二人はこのことを知ると何も言えずにいました。乙さんの子供はこれを聞いて、直ちにお母さんの側に立ちました。そして、乙さんの夫の背後にいる邪悪な要素がすべて解体しました。このようにして、乙さんは家庭の関門を突破しました。それから、乙さんはいつでも丙さんの家で学法することができるようになりました。
乙さんの向上はとても速く、学法以外にも、みんなと一緒に真相を伝えました。最初は皆に支えながら行っていましたが、一日、二日経つと乙さんは自分で真相を伝えるようになりました。師父のご加護と同修の協力のもとで、一銭も使わないで、短時間で病気が治りました。乙さんの夫も大法の奇跡に何も言えませんでした。秋になると、乙さんは同修の家でトウモロコシの皮をむくのを手伝っていたのです! これは想像もつかないことです。
この事件を通じて、同修たちはより精進し、「絶えず執着心を取り除くことこそ人間の修煉の過程のすべてです」(『転法輪』)と教えられているように、真に修煉し、内へ向かって探して初めて、よりよく衆生を救い済度する重大な責任を全うすることができるのです。
2009年4月8日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/4/2/198258.html)
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