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殺生問題に厳しく対処し、修煉に厳しく対処する

 (明慧日本)修煉とは厳しいものです。古い修煉者として、今日、殺生問題の厳しさをやっと深く悟り、深く恥じました。師父は私達に教えて下さいました。「修煉者は決して殺生してはいけないのです」(『転法輪』)正法修煉者である以上、絶対に殺生してはならないのです。しかし、私はずっと殺生問題の厳しさを重視していませんでした。

 私の仕事場にはゴキブリが異常に多く発生します。2007年のある日、ゴキブリが多くて、足を上げれば踏みつぶし、タンスを開ければそこにいて、どうしても手出しができずとてもイライラしていました。今思うと何の理由もないのではありませんか。清掃員が私に「ゴキブリを殺すには、焼くか熱湯であぶる必要がある。さもなければ卵が繁殖してしまう」と説明しました。たたき殺すのはとても残酷だと思い、熱湯をかけて殺しました。心中は決して穏やかではありません。修煉者は殺生してはならないことを知っているからです。しかし、修煉者の基準で自分の行為を量ることをしませんでした。そして、2008年の正月が過ぎ、手の甲に水ぶくれができ始めました。それは肩、足、身体へと広がりました。特に手と肩はとてもひどいものでした。何が原因なのかは分からず、自分が怠けて精進していないからだと思い込んでいました。約3、4か月続き、同修達に発正念を手伝ってもらい、一緒に学法と交流をしたのでこの病状は治まりました。

 9月は、カニが市場に出回る季節で、修煉していない夫はカニが好きです。ある金曜日の午後、夫から電話でカニを買うように頼まれました。私は「明日買ったら?」と言いましたが、週末は忙しいので、夫はどうしても私に買って来て欲しいと頼みました。その時は、カニは買うけれど、料理は彼がすればいいと思っていました。私は料理もせず、食べないのだけれど、買ってしまいました。その後、すぐ水ぶくれができてしまったにもかかわらず、悟れませんでした。法会の交流文を書いていたので邪悪が妨害したと思い込んでいました。

 10月1日、家族全員が休みだったので、夜、家で一緒に食事をする約束をしました。午前中市場に行き、死んでいるハツ(イカの一種)を買おうと思いましたが、普段は毎日置いてあるのに、今日に限って置いてありませんでした。一回りして、何を買おうか迷い、死んでいるカニが売ってあるのを見つけ、買いたくなりました。「カニは新鮮ですか?」と尋ねると、お店の人は「新鮮だよ! 足はまだ動いてる」と応えました。カニが死んでいないと分かっていながら、一袋買い、夫に料理させればいいと思っていました。食事の時「カニは新鮮だった?」と尋ねると、夫は「新鮮だよ。茹でた時はまだ足が動いていた」と言いました。数日後、私の手、肩、身体に多くの水ぶくれができました。しかし、まだ殺生問題を悟ることができませんでした。

 10月8日、『明慧週刊』と『正見週刊』三冊を読みました。全てに殺生問題についての交流があり、やっと分かりました。ようやく内へ向かって探し、たくさんの問題があることが分かりました。師父の慈悲を無駄にし、常人の生活に執着して、常人の観念がとても多く重くなっていました。安逸を求め、惰性に流され、常に修煉者の正念を保てないなどの執着に気づきました。問題が山程あり、執着が山程あることに気づきました。

 師父が殺生問題についてこのように説法しました。「わたしは煉功者に法を説いているのです。常人にどう暮らせばよいのかをいい加減に教えているわけではありません」(『転法輪』)師父の説法に従って自分を見た時、私はまだ煉功者なのでしょうか? 私は真の修煉者ですか? と自分に問いかけました。師父は『米国西部国際法会での講法』の中で、弟子のアルコールを含む食べ物や飲料の問題についても答えて下さいました。「もし本当に何のために修煉しているのかを認識することができれば、これらのことが全部分かるようになります」、「修煉者として、精進していれば非常に厳粛に修煉に対処するのです。もし本当に自分に対して厳しく要求することができれば、皆さんはこの面においてより良く行うことができます。このことが大したことではないと思えば、自分を緩めてしまいます。こういう差異があるはずです」

 小さな悪事もやっても良いはずはなく、小さな良いこともやらないで良いはずはありません。修煉者の修煉過程には、一歩ごとに向上するか落ちるかの問題がかかっています。修煉は最後になればなるほど厳粛になります。皆さん、私のこの問題を教訓とし、殺生問題に厳粛に対処し、修煉に取り組んで下さい。

 個人的な悟りですので、間違ったところがあれば慈悲なるご指摘をお願いします。

 2009年4月9日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/4/3/198299.html